第37回ジャパンカップ2017予想 もう血統と外国人ジョッキーだけしか信用できません

ジャパンカップ キタサンブラック

日曜日(2017年11月26日)に東京競馬場で行われる第37回ジャパンカップ(GⅠ、芝2400m)に関するの予想ページです。

今回のジャパンカップは引退まで残り2戦となった王者キタサンブラックがどういった走りを注目するか注目ですが、頼りない古馬を見越してか今年の日本ダービー馬であるレイデオロ(父キングカメハメハ)とオークス馬であるソウルスターリング(父Frankel)が参戦してきてくれました。

彼らがいなければ、文字通りサトノクラウンとぎりぎりマカヒキが勝負に絡んでくるかなという寂しい感じでしたが、これで一応の主役は揃った印象があります。

これで外国からの招待馬もビッグネームが来てくれれば盛り上がったんですが、今回(最近?)は若干微妙なメンバーですね。

もはや歴史的名馬となったキタサンブラックがGⅠ7勝目を飾るのか、レイデオロが最近の不甲斐ないダービー馬の面目躍如をするのか、はたまたソウルスターリングがここを勝って、堂々と海外遠征できるのか、注目です。

(画像引用:JRA公式サイト「ジャパンカップ」より)

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ジャパンカップとは

東京競馬場で行われるGⅠ競走となります。1981年の第一回目より芝2400mの距離で行われており(2002年のみ改修のため中山競馬場2200mで開催)、海外の一流馬をJRA(日本中央競馬会)が招待することにより世界最高峰のレースを目指して創設されたレースとなります。国際化されたレースとしてはJRAとしては初めてのレースであり、優勝賞金3億円は国内最高額となっています。

かつては外国馬に圧倒されて中々日本馬の勝てなかったレースですが、近年は日本馬のレベルも上がり2005年のアルカセット(父Kingmambo)を最後に外国招待馬の勝利がありません。

過去36回のうち連覇したのは牝馬のジェンティルドンナ(父ディープインパクト)のみとなっています。(ブエナビスタも2年連続1着入線したが降格)

登録馬を見て初見での予想

◎キタサンブラック
〇マカヒキ
▲レイデオロ
△サトノクラウン
×ソウルスターリング
注アイダホ

正直なところ力だけで言えばキタサンブラックが抜けているのは間違いないでしょう。それに続くのがマカヒキ、レイデオロ、サトノクラウンの三頭と予想しますが、マカヒキは前々から距離は2400mぐらいあったほうがいいと感じていたので距離適性から〇に。

レイデオロに関しては力はあるとは思いますが、問題は前にキタサンブラックという前門の虎が強力なためにどうしても意識して動かなければいけないことと、この馬の武器は先行力や差し脚よりもレース中の機動力であると思って、それがプラスでもありマイナスでもあると感じ▲までとしました。

サトノクラウンは良馬場であれば△までですが、少しでも馬場の状態が悪くなれば、やはり対抗まで上げられます。

ソウルスターリングは前走頑張ってはいましたが、少し底が見えた感じがして、見切るのはまだ早いと感じつつも×が限界ですね。

外国馬は正直全馬つらいかなとは感じましたが、アイダホの全兄ハイランドリールは世界の色々な馬場で結果を残しているので、馬場適正が思いのほかあるような気がします。またヨーロッパ最高の種牡馬であるGalileo産駒ということでも軽視はできないかなと思いました。

もう一頭外国馬を挙げるとすればDanzig系のCape Cross産駒ギニョールが気になるところですね。

登録馬の血統と寸評

シュバルグラン(1枠1番)

父:ハーツクライ 母の父:Machiavellian

僕の中では実績の割に何となくパッとしないヤツというイメージのシュバルグランですが、そう言えば父のハーツクライも有馬記念でディープインパクトに勝利するまでは、好走はするけどイマイチ足らない馬という印象で、このあたりはそっくりですね。

また3歳以降掲示板を外したのは宝塚記念(二回)と有馬記念のみであり、東京競馬場や京都競馬場では好走が続いており、データを信用するとちょっと馬券的には面白い馬かなという印象もあります。

陣営のコメントによると少々ズブいという声もあるようですが、これまでの実績や父ハーツクライの現役時代なども考えると、先行するよりもやはり後方待機のほうがためれば伸びるという持ち味は活きるのではないでしょうか。

血統的には父ハーツクライ産駒は長距離適正が高く決め手に優れたタイプが多いのですが、個人的には長くいい脚を使うというよりも、一瞬物凄い脚を使うものの競り合いに少し弱いという印象があります。

そのためGⅠでは2着3着が非常に多くなっているのだと考えているのですが、こういったタイプは馬そのもの状態と、騎手の神騎乗が絡まって激走するタイプなのでしょう。今回はボウマンが初騎乗ということで、どんな走りを見せてくれるか楽しみですが、どちらに転んでもあり得るということで、父ハーツクライ同様馬券的には難しい馬だと思いますね。

母系はMachiavellian×Nureyev×Blushing Groomということでマイル付近が得意な血統であることは間違いありませんが、それぞれが母系に入って様々な距離で大活躍していることもあり、ジャパンカップの2400mぐらいであれば基本的に問題ないでしょう。底力に関してはこれでもかというぐらい厚みのある母系ですね。

GⅠを取るなら東京2400mが一番合う馬だとは思いますが、その一発があるかどうかだけですね。

レイデオロ(1枠2番)

父:キングカメハメハ 母の父:シンボリクリスエス

これまで唯一の敗戦は仕上がり途上で、尚且つ時計も早く前が止まらなかった皐月賞のみということで、いまだ底を見せていないと言えます。

スタートダッシュがつかないのが弱点ですが、レース中の機動性が高く、父キングカメハメハのような鋭い決め手をどこからでも発揮できる点が最大の魅力となります。

問題は先行するキタサンブラックにいつ並びかけるかだけでしょう。皐月賞の敗戦理由もしっかりしており、穴らしい穴もないのであとは普通に回ってくるだけで結果はついてくるような気がします。

血統面は父は大種牡馬キングカメハメハに母系は祖母があのディープインパクトの姉ということで底力に関しては十分でしょう。しいて言えばそのお祖母さんの父がスプリント色の強いSeeking the Goldということですが、そこにスタミナを備えたシンボリクリスエスが配合されることにより、うまく弱点を補えている印象があります。

この馬のようなタイプは前半から速いペースに巻き込まれるのが一番嫌でしょうが、今回も恐らく早い流れにはならないので、いつ仕掛けるかだけでしょうね。

ギニョール(2枠3番)※ドイツから参戦

父:Cape Cross 母の父:Monsun

ドイツ馬ということで力関係は全く分かりませんが、不気味なのは逃げ宣言をしていることと血統です。

ヨーロッパの競走馬の場合、末脚がしっかりしているのは間違いないのですが、こと切れ味に関しては最近の日本馬に軍配があがるのはまちがいありません。日本馬の場合、外国の馬場であれば電池切れを起こして最後延びないなんてことがよくありますが、最後叩き合いにならない限り差し馬はそれほど怖くないという印象があります。

逆に怖いのが先行馬になってくるのですが、前に行けるというのは血統面を考えるとやっぱり不気味です。父Cape Crossは単調なスピード馬を多く送り出していたDanzig系の種牡馬であり、この馬自身もそういった馬だったようなんですが、種牡馬になって評価が一変します。

産駒からはSea the Stars(あのGalileoの弟)とGolden Honeという二頭の凱旋門賞馬を送り出しており、もちろん内在的なスタミナはあるのでしょうが、スピード能力の高さで距離を凌駕しているタイプであると推測ができます。

また、このギニョールの母の父がMonsun(ソウルスターリングの母の父でもあります)ということでパワーとスタミナを備えた種牡馬が配合されており非常にバランスもよくなっています。

ドイツの馬ということだけが不安要素ではありますが、血統面に関しては他にアホヌーラなど日本に合うクラリオン系の血も見られ、外国馬の中では一番日本に合いそうかなという印象がありますね。

キタサンブラック(2枠4番)

父:ブラックタイド 母の父:サクラバクシンオー

今や説明不要の現役最強馬ですが、今回不安な点を挙げるとすれば、前走天皇賞・秋でかなりキツイ競馬をした反動でしょう。それ以外は前年もこのレースを勝利しており不安はありません。

本来のように先行して1000mを61秒ぐらいで通過できれば各馬は太刀打ちできないような気がします。

血統的には前々から行っているように曾祖父のサクラユタカオーの強化版だと見ているので、東京コースと2400mという距離も不安はないでしょう。

サウンズオブアース(3枠5番)

父:ネオユニヴァース 母の父:Dixieland Band

GⅠ2着3回と2勝馬の中では現役最強と思われますが、実績を買うべきなのか、調子が悪いと見てあっさり切るべきなのか悩みますね。こういう馬は分かりません(笑)。

血統的に分析すると母系のDixieland Bandがブルードメアサイアーではそこそこ活躍はしているものの、直系に重賞の勝ち馬はなく底力そのものは高くない印象はあります。問題は父ネオユニヴァースという点ですが、僕の見立てではあまり時計勝負に強くないと感じてはいます。

そのためある程度時計がかかれば少しぐらい出番はあるかなとは思いますが、そうなってくるとサトノクラウンが台頭するため、よくて3着までという評価になるでしょうか。

イキートス(3枠6番)※ドイツから参戦

父:Adlerflug 母の父:Arelon

ドイツの馬で安定した成績は魅力なんですが、今回出走しているギニョールに今年直接対決で二回負けています。また昨年のジャパンカップにも7着に終わっていることなどから底が見えていると判断して消します。

血統はSadler’s Wells系の種牡馬Adlerflug(その父In the Wings)に母系は最近ンしては珍しいナスルーラ系種牡馬の配合(そらに母の母の父はグレイソブリン系)ということで、少しスピードが足らないような気がしますね。

ソウルスターリング(4枠8番)

父:Frankel 母の父:Monsun

オークス馬ですが、とある動画では社台ファームの吉田照哉社長が来年の海外遠征をほのめかしていたほどの馬で期待が高まります。ただここ二戦の凡走が気になる所です。

前走は道悪、前々走はスローペースでこの馬の苦手な瞬発力勝負になってしまったことが原因にあげられますが、本来強い馬であれば少々の悪条件などは跳ね飛ばしてしまうものです。僕ももしかしたらウォッカ並みの化物牝馬と思ってはいましたが、最近はそこまでのスーパーホースではないような気がしてきました。

ただ、今回プラスの条件として距離が伸びて競馬がし易くなるのは間違いないでしょう。切れ味不足で敗戦した毎日王冠より3ハロン距離が延びることにより、もう少し持久力勝負になることが考えられ、この辺はプラスでしょう。

ただ、同様にキタサンブラックやマカヒキも同じ意味でレースはしやすくなるので、このあたりの力関係がどうかという気もしますね。

血統面は父Frankelはマイルから中距離で無敗を誇った名馬ですが、元々はSadler’s Wellsの系統ということや、母スタセリタが中距離で活躍したことなどから逆に日本の馬場はクラシックディスタンスぐらいのほうがレースはしやすいように感じます。

ただ気性的に少し行きたがる面もあるので、ここが力をだせるかのポイントになるでしょうね。また今回唯一53キロで出れるということで、古馬の牡馬を倒すにはこのレースしかないという気もします。

55キロなら馬券から消していたと思うので、個人的には応援しているものの3歳牝馬には少し厳しいのではないかと感じています。

レインボーライン(5枠9番)

父:ステイゴールド 母の父:フレンチデピュティ

寸評にはなりますが、サトノクラウンと同様時計がかかってこその馬でしょう。血統的にもまさしくそういうタイプで、母系も少しスタミナ色が強く決め手に欠けるような気がします。

サトノクラウンの劣化版なので消します。

サトノクラウン(6枠12番)

父:Marju 母の父:Rossini

前走天皇賞・秋でのキタサンブラックとの最後の直線は痺れましたが、やはりこの馬は良馬場での走りがどうかというのがポイントでしょう。

これまで好走したレースはほとんどが道悪で時計のかかる馬場であったことが、この馬の評価をイマイチ固められないところですが、個人的にもあっさり切っていいものか思案中(まぁ切るつもりなんですが・・・)です。

血統的にMarjuはラストタイクーンの子供ということで、底力もあり不気味な感じはしますが、母系等を見てもイマイチトレンドのスピードの血がないことなどから、やっぱり時計勝負には強くないと思います。

おそらく直線はしっかり伸びてくるでしょうが、スローペースなら勝負所で置いて行かれるでしょうし、ハイペースになるとマカヒキやレイデオロなどの溜めると伸びそうなタイプがいることなどから掲示板が精いっぱいなような気がします。

シャケトラ(7枠13番)

父:マンハッタンカフェ 母の父:シングスピール

春先は未知の勢力ということで人気していたシャケトラですが、結果を残すことができず、すっかり伏兵扱いになってしまいました。半年でこれだけ評価が変わるのも面白いなとは感じますが、父マンハッタンカフェということを考えるとやっぱりこの程度かな?という印象はありますね。

元々僕の中ではマンハッタンカフェ産駒はゆっくり行ってピュッと鋭い脚を使うタイプの種牡馬と見ているので、あまり東京競馬場のGⅠレースのような直線入り口から加速が始まり、長くいい脚を使わない馬場などは合っていないような感じがします。

だから直線ギリギリまで我慢できる下級条件や長距離のレースでこの父系が強いのだと分析しているのですが、やはりこの東京2400mのGⅠという舞台はいくら母の父がジャパンカップを勝っていると言っても厳しいところでしょう。

アイダホ(7枠14番)※アイルランドから参戦

父:Galileo 母の父:デインヒル

ヨーロッパの競馬史上でも最高クラスの種牡馬ともいうべきGalileo産駒になりますが、母の父もこの馬とかなり相性がいいと言われているデインヒルです。

GalileoはSadler’s Wellsの系統ということでモッサリした印象がありますが、最近は孫の代になりかなりこの重たさが解消されつつあります。そのため昔のイメージで買うと失敗すると思います。

ただ、残念なのは今回Galileo産駒の中でも中級馬とも言えるこの馬が来てしまったことでしょうね。実はこの馬の全兄にはハイランドリールという馬がいるのですが、この馬は世界中の色々な競馬場で好走していただけに、スケール感の落ちるアイダホでは少し役不足な印象があります。

血統的には阪神競馬場あたりで宝塚記念に出てくれば面白いのですが、東京競馬場の良馬場ではやはり少し決め手で見劣りする気がします。

ヤマカツエース(8枠16番)

父:キングカメハメハ 母の父:グラスワンダー

いかにもキングカメハメハ産駒の中級馬という印象があり、持続力には優れているものの、少し決め手には欠ける印象があります。まさしくレイデオロなんかとは真逆とは言えますが、キングカメハメハ産駒の上級馬と中級馬との違いはゴール前でのひと踏ん張りにあり、ヤマカツエースのようなタイプは東京競馬場のような底力のいるコースは向いていないような気がします。

※時間がなかったので他の馬については状況を見ながら追記します。

馬券から消した馬

  • ディサイファ
  • ワンアンドオンリー
  • ラストインパクト

上記三頭は近走不振から力不足と見て消します。

ジャパンカップの最終予想

◎キタサンブラック(4)
〇マカヒキ(11)
▲レイデオロ(2)
△シュヴァルグラン(1)
×ソウルスターリング(8)
注ギニョール(3)

仮想投票

すべて馬連各100円

4-11、2、1、8、3
11-2、1、8
2-1、8

の組み合わせで計10点1000円です