阪神ジュベナイルフィリーズ2017予想 血統予想で馬券的中ぢゃ!の巻

阪神JF

今回は血統をメインで予想!2歳牝馬の女王は血統で見つけるのぢゃ

第69回阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)の予想ページとなります。

2017年12月10日(日)には阪神競馬場で2歳牝馬の女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズ2017(以下、阪神JF)が行われますが、昨年は後にオークスを制することとなるソウルスターリング(父Frankel)が人気に応えて勝利しました。

ただ、ご存知のようにまだまだ幼さの残る馬の多い二歳戦。最近ではショウナンアデラやレッドリヴェール、ローブティサージュなどのように3歳になってからサッパリという馬も多く出ており、相手次第という面もありますが、早熟性だけで何とか勝負できてしまうレースになりますね。

言ってしまえば幼稚園児の運動会のようなレースなのですが、つまりは今後名馬級に育つ馬でも取りこぼしてしまうレースということになりますね。経験上、”何でこの馬が来んねん!?”というのも多いレースなので、今回はいつも以上に血統に重点を置いて予想をしていきたいと思います。

と言いながら、前回のチャンピオンズカップ2017の記事が読み返すと、結構いいこと書いていた(自画自賛も予想してなかった)ので、その反省です(笑)

※この記事は登録馬などの寸評や予想も含めて随時更新していくページなります。最終的な予想は土曜日の24時までに行います。

(画像引用:JRA公式サイト「阪神ジュベナイルフィリーズ」より)

スポンサーリンク 

阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)とは

12月に阪神競馬場で行われる2歳牝馬限定の唯一のGⅠレースとなります。

当初は牡馬との混合レースとして「阪神3歳ステークス」として行われていましたが、現在のように牝馬限定戦となったのは1990年初頭からであり「阪神牝馬3歳ステークス」という名称で開催されていました。(当時は馬齢が数え年のため3歳で表記)

その後2001年より現在と同じ、「阪神ジュベナイルフィリーズ」という名称で開催されています。桜花賞と同じ条件の阪神競馬場の芝1600mで行われます。

ジュベナイル(juvenile)とはどういう意味?

競馬界では、最近でこそこのレースのおかげて定着しつつあるジュベナイル(juvenile)という単語ですが果たしてどういった意味なのでしょうか?調べてみました。

フィリーは何となく牝馬だと分かりますが、ジュベナイルについて調べてみたところ、少年や少女・未熟な子供・児童といった意味があるそうです。

恐らく競馬用語的にはジュベナイルフィリーがそのまま2歳牝馬を現すということになっているのでしょうが、juvenileという単語は児童犯罪(Juvenile crime)などの時に使われる用語のようで、youthに比べてあまりいい意味では使われないようです。(あくまで僕調べなので、英語に詳しい方間違っていたらご指摘ください)

初見での馬券予想

あくまでパッと見ただけでの第一印象での予想は下の通りです。

◎ ロックディスタウン
〇 アマルフィコースト
▲ リリーノーブル
△ コーディエライト
× ラッキーライラック

単純にオルフェーヴルが好きだったのと、ディープ産駒が多くて嫌気がさしているのが反映されています(笑)

あと、このレースは能力も大切ですが、単調なスピード馬でも2着に残ったりすることがあるのでダイワメジャー産駒がやはり怖いかなぁというので入れています。

過去の阪神JFの上位馬

2歳戦は言わば子供レースです。一日寝て起きたら馬が大人になっていることもあると思うので直接対決の内容もざっくりとした勝負づけにはなるものの、古馬のレースに比べて信用はできません。

ここはしっかりとしたデータから勝ち馬探しの参考にしていきたいと思います。(1着、2着、3着の順で表記)

2016年

ソウルスターリング(父Frankel、1番人気)、リスグラシュー(父ハーツクライ、2番人気)、レーヌミノル(父ダイワメジャー、3番人気)

上位馬五頭がほぼ人気順で並ぶという珍しいレースでした。ソウルスターリングは後にオークスを勝ち、リスグラシューは常に上位に食い込み、レーヌミノルも桜花賞を勝利しますね。つまり出走馬のレベルがかなり高かったと言えます。

ソウルスターリングとリスグラシューはすでに33秒台で上がっていたこともあり、素質の片りんを十分見せていました。

2015年

メジャーエンブレム(父ダイワーメジャー、1番人気)、ウインファビラス(父ステイゴールド、10番人気)、ブランボヌール(父ディープインパクト、3番人気)

二番人気デンコウアンジュは7着に沈んでいますが、今年のヴィクトリアマイルで2着に来て穴をあけています。またクロコスミアやアドマイヤリード(いずれも父ステイゴールド)など後の実績馬が下位に沈んでいるなど、やっぱり素質だけではこのレースは勝てませんね。

2014年

ショウナンアデラ(父ディープインパクト、5番人気)、レッツゴードンキ(父キングカメハメハ、2番人気)、ココロノアイ(父ステイゴールド、4番人気)

ここまで見てきただけで分かりますが、ダイワメジャーとステイゴールド産駒はこのレースで存在感がありますね。3年だけのサンプルですでに目立っています。

一番人気で8着に敗れたロカ(父ハービンジャー)ですがいくらディープインパクトの近親と言えども一勝馬が一番人気は”何で?”って思ってしまいますね。

2013年

レッドリヴェール(父ステイゴールド、5番人気)、ハーブスター(父ディープインパクト、1番人気)、フォーエバーモア(父ネオユニヴァース、8番人気)

またステイゴールドですね(笑)。3着のフォーエバーモアはちょっと謎ですね。4着のクリスマスの母の父もステイゴールドだったので笑いました。

2012年

ローブティサージュ(父ウォーエンブレム、5番人気)、クロフネサプライズ(父クロフネ、10番人気)、レッドセシリア(ハーツクライ、15番人気)

1000mが57秒台というこの時期にしてはとんでもないペースのせいか荒れましたね。2着のクロフネサプライズのみ先行して残っていますが、さすがクロフネ産駒といった感じで、こういったハイペースは得意ですね。

時間があればウマナミのほうでさらに過去の分析をしたいと思います。

参考レース

アルテミスステークス2017(GⅢ)

1着 ラッキーライラック 1分34秒9(上り3F34秒7)
2着 サヤカチャン
3着 ラテュロス
5着 スカーレットカラー
6着 トーセンブレス
7着 ハイヒール

寸評

レースはサヤカチャンが引っ張る流れとなりましたが1000mの通過が59秒8の平均ペースで流れ、最後までよどみのない流れとなりました。

逃げて残り200mまで粘ったサヤカチャンは中々持続力があるなと感じさせますし、勝ったラッキーストライクは位置取りがよかったように感じます。

9着のミスマンマミーアあたりまでは比較的差もなく、最後同じような脚色だったので、このあたりは枠順や位置取りの差と見て、掲示板を外した馬も巻き返しは期待できますね。

ラッキーストライクは前半少しだけ行きたそうにしていたのが気になりました。

白菊賞2017(2歳牝馬限定・500万下)

1着 リリーノーブル 1分36秒3(上り3F 34秒9)
2着 スカーレットカラー
6着 ハイヒール

寸評

あまり時計のでる馬場ではなかったようですが、1000m1分1秒2という若干スローな流れの中勝ち負けした馬は上手く内を進むことができましたね。

勝ったリリーノーブルはレースセンスの良さを発揮しており、まだ若干の余裕がありそうなものの、2着のスカーレットカラーは絶好の展開も2着が精いっぱいという印象ですね。

赤松賞2017(2歳牝馬限定・500万下)

1着 マウレア 1分37秒1(上り3F 33秒5)
6着 ノーブルアース

寸評

ペースは1000mが1分3秒台という完全に上りだけの競馬になっています。馬群を割ったことは評価できますが、追い出してからの反応もそれほど良いとは言えず、このレースだけでは評価ができませんね。

登録馬の血統と寸評 注目はやはりオルフェーヴル産駒二頭

今回は実績上位および、良血馬から順に見ていきます。

ロックディスタウン

父:オルフェーヴル 母の父:Storm Cat

叔父にあのゼンノロブロイ(父サンデーサイレンス)もいるので大物感タップリのロックディスタウンです。また祖父のステイゴールドがこのレースで存在感も放っており、マイナス要素はほとんどありませんね。

新馬戦で超超のスローペースながら1800mで32秒5の末脚も記録しており、素質はすでに証明済みです。

血統面は近親の活躍馬がゼンノロブロイぐらいしかいないという点で少し早熟傾向にあるのかなという心配(ゼンノロブロイ自体は能力が相当高かった)はありますね。

母の父Storm Catの系統であるStorm Birdの系統は元々2歳戦で強いことも有名ですし、底力も十分です。父オルフェーヴルはその血統構成などからも様々な牝馬に配合可能で今後たくさんの名馬を送り出すことは間違いありませんが、この馬が産駒のGⅠ勝利第一号になっても何ら不思議はありません。

おそらくオルフェーヴルはメジロマックイーンが入ることにより、その父ステイゴールドより質の高いスピードと素直な気性が受け継がれているはずで、ステイゴールド産駒よりもより柔軟性の高い産駒が出てくるような気がしますね。

ラッキーライラック

父:オルフェーヴル 母の父:Flower Alley

アルテミスステークス(GⅢ)の勝ち馬であり人気しそうなんですが、この馬もなんとオルフェーヴル産駒です。

血統面は母の父Flower Alleyがフォーティーナイナー系の中堅種牡馬のようですね。さらにさかのぼると母の母の父はSeattle Slewであり、そこにAlyderなんかの血も加わり、アメリカ血統満載ですね。

母系が少し揉まれ弱そうな感じがして、決め手勝負には弱いような感じはしますが、こういったタイプはすんなり流れに乗れるかがカギでしょうね。

あまり血統バランスは良くはない感じはしますが、確実性には欠けるもののここでは勝負にはなるとは思います。

ベルーガ

父:キンシャノキセキ 母の父:Kris S

ファンタジーステークスを5番人気ながら制し有力視されています。2戦2勝。

父キンシャノキセキはフジキセキが送り出したGⅠホースとして、後継馬としての期待が高まりますが、今のところ若干仕上がりが早いものの底力不足を感じる産駒が多く、大物感に欠けています。

母系を見ると叔母に快速馬のスリープレスナイトがいるのは心強いのですが、母の父Kris Sも代表産駒のシンボリクリスエスのような底力を感じさせるような馬が安定して出ているとは言えず、どうも当たりはずれの大きいような系統に感じます。

ここまで見た段階では母系にNureyevもいないと切ろうかなと思いましたが、母の母の父にいました(笑)。

いまだに祖父のフジキセキという種牡馬が僕の中でスッキリとしていないので予想はむずかしいのですが、こういったタイプは相手次第といったような感じがします。本命にすると危険な感じはしますが、とりあえず血統的にはここなら勝ち負けするだけの底力はあるでしょう。

12月6日に骨折が判明して残念ながらこのレースの回避が決定しました。

コーディエライト

父:ダイワメジャー 母の父:Out of Place

前々走の新潟2歳S(GⅢ)の2着に続いて、前走ファンタジーステークスでも逃げ粘り2着に入っており、おそらくレースはこの馬が逃げることが予想されます。

父ダイワメジャーは種牡馬デビュー以来安定した成績を誇っていますが、産駒傾向はハッキリしており、上級馬の活躍はマイル以下のレースに集中しており、2歳戦から3歳夏までの活躍が目立ちます。

血統構成やダイワメジャーの妹のダイワスカーレットのイメージなどによりある程度距離をこなせる印象はありますが、データを重視するのであれば2000m以上のレースでは思い切って切っていいのかもしれません。

仕上がりが早いのが特徴として挙げられますが、僕の個人的なイメージとしては早熟と言うよりも、古馬になりぽつっと重賞を勝ったりすることもあるので、単に完成が早いだけで、そこでどれだけの能力を示せるかがこの種牡馬の見極めのポイントなような気がします。

またダイワメジャー産駒の特徴として、上級馬はほぼ先行して勝っており、鋭いスタートダッシュが武器と言えますね。データを見ても二桁通過からの追い込みがほとんど見られないというのは面白い傾向です。

母系はTurn to系のCox Ridgeの血を引いており、母の父Out of Placeもアメリカの中級馬だったようですが、全体を通して言えることは現在のトレンドから少しどころか大分外れており、スピード勝負などにも対応できるか疑問が残りますね。Mr ProspectorやNureyev、Danzigなどの血が一切入ってないのも珍しいような気がします。

自分でレースを作れるという点は一縷(いちる)の望みではありますが、血統上は少し買いづらい馬になります。

ソシアルクラブ

父:キングカメハメハ 母の父:スペシャルウィーク

まだ新馬戦を勝ったばかりの1勝馬ですが、母があの女傑ブエナビスタということで期待が高まります。

この馬はブエナビスタの2番目の仔ということですが、一つ上の全姉コロナシオンがまだ1勝止まりで、馬体重も近いことなどからもしかしたら父系の血を引き継いで古馬になってからのタイプかもしれませんね。

今のところレースでこれといった見どころはありませんが、引退する頃には重賞の一つ二つは勝っていてもおかしくない血統だと思いますし、この馬たちがGⅠホースが出てきても全然おかしくないだけの素晴らしい血統です。

ただ成長や調教のピークはここじゃないでしょうね。

ここで勝ち負けするようなら来年のクラシックの中心にいることは間違いないとは思いますが、馬券的にはあくまで押さえまででしょう。

血統的には祖母のビワハイジは仕上がりの早いタイプでしたが、基本能力の高いCaerleon(Nijinsky系)の肌にバランスの良い能力と決め手を備えたスペシャルウィークとキングカメハメハという似たような能力の種牡馬が配合されており、非常にバランスがいい配合に感じますね。

忙しい阪神の1600mよりもベストは東京コースの2000mあたりだと思いますね。

マウレア

父:ディープインパクト 母の父:Storm Cat

2戦2勝ながら戦ってきた相手がどうしても弱いのでイマイチ評価の定まっていないマウレアですが、注目されているのはやはり姉が桜花賞馬アユサン(父ディープインパクト)ということでしょう。

アユサンも絶対的人気を背負って活躍したわけではないので、評価はしにくいところですが、ここまでの2戦をデータ上で見るとそれほど目を引く点はありません。父がディープインパクトということもあり、こういったタイプはあくまで相手次第というところはあるでしょう。

ディープインパクト産駒は人気薄の激走型というタイプではないので、ここまで目立ったパフォーマンスを見せていないという点で少し買いにくい馬ですね。前走赤松賞の内容もスローペースで絶好の流れに乗りながら追い出してからモタついており、決め手はありそうなものの爆発的な末脚かというと、まだそこまでの馬ではないような気がしますね。

母系はディープインパクトとの相性がいいStorm Catで、母の母の父はアメリカの三冠馬Affirmed、両者ともに直系はパッとしませんでしたが母系に入ってかなり高い底力を見せつけていますが、得てしてこういうディープ産駒は善戦どまりで終わるんですよねぇ。

リリーノーブル

父:ルーラーシップ 母の父:クロフネ

この馬も上記のマウレアと同じく新馬、条件戦を勝っての2戦2勝で、同じような流れで来ていますね。

相手が弱く判断の難しいところですが、血統面を見ると社台ファーム系の名馬たちが配合されており、いかにも現代的な配合と言えます。血統表を見た印象としては爆発的な決め手を持ったタイプではないという感じはしますが、まだルーラーシップの産駒が出始めたばかりなので判断の難しいところです。

おそらくこういったタイプは徐々に力をつけてきて、いつの間にか重賞の常連になっていたというタイプが多いとは思いますが、できればもう少しアクの強い血が欲しかったところですね。

ただレースセンスは良さそうです。

サヤカチャン

父:リーチザクラウン 母の父:アンバーシャダイ

前走アルテミスステークスは13番人気ながら逃げて2着に粘りましたが、ちょっと人気しなさすぎでしたね。逃げ馬はいつだって警戒しておく必要があります。

血統面をみると母系はアンバーシャダイ×トウショウボーイという20年前でも通用する配合で、時計勝負は当然苦手でしょう。

問題は父リーチザクラウンですがサヤカチャンが二世代目となりいまいち傾向はつかみきれませんが、スペシャルウィーク×シアトルスルーの配合でリーチザクラウン自体はどちらかというとシアトルスルーぽいレースをしていました。

サヤカチャンも溜めて広いコースで雄大に伸びるというスペシャルウィークというよりも、シアトルスルーのようなアメリカンなレースぶりなので、イメージとしては父の母の父のシアトルスルーのような感じでいるといいのかもしれませんね。

アルテミスステークスの1着馬(ラッキーライラック)とこの馬両方にシアトルスルーの血が入っていたのはたまたまだったのでしょうか。

流石に勝つことはないでしょうが、早熟性と展開でギリギリ掲示板といったタイプでしょう。底力には欠けますね。

トーセンブレス

父:ディープインパクト 母の父:ファルブラブ

前走アルテミスステークスは1番人気に支持されながら伸びきれず6着に沈みましたが、上位馬との差はないような内容でした。ただ、あの展開で抜け出せないとなると重賞戦線で活躍するには色々な条件が必要なタイプのかもしれませんね。

父ディープインパクトにありがちなスタートダッシュのあまりよくないタイプで末脚勝負のタイプなのは間違いありませんが、母系はファルブラブ(その父はSadler’s Wellsの全弟Fairy King)でハーブスターと似たような配合ではあるものの、この馬ほどの切れ味を感じませんね。

となると少し母系色が強く出ているのかもしれませんが、もうちょっと距離は伸びたほうがいいのかもしれませんね。

サウンドキアラ

父:ディープインパクト 母の父:アグネスデジタル

新馬戦を勝ったばかりの1勝馬です。

父系は説明不要として、母系はアグネスデジタルにシアトルスルーの配合(そう言えばシアトルスルーがよく出てきますね)でアメリカ色がつよくなっており、この馬の母も早い時期に活躍していましたね。

アグネスデジタル自身は現役当時は血統的背景から単なる早熟馬という印象でしたが、古馬になっても意外と衰えず?ダートや芝のマイル戦前後の距離で活躍しましたが、これまでの産駒の傾向を見るとやはり早熟の短距離を得意としている馬が多いようですね。イメージとしてはアグネスデジタルをスケールダウンしたような馬が多いですね。

こういった母系に配合されたディープインパクト産駒は大物感に欠ける馬が多いので、それほど警戒する必要もないような気がしますね。

あとは主力馬たちがどこまで強いかのかなど力関係だけでしょう。

ラテュロス

父:ディープインパクト 母の父:Touch Gold

アルテミスステークスの3着馬です。

ディープインパクト産駒はこの馬の他に多数登録がされていますが、母系を見るとこの馬が一番バランスがいい印象を受けますね。Touch GoldはDeputy Minister系の種牡馬であり、主要血統はそれほどありませんがダマスカスの系統なども見られ、爆発力がありそうな印象を受けます。

こういった配合は当たりはずれはあるとは思いますが、激走型のDeputy Ministerがいるので、穴馬としては非常に面白いですね。

モルトアレグロ

父:Speightstown 母の父:Free House

前走はくるみ賞(500万下)を勝利し3戦2勝となっていますが、なじみの薄い血統の外国産馬でありイマイチ力がつかみにくい馬ですね。

父Speightstown(スパイツタウン)は現役時代ブリーダーズカップスプリント(GⅠ、ダート1200m)を勝利していますが、昨年春先に活躍したリエノテソーロの父と言えば聞いたことある方も多いでしょう。

この種牡馬はあまり日本に持ち込まれていないためほとんど想像になりますが、Gone WestにStorm Catの配合だとどうしても早熟傾向にある1600mまでの馬というのが答えになるでしょうね。

この配合だとアメリカとかで走らせたほうがもしかしたら大活躍したりするような気がしますが、日本に来るとどうしても単調なスピード馬になってしまうでしょう。

母系も日本に合うようなトレンド血統が少なくインパクトに欠け、仕上がりの早さと持ち前のパワーでどこまで粘れるかといった感じです。こういった配合で一流馬が出るとすれば、突然強くなるというよりも、デビュー当時から化物的な強さを見せつけるはずです。

アマルフィコースト

父:ダイワメジャー 母の父:High Chaparral

2戦2勝で挑んだファンタジーステークスは一番人気で3着でしたが、母系は重厚さを感じさせ面白い一頭です。

父ダイワメジャーはご存知のように仕上がりの早い底力を備えたスピードが多く先行ちょい差しのイメージが強いのですが、レースのグレードが高くなるとどうしても少しだけ軽い印象を受け、踏ん張りが足りません。

そうなってくるとメジャーエンブレム(母の父オペラハウス)のように母系にヨーロッパ系の血がほしいところですが、この馬の母系にもオペラハウスと同じSadler’s Wellsの子供の名馬High Chaparral(ハイ・シャパラル)が配合されています。

High Chaparralは英・愛両ダービーの他ブリーダーズカップ・ターフを制したり、凱旋門賞で二年連続で3着に入った名馬なのですが、シャトル種牡馬として南半球でも結果を残しています。

つまりはある程度のスピードレースにも対応できるヨーロッパのスタミナ血統というわけでダイワメジャー産駒にはピッタリの配合ですね。

※と、かなり面白い馬だなと書きながらさらに調べていたら、気性難の問題から調教ができずに放牧に出されたそうです。当然出走はなしですね(笑)。血統的にはかなり面白いと思います。

マドモアゼル

父:ブラックタイド 母の父:Pivotal

前走500万以下を勝って3戦2勝となりました。

父ブラックタイドはディープインパクトの全兄であり、キタサンブラックの父としてすっかり有名となりましたが、有力馬が増えてきましたね。やっぱり走る種牡馬なんでしょう。

母の父Pivotalはミッキーロケット(父キングカメハメハ)やファンディーナ(父ディープインパクト)の母の父ですが、他にサンプルが少なく若干傾向はつかみにくいものの、この二頭やマドモアゼル自身が先行を得意としていることなどからもこういった傾向があるのかもしれませんね。PivotalはNureyev系とCozzeneの配合となりマイルから中距離、場合によってはクラシックディスタンスまで走りそうな配合ですね。

更に母系を遡るとデインヒルやMiswakiの名前が見えますが、Pivotalも含めてスピードタイプの流れを組みながら大レースもこなしてしまう底力のある馬がならんでおり非常に興味深い配合です。

爆発的な末脚というよりもスピードの持続力で勝負するタイプのような印象を受けますが、このレースで好走するようだと今後が楽しみな一頭ですね。

スカーレットカラー

父:ヴィクトワールピサ 母の父:ウォーエンブレム

今回出走する馬のうち有力馬であるラッキーライラック(アルテミスステークス)やリリーノーブル(白菊賞)と走っており、一定の物差しになる馬ですねが、この馬はそれぞれ5着と2着です。

いづれも大負けはしていないんだけど勝ち負けに絡むまでは行っていないんですが、父ヴィクトワールピサと母の父ウォーエンブレムとなると何となく納得ですね。

ヴィクトワールピサはまだ産駒がデビューして三世代目ですが、ここまで全体的な印象として強そうなんだけどあまり強くないという馬が多いような気がしますね。ウォーエンブレムもこの阪神JFを勝っているローブティサージュを送り出しているものの大物感には欠けており、大崩れはしにくいけど底力はあまりないという点で共通しているのかもしれません。

こういったタイプにはNureyevやSadler’s Wellsのようなビシッとした欧州系の馬が欲しいところですね。

ナディア

父:ノヴェリスト 母の父:ダンスインザダーク

新馬戦を勝ってい挑んだ前走500万以下の秋名菊賞は2着でしたが、注目は新種牡馬ノヴェリスト産駒ということでしょう。

今期の新種牡馬としてオルフェーブルやロードカナリアが社台ファームの牝馬を中心に種付けを行われましたが、それに並ぶ目玉種牡馬として導入されたのがこの馬の父でドイツを中心に活躍したノヴェリストです。

ノヴェリストの父Monsun(モンスン、モンズーンとも)はソウルスターリングの母の父としても名前を聞いたことあるとは思いますが、欧州での貴重となっているブランドフォード系の種牡馬という点でも注目されています。

元々Monsunはドイツのローカル種牡馬として種牡馬生活を始めながら、どんどん実績を残し最終的にはヨーロッパでもトップクラスにまで登り詰めた種牡馬ですが、その子供のノヴェリストは元々スタミナ豊富(Monsunの系統は凱旋門賞向きとも言われています)なブランドフォード系のなかでもスピードを内在していると言われており、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(2400m)ではなんと2分24秒6という日本並みのタイムで勝利しています。

ただ、問題はこのノヴェリストですが、57頭がデビューした中で9頭しかまだ勝ち上がっていない点です。まだまだ産駒の傾向を判断するのには早すぎるとは思いますし、仕上がりは早いほうではないのは間違いありませんが、レーススタッツを見る限り上り3ハロンでここまで33秒台を記録した馬がほとんどいないという点で、切れ味不足ということがやはり不安点としてあります。

Monsunの血を引くソウルスターリングが切れ味勝負に若干の不安点を残すのもこのあたりが原因ではないのかと推測していますが、おそらくスローの上り勝負は決して歓迎できるタイプではないことは確かでしょう。

母系に関しても母の父はダンスインザダークで、母の母の父はDarshaan(ダルシャーン)でどちらかというと日本よりヨーロッパで走るのを見てみたい配合と言えますね。場合によっては向こうの長距離でも苦にしないような配合で大物が産み出す雰囲気のある感じがします。

底力は十分ありますが、時計勝負や切れ味勝負は歓迎できませんね。

トーセンアンバー

父:ディープインパクト 母の父:Songandprayer

前走は京王杯2歳ステークスを牡馬と走りましたが、残り3Fで勝ったタワーオブロンドンと同じ位置にいながら最後は0.7秒離された6着でした。

血統はディープインパクトに母系はUnbridled系を始めとしたMr Prospector系のアメリカ血統との配合になっていますが、僕の感覚だとあまりこういった配合に超大物がまだ現れていないような印象があります。

個人的にはあまりこういった前半から飛ばすタイプとの血の相性がよくないような感じはあるのですが、やはりディープインパクト産駒はStorm CatやDeputy Ministerなどといった爆発力のある馬の血が入っているほうがいい馬が多いような気がしますね。

レグルドール

父:アドマイヤマックス 母の父:Yonagska

何だか見慣れない配合だと思ったら宮崎県産の馬でした。いわゆる九州産馬ですね。特に母の父Yonagskaなんかはどこの馬やねん?となりましたが、どうやらアメリカで走っていたBlushing Groom系のGⅠホースのようですが、産駒成績にそれほど目立った点がないようです。

全兄のコスモドームなんかはオープン馬のようですが、やはり父系母系ともに地味すぎて地味に勝ち星を拾っていくタイプであるような感じがします。完全にローカルの短距離向きでしょうね。

グリエルマ

父:ロードカナリア 母の父:サンデーサイレンス

2戦目で未勝利戦を抜けてきたばかりですが、血統的にはちょっと気になる一頭です。

父の新種牡馬ロードカナリア(その父キングカメハメハ)は想像通り小気味良いスピードとレースセンスの良さで高い勝ち上がり率を誇っているようですが、注目は母がアズマサンダースでありその母があのオースミシャインという点ですね。

いずれも2歳戦から3歳の前半にかけて活躍していた馬ですが、母系のサンデーサイレンス×シンボリルドルフという配合は珍しいものの、いずれも競走馬として一時代を築いたり種牡馬としても大物を出しており、経験上こういったタイプは大舞台で思わぬ穴をあけたりするものです。

今のところ実績だけではあまり買える要素はありませんが、父ロードカナリアの血統的なバランスの良さや種牡馬として未知数な点を考慮すると買っておいてもおもしろい一頭かなという気はしますね。

ノーブルアース

父:ハーツクライ 母の父:ブライアンズタイム

前走赤松賞はスローペースの中伸びきれず6着でした。父ハーツクライはどちらかと言えば最後の詰めは甘くなるものの決め手はしっかりとしたタイプなだけに、母系のブライアンズタイムの血が強く出ているのでしょうか、前走だけを見るとスケール感には欠けます。

ラスエモーショネス

父Fastnet Rock 母の父:Kris S

すでに6戦走っており、1勝二着1回の馬です。

父はオーストラリア産でデインヒル系のFastnet Rockですがいかにもオーストラリアの馬という感じでスプリント戦を得意としていた馬のようです。

母の父はシンボリクリスエスの父として有名なKris Sになりましたが、どちらかと言えばこの馬はシンボリクリスエス一発だけという印象で当たりはずれの大きな馬なのではないのでしょうか。

血統からするとスピードはあるもののどちらかと言えばパワー系の少し時計のかかる芝を得意としているような印象で、戦績などを考えると雨でも降ってもらったほうがいいでしょうね。

ハイヒール

父:トーセンホマレボシ 母の父:エルコンドルパサー

アルテミスステークス、白菊賞といずれも有力馬が出走しているレースを走っており、ある程度勝負づけは終わったように感じる同馬です。

父トーセンホマレボシは良血を買われて種牡馬入りしたディープインパクト系種牡馬ですが、最初の世代からセントライト記念を勝ったミッキースワローを出すなど期待が高まりますが、母系はエルコンドルパサーにノーザンテーストと、決め手に優れるというよりも中距離で流れに乗ってこその馬という感じがしますね。

ノーザンテーストの3×3という最近の馬にしては珍しいインブリードがありますが、もうちょっとゆったりとした流れになる中距離や条件戦のほうがいいような気がします。

阪神ジュベナイルフィリーズ最終予想

考えてたら分からなくなりました。そりゃあ参考材料が少ないので当然ですね(笑)。

まず、本命と見られるロックディスタンスは思い切って切りました。まず大外だったことがやはり嫌ですね。あとステイゴールド系の産駒は休み明けはあまりピりっとしない印象なので、ここでは無理しないような気もするし、新馬戦の上り時計ばかり注目されているのもなんとなく過剰評価気味という気もして外しました。こういう時は来たら来たで諦めます。

そこで変わって本命と対抗にしたのがディープ産駒2頭です。今回出走するオルフェーヴル産駒は実績があるというのも分かるのですが、どちらも新種牡馬オルフェーヴルという名前に実力以上の期待感が乗っかっているような気もしたので、ここはあえてディープ産駒なのではないかという結論となりました。

その中でも血統的に面白かったのとアルテミスステークスで差のない競馬をしたという点でラテュロスを本命とし、底を見せていないマウレアも怖いとみました。逆にラッキーライラックは今回マークされそうなという点でマイナスになるのではないかと思います。

マドモアゼル、リリーノーブル、ソシアルクラブは血統的に面白いかなということで入れてみましたが、展開的にはサヤカチャンやコーディエライトも面白いとは思ったのですが、今回の予想上では外しました。

穴狙いでいくとすれば両頭とも面白いとは思います。

◎ラテュロス(2)
〇 マウレア(4)
▲ラッキーライラック(11)
△ マドモアゼル(6)
×  リリーノーブル(7)
注 ソシアルクラブ(12)

仮想投票

馬連すべて100円です。

2から4、11、6、7、12
4から11、6、7
11から6、7

以上10点計1000円です。

こういうレースはもうちょっと手を広げたほうがいいんでしょうが、多分外れそうな気がしてきたので、このへんにしておきます。

お友達ブロガーの競馬ページ