2017年6月4日東京競馬場(距離1600m)で行われた”日本のマイル王決定戦”第67回安田記念ですが、ルメール騎手の四週連続GⅠ勝利などが話題となっていたものの、勝ったのは川田騎手騎乗の7番人気サトノアラジン(栗東・池江厩舎)でした。
なお二着には昨年の安田記念を勝利していたロゴチャンスが人気薄で逃げ粘る形になり、馬連で104.8倍をつけるなど波乱の結果となりました。
ルメール騎手騎乗の一番人気イスラボニータは直線で前が開かないという不運にも見舞われ、8着に沈みました。
直前予想
◎サトノアラジン(14)
〇イスラボニータ(15)
▲ステファノス(18)
△エアスピネル(8)
×レッドファルクス(6)
×ブラックスピネル(11)
注グレーターロンドン(7)
予想では上位馬の力拮抗と判断し、決め手が一番あると思われるサトノアラジンを本命馬としていました。
第67回安田記念2017の結果・全着順
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 性齢⁄馬体重⁄B |
タイム (着差) |
上3F | 騎手 | 人気 (オッズ) |
予想 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 14 | サトノアラジン 牡6/528(+4)/ |
1.31.5 | 33.5 | 川田 将雅58.0 | (12.4) | ◎ |
2 | 8 | 16 | ロゴタイプ 牡7/494(-4)/ |
1.31.5 クビ |
34.4 | 田辺 裕信58.0 | (14.6) | |
3 | 3 | 6 | レッドファルクス 牡6/474(0)/ |
1.31.6 クビ |
33.7 | M.デムーロ58.0 | (7.9) | × |
4 | 4 | 7 | グレーターロンドン 牡5/474(+2)/ |
1.31.6 クビ |
33.9 | 福永 祐一58.0 | (11.8) | 注 |
5 | 4 | 8 | エアスピネル 牡4/476(-8)/ |
1.31.7 クビ |
33.6 | 武 豊58.0 | (5.9) | △ |
6 | 6 | 12 | ビューティーオンリー せん6/496(-18)/ |
1.31.8 1/2馬身 |
33.9 | Z.パートン58.0 | (18.1) | |
7 | 8 | 18 | ステファノス 牡6/484(+2)/ |
1.31.8 クビ |
34.2 | 戸崎 圭太58.0 | (8.1) | ▲ |
8 | 7 | 15 | イスラボニータ 牡6/480(-8)/ |
1.31.9 1/2馬身 |
34.4 | C.ルメール58.0 | (3.5) | 〇 |
9 | 5 | 10 | クラレント 牡8/488(0)/ |
1.31.9 クビ |
34.4 | 岩田 康誠58.0 | (120.9) | |
10 | 3 | 5 | コンテントメント せん7/500(-16)/ |
1.32.32 1/2馬身 |
35.0 | J.モレイラ58.0 | (44.5) | |
11 | 5 | 9 | ロンギングダンサー 牡8/488(+4)/B |
1.32.3 アタマ |
34.0 | 横山 和生58.0 | (347) | |
12 | 2 | 3 | サンライズメジャー 牡8/484(-8)/ |
1.32.72 1/2馬身 |
35.6 | 池添 謙一58.0 | (207.5) | |
13 | 1 | 2 | ディサイファ 牡8/502(+2)/ |
1.32.7 クビ |
35.4 | 四位 洋文58.0 | (138.9) | |
14 | 7 | 13 | ロジチャリス 牡5/554(-6)/ |
1.32.8 クビ |
35.0 | 内田 博幸58.0 | (55.1) | |
15 | 2 | 4 | アンビシャス 牡5/466(-4)/ |
1.32.9 3/4馬身 |
34.8 | 横山 典弘58.0 | (9.1) | |
16 | 8 | 17 | ヤングマンパワー 牡5/516(+2)/ |
1.33.1 1 1/4馬身 |
35.7 | 松岡 正海58.0 | (32.4) | |
17 | 1 | 1 | トーキングドラム 牡7/484(+6)/ |
1.33.1 アタマ |
35.6 | 石橋 脩58.0 | (178.7) | |
18 | 6 | 11 | ブラックスピネル牡4/500(-2)/ | 1.33.7 3 1/2馬身 |
36.4 | 松山 弘平58.0 | (19.5) | × |
赤字は予想段階で切った馬
単勝14 1,240円(7番人気)、枠連7-8 590円(2番人気)、馬連14-16 10,480円(40番人気)
レース回顧と感想
レース内容から振り返りますと、各メディアの予想では先週の日本ダービーのようにスローになるのではないかと目されていましたが、結果的には前半800mが45秒5という、これぞGⅠのマイル戦という速い流れでした。
勝ったサトノアラジンは末脚を活かすべく後方待機し、4コーナーでは大外をまわしてメンバー中随一と思われた決め手を発揮し、ゴール前でしっかりと差し切ることができました。
念願のGⅠ制覇となったわけですが、すべてがこの馬に向くような内容でしたね。大きいところを勝つというのはこういうことなのでしょう。素直に祝福したいと思います。
僕も本命に予想していましたが、イメージした通りの勝ち方でした。
さて、問題は二着のロゴタイプですね(笑)。
直線向いた瞬間にハイペースなのが分かっていましたから、予想は的中しただろうなと半ば確信していたのですが、逃げたロゴタイプが止まらないというのは予想外でした。というかあのペースで行って最後まで残るのは非常にこの馬に力がある証拠ですね。
前年の安田記念がスローペースの賜物という判断をしていただけに、少し評価を見誤ってしまいました。
三着以下に目をやりますと7着ステファノスを除く8着のイスラボニータまでの馬に力の差はないような内容でした。このあたりの馬たちは勝ったサトノアラジンも含めてなのですが、もう一度枠順などを変えてレースをやり直せば大きく着順は変わるでしょう。
特に5着エアスピネルと8着イスラボニータは直線200mを切っても前が開かないというどうしゆもない流れの中での勝ち馬と0.2、0.3秒の差だっただけに残念でした。
武豊およびルメールの場所どりが悪いという意見が見受けられますが、本来のハイペースであれば直線で垂れてくる馬がいるはずなのに、どの馬も止まらずに隙間が生まれなかったのが原因でしょうし高速馬場がこの二頭には不運ででしたね。
最後にステファノスはやっぱりマイルの早い流れはちょっと向いてなかったと思います。今まで通り中距離路線がベストでしょう。
仮想投票の収支
今回は勝ったサトノアラジンにしっかりと本命印(◎)を打てたものの、二着にきたロゴタイプをあっさり見切ってしまったのが失敗でした。
しかしあと10mあれば・・・と今でも思ってしまいますが(笑)、これが競馬というものですね。
7戦3的中(投資8,000円 回収5,380円)
回収率67.25%
当たっていれば一気に回収率が150%程度にいってただけに、ここを外したのは痛いところですね。