ソウルスターリングなど有力馬登場!毎日王冠典展望と血統分析

毎日王冠

さあ秋競馬が始まり、僕の馬券予想もGⅠレース初戦のスプリンターズステークスをなんとか的中させることができましたが、やっぱり秋・冬のファン注目レースは菊花賞や秋華賞よりもやはり天皇賞・秋からジャパンカップ、有馬記念までの古馬の中距離路線ではないでしょうか。

三冠挑戦でもかかっていれば3歳のレースも目が離せませんが、春競馬の力関係の確認的な意味合い的なレースに比べて、やっぱり上記のレースは真のチャンピオン決定戦のような感じがして個人的には自分の中の盛り上がり具合が一段違います。

さて古馬中距離路線ですが、今年はなんとオークス馬であるソウルスターリング(父フランケル)が秋華賞など牝馬限定路線ではなく毎日王冠から天皇賞・秋を目指すことを表明しています。

YouTubeなどの動画で拝見したのですが、社台ファームの吉田照哉社長によると、適正距離などの問題ではなく、十分通用すると見ての牡馬との混合レースへの参戦のようですし、来年以降の海外挑戦もはっきりと視野に入れているようです。

動画ではイギリスのキングジョージなんて話もでていましたが、例年のオークスのレースの中でもかなり強い勝ち方をしたソウルスターリングが毎日王冠でどんなレースをするか目が離せません。(画像引用:JRA公式サイト「毎日王冠」より)

スポンサーリンク 

毎日王冠(GⅡ)展望

根幹距離の問題

まず毎日王冠から見ていきたい(時間があれば別の記事で京都大賞典をやります)と思いますが、本番の天皇賞・秋と同じ舞台である東京競馬場で行われますが、問題は距離が本番より200m短い1800mであるという点です。

ある程度競馬を見てきたファンの方ならご存知でしょうが、この1800mという距離なんですが、一見よく行われる1600mと2000mの間の距離なので、この二つの距離が参考になるとおもわれがちですが、競馬には根幹距離という考え方があります。

簡単に言うと競走馬は最初から最後まで全力で走るわけではないのですが、走りながらもどこかで力(脚)を溜めますし一般的に息を入れるといいます。

それが騎手などの方によると400メートルごとの距離で似ているということなんです。つまりは200mの距離差というのはレースが別物になるということで、このあたりを気をつけておく必要があります。

ちなみにあの女傑ウォッカも毎日王冠は二回2着に敗れています。

レースの傾向

このレースに関しては非常に1番人気が強いレースであることは間違いありません。このあたりはおそらく真の一線級が出てくることが多いのことに起因しているでしょうが、休み明けだろうと結果の残しやすいレースなのかもしれません。

レースのタイムとしては1分44秒台で決着する年もたまにありますが、おそらく45秒から46秒台前半で決着すると見て間違いないでしょう。また前半3ハロンのタイムがほぼ35秒台になることが多いのでスローペースからの上り勝負になり、決め手というのはポイントになるでしょうね。

個人的にはこの毎日王冠というレースは天皇賞・秋とは違い、最後のひと踏ん張りがなくても行った行ったで残れるレースというイメージがあるので、先行力のある短距離馬も面白い感じがします。

またJRAの毎日王冠のデータ分析のページによると、11番より外の馬はここ10年で一頭しか連対していないなどかなり面白いデータがあるようです。あくまで参考程度の情報ですが、少し気にとめておいてもいいかもしれませんね。

登録馬の血統や特徴

ソウルスターリング

父:Frankel 母の父:Monsun

オークスの予想でも触れたのであまり詳しく説明する必要はないと思いますが、父は怪物と言われたFrankelであり母名牝スタセリタという世界的な超良血場です。

父Frankelはまだ産駒がデビューして間もないこともありあまり評価は定まっていませんが、その父Galileoは先日の凱旋門賞に産駒が5頭も出てくるほどの大種牡馬で、いまやヨーロッパナンバーワンの種牡馬と言っても間違いありません。その中でもFrankelが筆頭とも言える産駒なので、日本の競馬であれば恐らく距離不問で対応可能でしょう。

母の父Monsun(モンズーン)はドイツが大種牡馬で僕もよく知らなかったのですが、先日の凱旋門賞後のコメントで、どの騎手が言ったかは忘れましたが、”GalileoかMonsunの産駒じゃないとこの馬場は難しい”と言っていたのでパワーとスタミナを備えた馬なのは間違いないのでしょう。

問題はスピード面だけですが、ソウルスターリングのオークスの走りっぷりを見る限り、日本の馬場に対する適正も十分なのでしょう。

一点だけ不安な点を挙げるとすれば、極端な時計勝負になった場合、いずれの血を見ても日本のスピード競馬に完全に対応していない馬たちが並んでいるので、この点だけ不安はあります。

極端なスローペースの切れ味勝負や、先行馬が止まらないようなパンパンの馬場だった場合、他馬にも付け入るスキがあるかもしれません。

あと毎日王冠に関しては藤沢厩舎なだけに余裕の残しで出してきそうなのが馬券的には心配ですね。

サトノアラジン

父:ディープインパクト 母の父:Storm Cat

今年の安田記念の勝ち馬で、ソウルスターリング同じく予想では本命にしていたので思い入れのある馬ですが、血統面に関してはよくあるディープインパクトとアメリカの大種牡馬Storm Catの組み合わせです。

この配合にはキズナ(日本ダービー)やリアルスティール(ドバイターフ)などの他活躍馬も多く大物が出てきやすい配合となりますが、サトノアラジンの母系を辿るとStorm Catを始めとして底力のあるアメリカン血統である感じがします。

この馬については現役馬の中では瞬間最大速度だけ見れば間違いなくトップクラスと見てはいますが、問題はスムーズさに欠ける点です。今まで安田記念以外はこの末脚がうまく決まっていなかったわけで、問題は直線スンナリ前が空くかだけでしょう。

このあたりは血統的なものなのかもしれませんが、やはり操作性だけが気がかりです。ただ、安田記念の勝ちはフロックではないと思うので軽視は禁物です。

リアルスティール

父:ディープインパクト 母の父:Storm Cat

血統的にはサトノアラジンと同じ配合ですが、やはりこの馬の場合は祖母のミエスクでしょう。ミエスクと言えば昔血統辞典を眺めていていた時に、これでもかというぐらい強かったと強調されていた馬なんですが、80年代のマイルでは最強を誇ったと言われる牝馬で、その子供にもキングカメハメハの父としておなじみのKingmamboの他様々な活躍馬を送り出した名牝です。

そこにアメリカのスピード&パワー種牡馬であるStorm Catが配合されているので当然距離は短いほうがいいわけで、スタミナと切れ味をディープインパクトが補完するという形となっています。

おそらく距離に関しては東京コースなら2400mまでなら対応できるとは思いますが、今までの戦績なども見る限り、他のディープインパクト産駒と同じように相手が強い場合はどうしようもない詰めの甘いタイプのような気がします。

こういうタイプはGⅠを狙うのであればマイルのほうがいいのかもしれませんね。ちょっと本命にはしにくいタイプです。

マカヒキ

父:ディープインパクト 母の父:フレンチデピュティ

昨年の日本ダービー馬で優れた決め手が持ち味ですが、ここ2戦他のディープ産駒と同様相手が強くなると詰めを欠いています。

母の父はクロフネを送り出したフレンチデピュティで、これまたディープインパクトとの相性のいい配合ですが、個人的にはそこそこ強いが微妙に大物間がない馬が多いのがやはり気になります。

クロフネも決め手というよりも能力の高さが持ち味であり、産駒もそのような傾向があるので、もしかしたらマカヒキ自身も他のディープ産駒同様そこそこの成績で終わるような気がします。

また母系を見ていくとRainbowCornerやサザンヘイローといった、若干代替種牡馬とも言える血がならんでいるのが気になり、これからさらに強くなるかというと少し不安な面を感じます。

あくまでこの馬の適性がどこにあるかははっきりしませんし、相手次第というところはありますが、馬券的にはダービー馬という看板にあまりこだわり過ぎないほうがいいような気がします。

ただ東京コースは間違いなく合うでしょうね。

グレーターロンドン

父:ディープインパクト 母の父:ドクターデヴィアス

母あの快速馬ロンドンブリッジですが、前走安田記念はキャリアの少なさが心配されましたがするどい末脚を繰り出し4着に来ました。これだけで高い能力があることは証明されましたが、問題はこの安田記念はさらに後ろにいたサトノアラジンやレッドファルクスの後塵をはいした(それぞれ1着と3着)ことでしょう。

いずれもGⅠホースということで比較するのは可哀そうかもしれませんが、最大速度という点ではGⅠクラスではちょっと落ちるということでしょう。

まだまだ体がパンとしていなかったという可能性もありますが、血統的にはお母さんのロンドンブリッジもその母の父Danzigの特徴通り爆発的なスピードを持て余しながらレースをするタイプで、比較的買いにくい馬だったので、潜在的な能力に期待し過ぎると馬券的に損をする可能性の馬であるような気がします。

こういったタイプは相手が少し落ちた時に物凄く強い勝ち方をするような気がしますが、これから相手が強くなっていった時に大勝ちしたり大敗したりを繰り返すような気がしています。

今回のレースは能力を図る意味でも試金石ですが、人気するとちょっと切りたくなるようなタイプの馬ですね。


スポンサーリンク

フォローする