本日(2017年8月20日)は秋競馬の前哨戦として昔から注目度の高い札幌記念(GⅡ)が札幌競馬場にて行われました。
日本ダービーの頃は予想は絶好調で、馬券予想が外れても本命はちゃっかりと勝利するなど、このまま波に乗るかと思われた僕の予想でしたが、宝塚記念あたりから旗色が悪くなり3連敗。
回収率も100%に近づいていたのが一気に70%前後まで低下してしまいました。
果たして今回の結果はどうだったのか振り返ってみましょう。
札幌記念2017 事前予想
◎エアスピネル(13)
〇ヤマカツエース(3)
▲サウンズオブアース(7)
△タマモベストプレイ(6)
×ナリタハリケーン(2)
×マウントロブソン(5)
エアスピネルとヤマカツエースのエースの二頭の力が抜けていると判断して二頭が軸になると考えました。
実際のところ三番手以下は消去法の順位付けとなっていますが、正味の所では横一線という判断です。
札幌記念2017結果と全着順
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 性齢⁄馬体重⁄B |
タイム (着差) |
通過順位 上3Fタイム |
騎手 | 人気 (オッズ) |
予想 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | サクラアンプルール 牡6/476(+2)/ |
2.00.4 | 35.0 | 蛯名 正義 57.0 |
(19.9) | |
2 | 2 | 2 | ナリタハリケーン 牡8/486(0)/ |
2.00.4 クビ |
34.7 | 藤岡 康太 57.0 |
(68.1) | × |
3 | 3 | 3 | ヤマカツエース 牡5/508(-6)/ |
2.00.6 1 1/2馬身 |
35.4 | 池添 謙一 57.0 |
(2.7) | 〇 |
4 | 5 | 7 | サウンズオブアース 牡6/512(0)/ |
2.00.7 1/2馬身 |
35.3 | 横山 典弘 57.0 |
(8) | ▲ |
5 | 8 | 13 | エアスピネル 牡4/480(+4)/ |
2.00.8 クビ |
35.7 | C.ルメール 57.0 |
(3.9) | ◎ |
6 | 4 | 4 | ロードヴァンドール 牡4/482(-16)/B |
2.00.8 クビ |
36.1 | 太宰 啓介 57.0 |
(15.4) | |
7 | 5 | 6 | タマモベストプレイ 牡7/476(-12)/ |
2.00.9 クビ |
35.9 | 吉田 隼人 57.0 |
(43.8) | △ |
8 | 4 | 5 | マウントロブソン 牡4/492(-4)/ |
2.00.9 ハナ |
35.0 | J.モレイラ 57.0 |
(4.3) | × |
9 | 7 | 11 | アングライフェン 牡5/478(+6)/ |
2.00.9 アタマ |
35.0 | 福永 祐一 57.0 |
(23.7) | |
10 | 7 | 10 | サングラス 牡6/506(+6)/B |
2.01.2 1 3/4馬身 |
35.1 | 藤岡 佑介 57.0 |
(253.1) | |
11 | 6 | 8 | ツクバアズマオー 牡6/480(-2)/ |
2.01.4 1 1/4馬身 |
35.7 | 勝浦 正樹 57.0 |
(45.9) | |
12 | 6 | 9 | ディサイファ 牡8/500(-2)/ |
2.01.5 1/2馬身 |
36.1 | 四位 洋文 57.0 |
(45.8) | |
13 | 8 | 12 | マイネルミラノ 牡7/480(-10)/B |
2.01.8 2馬身 |
37.0 | 丹内 祐次 57.0 |
(30.8) |
レース概要
平均ペースで進むがスタミナおよびパワーが問われるレースだった
レースは戦前の予想通りロードヴァンドールが引っ張る流れとなりましたが、マイネルミラノ、タマモベストプレイなどもこれに続き、人気馬エアスピネルも好位につける形になり、各馬は思惑通りの場所を取れたと感じます。
レースは馬場の状態から考えると平均ペースで進んだようですが、結果的に勝ったサクラアンプルール他、上位にきた馬たちはほぼ中位より前にいた馬が来たので、それほど苦しい流れではなかったと見えます。
ただラップタイムに注目してみると、200mから400mの区間を除いてはほぼ12秒前後の時計で走っており、最後までほぼ同じ(特に残り1000mからは延々と12秒前後)ペースだったことが分かります。
よって最後の直線止まったとは言えないものの、最後にギアチェンジできるような余力が最後延びてきたサクラアンプルールやナリタハリケーン以外の各馬になかったことが想像でき、最近にしては珍しい消耗戦だったと考えられます。
レースそのものは最終コーナーで人気のヤマカツエースとエアスピネルが堂々と上がってきましたが、あっさりサクラアンプルールなどに交わされたところを見るとどちらも息がもたなかったのではないのでしょうか。
こうしてみると最後は各馬のスタミナの差が勝負を分けたように感じます。
キンカメ産駒が上位を占める
レース結果を見て面白いのは4着に入ったロードヴァンドールを除いて、1着のサクラアンプルールから5着のエアスピネルまですべてキングカメハメハ産駒というところです。
レースの予想段階では、キンカメ産駒が決してこの札幌競馬場の馬場が完全に向いているとは思えない(ただ苦手までとは言えないですが)ようなことを書いていましたが、結果的にはキンカメ産駒のレースに行っての器用さとスピードの持続力の高さが発揮されたレースと言えるのではないでしょうか。
思い返すと父キングカメハメハも日本ダービーでは好位を進みそのまま押し切りましたが、こういった消耗戦は得意なのかもしれません。
レースのグレードが上がるとラップタイムも早くなり、よりスピードの持続力が重要となってきますが、キンカメ産駒が重賞戦線で活躍できる理由もこのあたりなのでしょう。
各馬寸評
◎ エアスピネル 5着
鞍上ルメールのコメントにもあったように僕も距離だと思います。
展開としては絶好で4コーナー回る時も楽な手ごたえで上がってきたように感じたので、一瞬予想的中と思ったのですが、あっさりとサクラアンプルールに交わされました。
最後の最後はギリギリ掲示板をキープした感じだったので、完全にスタミナ切れでしょうね。
ただ、これはあくまで札幌の馬場が影響したものであり、通常の早い時計がでる馬場なら本質はマイラーなんでしょうが2400mぐらいまでは十分力は発揮できると思います。
〇 ヤマカツエース 3着
この馬は元々休み明けということでちょっと割引が必要と考えていただけに、十分やったほうでしょう。
元々末脚が切れるタイプではないので、ああいった交わされ方は予想通りでした。
ただ交わされた相手がエアスピネルではなくサクラアンプルールというのは想定外でした(笑)
× ナリタハリケーン 2着
函館記念の時も穴馬として注目していた同馬ですが、この時は7着に沈んだものの見どころのあるレースだったので今回も予想に残していたんですが、ここは正解でした。
元々お祖母さんがファビラスラフィンという良血なので、ダートから芝路線の変更も意外とすんなりいっていたので注目していたのですが、ここは鼻高々とはいかないものの、少しだけ面目躍如となりました。
勝ち馬 サクラアンプルール 無印
似たような血統と走りっぷりからエアスピネルの劣化版ということで軽視してしまったサクラアンプルールですが、少し見限るのが早すぎました。
函館記念の時はナリタハリケーンとともに穴馬(本格化してきたと感じた)として注目していた馬なんですが、やはり重馬場だったことを考慮してもう一戦我慢してもよかったのかもしれません。
ナリタハリケーンを予想に残せていただけに尚更残念です。
まぐれではないと思うので次走も注目です。
× マウントロブソン 8着(3番人気)
僕の中では前走の福島テレビオープンの勝ち方がイマイチと感じていたので軽視していた同馬ですが、ここは想像どおりの結果となりました。
ただ、十分予想から切れた馬だったんですが他のブログの予想やモレイラにちょっと惑わされました。
結果的にはサトノアレスぐらいの実力なのではないでしょうか。
札幌記念の予想の反省
これは結果論ですが、あくまで穴狙いにいくなら人気のヤマカツエースやエアスピネルを重視せずにナリタハリケーンとともにサクラアンプルールまで手を広げることは可能でしたが、やっぱり今回の失敗はマウントロブソンとエアスピネルの取り扱いですよね。
マウントロブソンは前走の勝ち方の内容からあまり強くないのでは?と感じていたのを3番人気に推されていたことや、鞍上がモレイラということで必要以上に意識をしてしまいました。
ほんとオープンの平場を勝っただけの馬だったのでもうちょっと第一印象通りスパッと切ってよかった気がします。(ディープインパクト産駒の中級馬なんで切りやすかったんですが・・・)
あとエアスピネルですよね。
さすがにここを勝たないと本当に好走するの”善戦マン”に終わってしまうと感じ、応援的な意味合いもあっての本命だったんですが、やっぱり距離でしょうね。
あと母系の影響は偉大だ(笑)。
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投資13,000円 回収8,240円(12戦中4戦的中)
回収率63.4%
四連敗です。ヤバし!