マイルチャンピオンシップ2017予想 血統考察も馬券的中は諦めた!

マイルチャンピオンシップイメージ画像(2105年勝ち馬モーリス)今週は秋のマイル王決定戦第34回マイルチャンピオンシップ(GⅠ、芝1600m)が京都競馬場で開催されますのでその予想ページとなります。

昨年のこのレースは、今年の安田記念2017(GⅠ)を制したサトノアラジンが1番人気に支持されながら直線の不利もあり5着にしずみ、ミッキーアイルが逃げ切る形となりましたが、GⅠを勝ち風格のようなものがついてきたサトノアラジンが得意の距離で力を見せつけるのか、スプリンターズステークス2017(GⅠ)では一頭だけ力の違いを見せつけたレッドファルクスか、はたまた新星が現れるのか注目が集まります。

※このページは各馬の分析や予想を随時行っていきますので、進行型の更新記事となります。最終予想に関しては土曜日の23時までに決定しますので、いないとは思いますが、気になる方はお気に入りなどに入れてたまにチェックしてみてください。おもに血統面や脚質を中心に考察を行う予定です。

(画像引用:JRA公式サイト「マイルチャンピオンシップ」より)

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マイルチャンピオンシップとは

京都競馬場芝コース外回り1600mで行われるGⅠ競走となります。かつては中長距離重視のレースプログラムもあってか、他のGⅠ競走に比べて歴史は浅く、第一回目は1984年に行われており初代王者にはニッポーテイオー(父リイフォー)がついています(翌年も連覇)。

これまでのレースのうちこのレースを複数勝利したのは初代王者のニッポーテイオーの他、タイキシャトルとデュランダル、ダイワメジャーなどがいます。

レースの傾向として、かつてはシンコウラブリイやノースフライトなど牝馬の活躍もありましたが、それ以降はブルーメンブラッドが勝ってはいるものの全般的に牝馬の活躍が少なく、牡馬有利というデータがあります。

過去10年の勝ち馬の血統

2016年 ミッキーアイル(父:ディープインパクト 母の父:ロックオブジブラルタル)
2015年 モーリス(父:スクリーンヒーロー 母の父:カーネギー)
2014年 ダノンシャーク(父:ディープインパクト 母の父:Caerleon)
2013年 トーセンラー(父:ディープインパクト 母の父:Lvcius)
2012年 サダムパテック(父:フジキセキ 母の父:エリシオ)
2011年 エイシンアポロン(父:Giant Causeway 母の父:Sadler’s Wells)
2010年 エーシンフォワード(父:Forest Wildcat 母の父:Cure the Blues)
2009年 カンパニー(父:ミラクルアドマイヤ 母の父:ノーザンテースト)
2008年 ブルーメンブラッド(父:アドマイヤベガ 母の父:Topsider)
2007年 ダイワメジャー(父:サンデーサイレンス 母の父:ノーザンテースト)

勝ち馬の血統をまじまじとチェックして気付いたのは、ディープインパクト産駒の相性の良さはすぐに目につきますが、主に母系にスタミナ血統が入っている馬が意外と多く、毎回指摘しているようなトレンドのスピード血統が思いのほか入っていない点です。

母系にカーネギーやエリシオなどのSadler’s Wells系の産駒がいるのは意外なところなんですが、他にもノーザンテーストやCaerleonなどNorthern Dancer系がほとんどというのも面白いデータなのかもしれません。

最近のGⅠレースではNureyevやDanzig、Mr Prospector系の馬が母系に入ることが多いのですが、勝ち馬の傾向だけ見ると意外とスタミナの血が必要というレースと言えます。

参考レース

マイルチャンピオンシップ(GⅠ)2016

2着 イスラボニータ(2番人気)
5着 サトノアラジン(1番人気)
7着 ガリバルディ(9番人気)
14着 ヤングマンパワー(4番人気)

昨年のレースはやはり同舞台ということでかなり参考になるでしょう。レースはミッキーアイルが逃げ切っていますが、レースは最初と最後の1ハロンがそれぞれ12秒3かかった以外は12秒以下のラップなので、かなり澱みのない流れだったことが分かります。

上位馬は先行馬が多いものの、後方待機馬もある程度来ており、実力が必要な一戦だったような気がします。サトノアラジンについては直線で致命的な不利があったので度外視していいでしょう。

登録馬の血統診断および考察

今回はいつもより血統に重点を置いてみていきたいと思います。

アメリカズカップ

父:マンハッタンカフェ 母の父:Coronado’s Quest

父マンハッタンカフェはGⅠを勝つ底力を持ちますが、横綱相撲で勝つほどの決め手には欠け、あくまで自分の形に持ち込めた時に活躍が限定されています。どちらかと言えば自己条件、人気になった時に強いタイプの馬なので今回はこれまでの戦績なども考えると少し厳しい印象を受けます。

母系はフォーティーナイナーの系統など日本の芝レースと相性がいいとは言えず、全体的にはあくまで時計がかかる芝コースや、脚抜きのいいダートが合っているという印象を受けます。

距離ももう少し長いほうがいいでしょう。

イスラボニータ(6枠12番)

父:フジキセキ 母の父:Cozzene

父フジキセキ産駒は人気馬が人気に応えて勝利するよりも、少し人気が落ちた時に激走するというイメージがあります。また本来は中距離もこなせるはずの血統構成なのですが、上級レースでの産駒の活躍はマイル以下に目立ちます。

母の父Cozzeneはかつては芝レースの大舞台に強いと言われていたCaroの系統ですが、父系も含めて全体的に言えることは少しだけ底力に欠けているという点で、このあたりが2着3着が多い原因なのかもしれません。

ただこういった血統はハマった時に強い競馬をするので軽視も禁物です。

スタッツを見るとある程度早いペースで行ってもバテずに踏ん張れているところが好走につながっているようですが、溜めてもそれほど伸びないようなので、勝ちに行くのなら先行して早めに抜け出したいところですが、そこまでの器用さはあるかのかな?と考えてしまいますね。

でもあのルメールが7回連続して乗ってきてます。切れませんね(笑)。

ウインガニオン

父:ステイゴールド 母の父:ポリッシュネイビー

買うとこない、買わないと飛んでくるステイゴールド産駒ですが先週のクロコスミアの例(エリザベス女王杯2着)があるだけに、悩める存在です。

ステイゴールドの特徴としてアドマイヤリードのような例外はあるものの、あまり時計勝負には強いタイプとは言えず、阪神や中山などの最後のひと踏ん張りが必要な馬場に適性があり、先行して粘るレースを得意としている馬が目立ちます。

母系に目を向けると母の父ポリッシュネイビーはアメリカでそこそこ活躍した競走馬であり、アメリカに残してきた産駒の中からケンタッキーダービー馬のシーヒーロー(Sea Hero)などを輩出したものの、日本に輸入されてからは早熟なスピード馬ばかりを送り出して失敗しています。ポリッシュネイビーの父Danzigもかつては早熟なスピード馬ばかりを送り出すイメージがありましたが、さらにスケール感を落とした感じのイメージでいいでしょう。

母の母の父マルゼンスキーはかつての名種牡馬ですがさすがに現代競馬ではスピードタイプとは言えず、全体的に母系は淡泊で底力に欠ける感じがします。

ここ三戦好走していますが、先行馬が少なく時計がかかるような馬場であれば押さえておくぐらいでいいでしょう。

エアスピネル

父:キングカメハメハ 母の父:サンデーサイレンス

前走久々に勝利しましたが、祖母の代から続く(僕もよく知っている)善戦血統です。お祖母さんのエアデジャヴーやお母さんのエアメサイアも器用な馬でしたが、肝心なところで伸びきれずひと踏ん張りが中々できない馬でした。

こういったタイプはすべてがこの馬のために働かなければ勝ちきれないとは思いますが、掲示板は確実なので、取扱いが難しい存在となります。

横綱相撲で3着、後方待機で3着とかがありそうで困りますね。かといって油断しているとインで我慢して伸びてきて2着とかありそうですね(笑)。

ガリバルディ(7枠14番)

父:ディープインパクト 母の父:Zafonic

ディープインパクト産駒の僕のイメージはレースに行って力通りに走ってくれるものの、元々走らない馬は激走しないということです。最近は行きっぷりもあまりよくないみたいですし、特に鋭い末脚を持っている感じもしないので、ディープインパクト産駒の中級馬の評価でいいでしょう。

母系はGone West系のZafonicにBuckpasser系のBuckfinderが配合されており意外と勝負強い感じもありますが、スピードやスタミナ面でこれと言った血がないのはマイナスですね。

馬券からは消します。

クルーガー

父:キングカメハメハ 母の父:ディクタット

父キングカメハメハはスピードの持続力にすぐれており、レースに行っての器用さも特徴です。ただこの馬はお母さんがドイツの馬のようで、かなり異系色のつよい配合となっています。まったく知らない馬ばかりで判断は不能ですが、まだまだ底を見せていないということで、今回はとりあえず押さえておいたほうがいい馬なのかもしれません。

グアンチャーレ

父:スクリーンヒーロー 母の父:ディアブロ

父スクリーンヒーローはこのレースを勝ったモーリスの父でもありますが、モーリスの母系がかなりスタミナよりの配合に対して、グアンチャーレはやや底力に欠けるスピードタイプという印象です。

母の母の父イルドブルボンも成功したとは言えず、推しにくいところですね。

この馬は別レースに回避しました

グランシルク

父:ステイゴールド 母の父Dynaformer

4歳以降は重賞でも比較的安定した成績を残しており不気味な一頭です。父はステイゴールドということですが、母系に目をむけると母の父Dynaformerはブライアンズタイムの近親ということや母の母の父にフレンチデピュティなどがいることなどからも比較的筋の通った配合に見えます。

難点を言えばマイルを得意とする血がないところですが、最近の活躍馬の傾向はスタミナの血がポイントなようなので、血統だけ見ると面白い存在ではあります。

ただローテーション的に使い詰めで微妙なところですね。

サトノアラジン(3枠5番)

父:ディープインパクト 母の父:Storm Cat

この馬はもはやこれまで散々血統分析してきたので触れる必要はないでしょう。ディープインパクトの走る産駒の王道パターンです。

能力に関しては良馬場で普通に回ってくれば一番強い競馬をするのは間違いないと思いますが、問題はパンパンの良馬場以外ではあまり戦績が安定しないところですね。エリザベス女王杯のような芝の状態だと、うっかり取りこぼすパターンもあるような気がします。

サングレーザー(2枠4番)

父:ディープインパクト 母の父:Deputy Minister

ディープインパクトとDeputy Minister系(フレンチデピュティなど)との相性の良さはよく知られたところですが、この馬の母系を遡るともう少しパンチが欲しいかなという感じがしますね。

現在4連勝中で前走スワンステークス(GⅡ)もあっさり勝ってしまいましたが、グレーターロンドンパターンで掲示板までという気もしなくはありません。

4連勝中で人気しているようですが、昨年のヤングマンパワーも3連勝してて4番人気(14着)になったように少し状況は似ています。

ジョーストリクトリ

父:ジョーカプチーノ 母の父:キングヘイロー

父ジョーカプチーノはマンハッタンカフェが送り出した短距離馬ですが、印象としては底力に欠ける仕上がりの早いタイプに感じます。母系のキングヘイローはリファール系らしくスタミナを内在するものの、揉まれ弱く極端な短距離で産駒は活躍しています。

父と母の父ともに短距離で活躍はしましたが、さらにさかのぼるとマンハッタンカフェやフサイチコンコルド、ダンシングブレーヴなどスタミナとパワーに優れた馬がズラリとならぶ不思議な配合な馬です。

99%ないとは思いますが、超大穴をあけるとすればこういった訳の分からない血統なのかもしれませんね。

ダノンメジャー

父:ダイワメジャー 母の父:Azamour

父ダイワメジャーらしく小気味の良いスピードが持ち味ですが母系はAzamourということで分かりません(笑)その父Night Shiftそのものが競走実績がパッとしなかったので全くイメージが湧かないんですが、血統全体を漠然と捉えると全体的なイメージとしてはアメリカ色が強く少しぐらいヨーロッパの血が欲しいかなという印象ですね。

こういった血統は戦績が圧倒していれば買ってもいいところなんですが、現在の戦績だけではちょっと買えないかなという印象です。

ディサイファ

父:ディープインパクト 母の父:Dubai Milennium

近走不振、8歳ということで買える要素がありません。

血統的にはこのレースで実績をのこしているディープインパクト、母系もスピードに優れたSeeking Gold系のDubai MilenniumやDanzigがいるので心強いところですが、さすがにピークは過ぎたでしょう。

もうちょっと若い時に挑戦しておきたかったところですね。

この馬は別レースに回避しました

ブラックムーン

父:アドマイヤムーン 母の父:ジェネラス

父アドマイヤムーンは自身が中距離で大活躍した割に産駒はスプリンターばかりを送り出している不思議な種牡馬ですね。またかなり強い勝ち方をしたかと思えば大舞台になるとサッパリといったことが多く、今のところ底力が足りなすぎる印象があります。

母系は90年代初頭に英・愛ダービーを制した名馬ジェネラスなんですが、産駒が日本どころかヨーロッパでも全く活躍していません。またその父Caerleonと言えば、かつてはSadler’s Well’sと並んでNorthern Dancer系ではたくさんの活躍馬を送り出した名種牡馬なんですが、最近不思議と血が残っていません。

母の母の父リヴリアは短い種牡馬生活の中からナリタタイシンという活躍馬を送り出しましたが、総合すると母系はイメージとしては底力に優れた芝系の血で構成されているといった感じでしょうか。

こうして見ると父系は素軽さはあるものの底力が足らない、母系は底力はあるものの若干スピードを感じない点で、真逆な配合という感じがします。

こういった配合は下級馬に多いので厳しいような感じがします。

マルターズアポジー

父:ゴズホークケン 母の父:Old Trieste

父ゴスホークケン、母マルターズビートとともに早熟だったマルターズアポジーですが、意外なことに古馬になってからも活躍しています。また面白いことにすべてのレースで3コーナーまで先頭を走っており、もちろん基本的なスピードが前提とはなりますが、このあたりの脚質が早熟な成績で終わらなかった原因かもしれませんね。

血統的には父ゴスホークケンは朝日杯フューチュリティステークスを勝った後は不振であり、日本に輸入された典型的なStorm Cat系の早熟ぶり通りの成績を残していますし、母系はA.P.Indy(Seattle Slew系)×サンシャインフォーエバー(Roberto系)でこれまたアメリカンな配合で母親も早熟な成績を残しています。

つまり全体を通してはかなりアメリカ色の強い配合で、これが向こうであればもしかしたらある程度面白い配合には見えるのですが、日本のレースだとどうしても一本調子な仕上がりの早いタイプに見えます。

こういったタイプは母系に入ってこそ面白い配合だとは言えるんですが、残念ながら牡馬のようですね。距離に関してはStorm Catはマイルが合っているとは思いますが、他の血を見るともう少しだけ長いほうがいいような気もしなくはないと思います。

ムーンクレスト

父:アドマイヤムーン 母の父:シングスピール

軽さが持ち味のアドマイヤムーン産駒に対して母系はSadler’s Well’s系のシングスピール×キングカメハメハの母の父でもあるラストタイクーンという配合です。

戦績そのものは特別目につくものはありませんが、母系はスタミナと底力のある配合で過去の勝ち馬の配合に近いですね。ただ、これぐらいしか推せる部分がありません。

先行力でどこまで粘れるかといった印象です。

ペルシアンナイト

父:ハービンジャー 母の父:サンデーサイレンス

春は皐月賞で内をつき2着に喰い込みましたが、個人的には少し出来過ぎた結果と感じていたので、あまり評価してこなかった同馬なんですが、秋になって状況が変わりました。この馬が変わったというよりも、同じハービンジャー産駒のディアドラとモズカッチャンがGⅠを勝ってしまったという血統的な状況です。

まだまだ産駒の傾向がハッキリしていなかったで、春先はディンヒルの系統ということもあり、若干スピードが足らず、少し善戦タイプなのかな?というイメージがあったんですが、別々の馬がGⅠをあっさり勝ってしまったことにより軽視ができなくなりました。

あくまでモズカッチャンとディアドラのイメージにはなりますが、末脚はしっかりしており動こうと思えばどこからでも動けるという点は非常に魅力であり、皐月賞の2着もこの機動性によるものでしたね。

母系は母がダートの魔王ゴールドアリュールの全妹ということもありダート色が相当強いのですが、ハービンジャーのビンテージイヤーとも言える今年は逆らったらだめでしょう。

ヤングマンパワー(2枠3番)

父:スニッツェル 母の父:サンデーサイレンス

父スニッツェルはディンヒル系のオーストラリア産の種牡馬ですが、スプリント大国オーストラリアらしく短い距離を得意としている種牡馬となります。ただヤングマンパワーのこれまでの成績を見ても分かるように、若干時計勝負に弱くパワー系のスピードタイプという印象があります。

母系は一本筋が通っており好感は持てますが、近親に特段活躍馬が見当たらず、GⅠを勝つだけの底力が少し足らないような気がします。

前年の同レース以降いいところもないですし、底が割れてしまっている感もあり消します。

レーヌミノル

父:ダイワメジャー 母の父:タイキシャトル

桜花賞以降は凡走が続いていますが、血統を見ると納得です。

父ダイワメジャーを始めとして、母の父タイキシャトルや母の母の父ロイヤルスキーなど仕上がりの早いタイプが代々交配されており、早熟の可能性大です。桜花賞までこれまで好走したレースの内容を見ても34秒台の時計しか記録しておらず、古馬GⅠになるとますます決め手に疑問が残ります。

小気味のよいスピードはあると思いますが、こういったタイプはローカルの短距離が適正でしょう。

レッドファルクス

父:スウェプトオーヴァーボード 母の父:サンデーサイレンス

スプリンターズステークスを2年連続で勝利し風格さえつき始めた同馬ですが、スプリント戦では現在の所最強と言ってもいいでしょう。よほどのことがなければ負けない感じがします。

ただ、今回は2ハロン伸びてマイル戦となりますが、問題は距離延長でしょう。スプリント王でありながら少し加速するまでに時間がかかる感じのするので、イメージとしては距離延長は問題ないように感じますが、意外と簡単な問題ではありません。

かつてのスプリント王であったサクラバクシンオーなんかは現役時代、GⅠでありながら一頭だけ別のギアを持っているような走りで圧倒的な存在感を示しましたが、このサクラバクシンオーもマイルになると途端に普通の馬になったかのような変貌ぶりでした。

最近でこそ長距離ではそれほど距離適性が言われなくなりましたが、短距離では極限のスピード勝負なだけに微妙な距離の延長がレース結果に大きく響くと感じますので、過大な評価も少し危険な感じがします。

前置きが長くなりましたが血統を見てみると、父スウェプトオーヴァーボード(その父エンドスウィープ)はアメリカのGⅠを勝っているものの産駒は底力のない短距離馬が多く、最近にしては珍しく距離に融通の利きにくい種牡馬であると言えます。似たような種牡馬として同じエンドスウィープ系のアドマイヤムーンなどがいい例ですが、こちらもスプリント戦で活躍する馬を多く送り出すものの、イマイチ大物感がないという点では非常に良く似ています。

ただ母系は素晴らしく、母の姉妹にサイレントハピネスやスティンガー(いずれも父サンデーサイレンス)がおり、社台ファームの名門血統とも言えます。これらの馬たちはかつて僕ががっつり競馬をしていた時に活躍していた牝馬なのですが、この馬たちは大物感を感じさせながらレースに行って少し脆さが合った点などを考えると、このレッドファルクスのここのところの安定ぶりは少し不思議な感じがします。

一般的な血統論だとこうした短距離馬と中距離系の牝系の配合は距離をこなせたりするものなのですが、エンドスウィープ系の種牡馬が特殊な産駒の傾向を示しているだけにハッキリとした答えは僕としては出しにくいところですね。

血統的にはスウェプトオーヴァーボードそのものがあまり底力の高くない種牡馬なので、GⅠをまた勝つとは考えにくいのですが、実績は抜群なのであっさり勝たれそうな気もしたりして判断に悩みます。

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マイルチャンピオンシップ2016最終予想

枠順度外視であれば、レッドファルクスとサトノアラジンの二頭の力は抜けているでしょう。次にに第二グループとしてイスラボニータとエアスピネル、第三グループとしてクルーガー、サングレーザー、グランシルク、ペルシアンナイトと見ます。

ここから加点・減点していきますが、サトノアラジンは枠がちょっと内過ぎるのと、今日雨が降ったのが気になるのでマイナス評価。エアスピネルは右回りに変わるのが若干マイナスもムーア騎乗ということでプラマイゼロに。

イスラボニータは特にプラスもマイナスもないのですが、ルメール騎乗ということで少し実力よりも評価されているような気がしますし、ペルシアンナイトも最近絶好調のハービンジャー産駒が人気に影響しているような気がします。ペルシアンナイトはあまりスタミナに優れたタイプではないと見て、内に入ってこその馬だと思い、切ることにしました。3歳ということ理由です。

同じ理由でサングレーザーも掲示板までと見て切り、グランシルクとクルーガーに関しては、休み明けながら優れた伸びを見せたクルーガーのほうをプラス評価としまいた。

レッドファルクスは距離が若干微妙かなと思いつつも、いい枠に入ったような気がして本命としました。道悪不問なのも本命の理由です。

◎レッドファルクス(7)
〇エアスピネル(11)
▲サトノアラジン(5)
△イスラボニータ(12)
×クルーガー(10)

仮想投票

今回はそれほど抜けた馬がいないと見て上記五頭のBOXで各100円で計1,000円とします。