昨日(2017年5月28日)は日本ダービーということで競馬界は大いに盛り上がっていましたが、相撲界は大相撲五月場所(国技館)の千秋楽が行われており、15戦全勝で横綱白鵬(はくほう:宮城野部屋)が38回目の優勝を飾りました。
まだ負傷の癒えない日本人横綱稀勢の里(きせのさと:田子ノ浦部屋)は残念ながらまだ怪我が完全に治っていないこともあり途中休場となりましたが、この場所で話題となっていた同部屋の関脇髙安(たかやす:高安の旧字体)は11勝4敗で今場所を終え、直近三場所で34勝となり昇格基準となる33勝をクリアしたことや横綱日馬富士にも勝利したことにより大関への昇進が確実となりました。
現在27歳の髙安関ですが、中学卒業と同時に角界に入門し初土俵から73場所目での大関昇進となりますが、史上9番目のスロー出世だそうです。
髙安関のプロフィール
本名:髙安 晃(たかやす あきら)
出身地:茨城県土浦市 生年月日:1990(平成2)年2月28日生まれ
身長:186cm 体重:177kg
所属:田子ノ浦部屋 初土俵:2005年3月場所
(画像引用:髙安関本人の公式Twitterより)
髙安関とはどんな人物なのか?
日本とフィリピンとのハーフ
ご存知の方も多いと思いますが、髙安関はお母さんがフィリピン出身の方であり、日本とフィリピンとのハーフとなります。そのおかげで端正な顔立ちをしているんでしょうが、痩せたらかなりイケメンなのは間違いないでしょうね、うらやましい限りです。
ちなみに御嶽海(みたけうみ※1)や舛ノ山(ますのやま※2)なんかも同じく日本とフィリピンのハーフとなりますが、御嶽海は今場所小結の地位で見事勝ち越し殊勲賞を受賞しています。
また、同じく日比ハーフである元AKBの秋元才加とは幼馴染で子供頃によく遊んでいたことが有名ですが、前にサッカーの話題で触れたように本当にハーフの人が増えましたね。
色んな人種の人が増えて色んな考えが生まれることは僕はいいことだと思います。
※1・・・現在小結で二場所連続勝ち越し
※2・・・最高位前頭四枚目。現在は心臓の疾患の影響などもあり、序二段。
稀勢の里の弟弟子
髙安関と言えば本人よりも、やはり同じ田子ノ浦部屋の稀勢の里関の弟分として有名ですよね。長い下積みはありましたが6歳年上の稀勢の里に鍛えられたことにより地道に力をつけ、強くなったことは間違いないでしょう。
これで田子ノ浦部屋は同時期に横綱と大関を抱えることになりましたが、かつての九重部屋のように千代の富士と北勝海(ほくとうみ)を感じさせますね。
稀勢の里も昇進に時間はかかりましたが、果たしてこの二人のように横綱になれるか期待したいですね。
面白エピソード
野球好き
髙安と言えば色んなところで報道されているように中学校まで野球をやっていた(相撲は未経験)ことで有名ですね。ちなみにポジションはセンターだったようですが、ポジションなども考えるともしかしたら抜群の運動神経をしているのかもしれませんね。
あと野球やってる時のあだなはかつて巨人にいたマルティネスに風貌が似ていたそうでマルちゃんだったそうです。
五度の逃亡
今日お昼にテレビを見ていると彼の中学校時代の校長先生がコメントをしていましたが、すくなくとも五回(※)は部屋から逃げ出しているそうです(笑)。
結局お父さんなんかの土下座を見て逃げ出さなくなったそうですが、大相撲の世界ではこういったエピソードはよく聞きますよね。それぐらい厳しい世界だということなのでしょう。
ただ、部屋の自転車で中学校に逃亡とか、送迎中の車が止まった瞬間に逃亡とか具体的に話を聞くとおもしろくもありかわいいもんですね。
※どこかのサイトでは七回て書いてありましたが、校長先生が把握しているのが五回だそうです。実際はもっと多いのかもしれませんね。
進むクマ化
髙安関と言えば、前々から僕のイメージとしては
毛深い(笑)
失礼かもしれませんが背中までモジャモジャですよね。一発で分かる見た目なので相撲中継見てても見分けやすくて助かります。
そのせいかは分かりませんが一部ではクマ化が進んでいると愛着を込めて言われていますね。(画像引用:「大相撲協会」公式Twitterより)
以上髙安関に関して僕の知っていることや改めてネットで調べてみましたが、彼のインタビューなんかを聞いていると非常に丁寧な受け答えをする好青年です。
昔のお相撲さんのイメージと言えば朴訥としていてあまりしゃべりのうまくない方が多かったのですが、中々中身のあるいいコメントする関取ですので一度彼に注目してみることをオススメします。
今一番旬のお相撲さんです。