オークス2018予想展望 血統と参考レースから考察

三冠宣言の飛び出したアーモンドアイの相手探し?

オークス

先週行われたヴィクトリアマイル(GⅠ)は久々の会心予想となりましたが、今週行われのは牝馬クラシック二冠目の第79回優駿牝馬(オークス:GⅠ、東京競馬場、芝2400m、2018年5月20日)となります。

一冠目の桜花賞(GⅠ)はアーモンドアイ(父ロードカナロア)が直線だけ全馬を交わし、しかもムチも使わないというとんでもないパフォーマンスでしたね。

鞍上のルメール騎手からは、はっきりと三冠という言葉も出るほどの内容でしたが、果たして宣言通り決まってしまうのか、そうは簡単にいかないのが競馬なのか登録段階での考察と予想を行ってみたいと思います。

なお枠順決定後の詳細な予想や各馬寸評などは特化サイトのウマナミのほうで行いたいと思います。(画像引用:JRA公式サイト「優駿牝馬(オークス)」より)

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参考レース

チューリップ賞(GⅡ)

2018年3月3日 阪神競馬場 芝1600m 良馬場

1着 ラッキーライラック(先行) 1分33秒4
2着 マウレア(先行)
3着 リリーノーブル(先行)
7着 スカーレットカラー(追い込み)
9着 ウインラナキア(差し)
10着 サヤカチャン(逃げ)

47秒5-45秒9 ややスローペース

このレースのポイントは勝ったラッキーライラックとマウレア、リリーノーブルが最終コーナー時点で同じような位置にいたものの、最終的には2馬身の差がついていた点ですね。

ペースがとてつもないスローペースやハイペースでもなかっただけに、勝負所で置いて行かれたという点で力の違いは一目瞭然でしょう。

スカーレットカラー、ウインラナキアは上位馬より後ろにいたにもかかわらず上りタイムでも負けており(ラッキーライラック、マウレアの33秒3に対し、それぞれ33秒4と34秒6)、役不足でしたね。

フラワーカップ(GⅢ)

2018年3月17日 中山競馬場 芝1800m 良馬場

1着 カンタービレ(好位差し) 1分49秒2
2着 トーセンブレス(差し)
4着 ウスベニノキミ(追い込み)

49秒2-47秒7 ややスローぺース

馬場状態があまり良くなかったようで、最速ラップも11秒5と切れ味を武器にしている馬には厳しいレースだったようです。

最速の上りは9番手から鋭く伸びてきたトーセンブレスの34秒6(逆算すると1200mの通過は1分14秒6)。

好位から抜け出しで勝利したカンタービレは35秒1(同1分14秒1)の上りでしたが、直線一頭だけ鋭く伸びてきたトーセンブレスを抜かせず、最後までしっかりと粘り切ったのは好印象でした。

桜花賞(GⅠ)

2018年4月8日 阪神競馬場 芝1600m 良馬場

1着 アーモンドアイ(追い込み) 1分33秒2
2着 ラッキーライラック(先行)
3着 リリーノーブル(先行)
4着 トーセンブレス(追い込み)
5着 マウレア(差し)
7着 レッドサクヤ(先行)
8着 スカーレットカラー(追い込み)

46秒6-46秒5 ミドルペース

勝ったアーモンドアイの上りタイムが33秒2ということで逆算すると1000mの通過が59秒9となり、馬場状態を考えるといいペースでレースを進めたことになりますね。

2番目に上りの早かったトーセンブレスが34秒2(同59秒1)ということ考えると決め手に関しては頭一つどころか二つぐらい抜けていると言えるでしょう。

一方、一番人気だったラッキーライラックは34秒5(58秒9)ということですが、他馬を意識せず横綱相撲をした結果なので、乗り方次第で上積みはありそうですね。

マウレアに関しては外を回ったということで度外視、レッドサクヤとスカーレットカラーはラッキーライラックとリリーノーブルなどの位置関係などから対比すると力負けとも言えます。

決め手に関しては前走フラワーカップでも鋭い末脚を見せていたトーセンブレスは、アーモンドアイの前に霞んでしまいましたが、ここでもいい足をつかっているので、直線の長いオークスで浮上してくるという見方もできますね。

忘れな草賞(OP)

2018年4月8日 阪神競馬場 芝2000m 良馬場

1着 オールフォーラブ(差し) 2分00秒5
3着 ゴージャスランチ(追い込み)
5着 ウインラナキア(追い込み)
8着 ランドネ(先行)
11着 トウホウアルテミス(先行)

47秒2-49秒9 ミドルペース

後半のレースラップの落ち方を見ると思っていたよりも早めの流れだのかもしれません。

ただ桜花賞の前に行われたレースだったことを考えると勝ったオールフォーラブの上りタイム36秒4、追い込んだゴージャスランチの35秒1というのは、距離が400m長いとは言え、ちょっと不満ですね。

フローラステークス(GⅡ)

2018年4月22日 東京競馬場 芝2000m 良馬場

1着 サトノワルキューレ(追い込み) 1分59秒5
2着 パイオニアバイオ(先行)
6着 ウスベニノキミ(差し)
14着 オハナ(先行)

49秒0-46秒4 スローペース

スタートのよくなかったサトノワルキューレですが、スローペースで進んだレースを直線だけで差し切っており素質を感じさせました。

ただ他のレースを見ていてもちょっと気になったのは、ゴーサインをだしてからエンジンがかかるまでに若干時間がかかりそうな点とスタートの悪さですね。

確実に東京コース向きですが、GⅠという大きな舞台なだけに、せめて五分でスタートは切りたいところですね。

レースは1分26秒1で行って33秒4で上がっていますが、ほかの馬は完全に決め手不足ですね。

矢車賞(500万下)

2018年4月28日 京都競馬場 芝2200m 良馬場

1着 トウホウアルテミス(先行) 2分15秒0
4着 シスターフラッグ(先行)
6着 ウインラナキア(追い込み)

49秒9-46秒3 スローペース

馬場状態はあまりよくなかったもののかなりのスローペースを二番手から抜け出して勝っています。上りだけのレースですね。

ウインラナキアに関しては明らかな決め手不足でしょうし、シスターフラッグは勝った馬より後ろから行って上りが遅く力負けですね。

スイートピーステークス(OP)

2018年4月29日 東京競馬場 芝1800m 良馬場

1着 ランドネ(先行) 1分47秒7
3着 ゴージャスランチ(差し)
6着 サヤカチャン(逃げ)

48秒9-46秒4 スローペース

1200mまではペースが上がらず直線だけの競馬になっています。

最速上りは2着馬のミュージアムヒルの33秒4ですが、それで入線タイムが1分47秒9というのは相当ペースが遅かったといえます。

ゴージャスランチはペースが遅かったこともあり五番手で追走できているものの、上りタイムは33秒5での三着では特別注目できるわけではないですね。

勝ったランドネの1200mの通過は1分13秒9で上がり33秒8ということですが、一週間前のフローラステークスのサトノワルキューレに近く、そう考えると決め手ではサトノワルキューレに大分劣ることになります。

追記中

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血統別寸評

ディープインパクト(サンデーサイレンス系)

  • オールフォーラブ(母の父:キングカメハメハ)
  • オハナ(母の父:キングカメハメハ)
  • カンタービレ(母の父:Galileo)
  • サトノワルキューレ(母の父:Roi Normal)
  • トーセンブレス(母の父:ファルブラヴ)
  • マウレア(母の父:Storm Cat)
  • レッドサクヤ(母の父:デインヒル)

なんとディープインパクト産駒が七頭も登録していますが、有力馬にカウントされていない時のディープインパクトほどあてにならないものはありません。

ざっくりと血統を見たところ、僕の感覚では父ディープインパクトの場合は母系の近いところにノーザンダンサーが欲しい感じがしますし、母の父キングカメハメハは何となく信用できない印象があります。

あくまで母系だけ見た印象だと面白そうなのは母の父がヨーロッパのトップ種牡馬であるガリレオのカンタービレですね。スローの瞬発力勝負になるとつらそうですが、ある程度のペースで流れると一番踏ん張りはききそうです。

あと人気しそうなサトノワルキューレはマイナーとは言えないまでも日本であまり活躍実績のない馬がならんで軸がないので、少し信頼はしにくい感じがします。

桜花賞馬アユサンの全妹マウレアはやっぱりバランスがいい配合ではありますね。母の母の父がアファームドではなくアリダーやミスタープロスペクターあたりだったらもっと面白い感じは受けたんですがね。

ハーツクライ(サンデーサイレンス系)

  • トーホウアルテミス(母の父:Unbridled’s Song)

どのレースでもしっかりと産駒を送り込んでくるハーツクライですが、今回は菊花賞馬トーホウジャッカルの妹トーホウアルテミスが登録されています。

今のところレース内容にこれっといった見どころはないので、成長力のあるハーツクライと言ってもまだ買いにくいところですね。

血統構成がスワーヴリチャードと似ているだけでなく、母の母の父もNureyevでバランスは相当いいですね。

ただ、今回は人気馬が強いだけにもうちょっと軽さが欲しいところです。

ルーラーシップ(Kingmambo系)

今回はエイシンフラッシュ産駒のウスベニノキミも登録されているので、Kingmambo(キングマンボ)系というくくりで表記しますが、なんとルーラーシップ産駒は四頭も登録してきました。

個人的には当初もうちょっと苦戦するかなと思っていたんですが、ここまでの結果を見ると上位に定着しそうな気配がありますね。

善戦タイプが多いので超大物の出現が待たれますが、ロードカナロアの活躍も含めて、ひとまずキングカメハメハの系統がしっかりと広がりそうなのはうれしいところです。

  • シスターフラッグ(母の父:スパイキュール)
  • パイオニアバイオ(母の父:ゼンノロブロイ)
  • リリーノーブル(母の父:クロフネ)
  • ロサグラウカ(母の父:クロフネ)

まず母の父がいずれもクロフネのリリーノーブルとロサグラウカですが、二頭とも母の母の父がサンデーサイレンスという具合でいわゆる社台ファーム配合で、基礎的な身体能力が高そうです。

ただ、ルーラーシップ×クロフネという配合で爆発的な決め手がありそうな感じはしません。

シスターフラッグは母系がパワー系、パイオニアバイオはスピードも内在したスタミナ色を感じますが、こちら二頭は軽さという点では若干劣るという印象ですね。(ちなみにパイオニアバイオの叔父は先日天皇賞・春を勝ったレインボーラインです)

ルーラーシップ産駒は今のところ中長距離でいい成績を残しているので四頭ともに距離は大丈夫でしょうが、問題はいずれも決め手であり、勝負所でいかに柔軟な立ち回りができるのかがポイントになりそうです。

時計勝負というよりも、先行力や操作性で勝負するタイプなので、勝ち負けするとなると雨の力は必要でしょう。

※追記中

馬券から切る馬

ウインラナキア・・・前に行けない、目立った決め手をみせられないということで買える要素がありません。

スカーレットカラー・・・上位馬との決め手の差が大きく、前に行けない時点でノーチャンスですね。血統的にはあまり速い馬場は苦手かもしれません。

シスターフラッグ・・・ゴールドシップの半妹ということは魅力ですが、現段階では成長待ちという感じですね。

オークス2018 枠順未確定段階での予想

以下は登録段階での予想となります。

アーモンドアイとラッキーライラックの二頭がが抜けているという印象で、カンタービレ、マウレア、リリーノーブルにトーセンブレスを加えた四頭が二番手グループというのが現段階での僕の評価となります。

枠順などは考慮していないので結局のところ僕が強いと思う順に並べてみたという感じですね。

◎ アーモンドアイ
〇 ラッキーライラック
▲ カンタービレ
△ マウレア
× リリーノーブル

枠順や馬場状態を考慮した予想は競馬特化サイトウマナミで行ってますので、興味がありましたら参考にしてください。

昨年のオークスを勝ったソウルスターリングは、タイムやその内容を考えると近年でも強いオークス馬の一頭と感じたものですが、まさか一年たってこの馬が不振にあえいでいるとは昨年の段階では想像できませんでしたね。 さて、今回の第79回優駿牝馬(オークス、GⅠ、東京競馬場、芝2400m)ですが、注目は桜花賞で直線だけでムチも使わず...

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