チャンピオンズカップ2017血統診断 今回分からないので予想はナシ!?

チャンピオンズカップ

今回は予想はナシ!血統評価と展望のみ

いよいよ2017年も師走に入りますが、12月一発目の競馬はダートの頂上決戦第四回チャンピオンズカップ(GⅠ、中京競馬場、ダート1800m)が12月3日に行われます。

そこで今回も長々とうんちくを語りながら予想みたいなものをしたいところですが、ダートは正直何が起こるか分かりません。かつてのクロフネのように圧倒的な力量差があれば予想もしやすいものですが、人気馬がコロッと負けるのがダート競馬です。

理由は展開だったり、馬場だったりするわけですが、僕の予想スタンス上ダートの予想にはかなり時間がかかりそうということで、今回の記事はほぼ血統診断のみとさせていただきたいと思います。

おそらく、あまり参考にしている人もいないとは思いますが、血統について苦手という人のために書いていきたいと思います。

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チャンピオンズカップ2017登録馬寸評(種牡馬順)

父ゴールドアリュール(サンデーサイレンス系)

ゴールドアリュールと言えば現役種牡馬の中でも最強のダート適性を示す種牡馬で間違いないでしょう。ダート界のディープインパクトですね。

しかしながらダート界の”魔王”(個人的イメージ)の割には2009年にエスポワールシチーがマーチステークスを勝ってから中央では重賞を18勝(中央GⅠは5勝)しかしていません。このあたりのデータがどうでるかですね。

後述のネオユニヴァース産駒に比べると母系にはイケイケドンドンの北米系の馬が多いですね。

コパノリッキー

母の父:ティンバーカントリー 母の母の父:トニービン

ティンバーカントリー(Mr Prospector系)はアメリカダートで活躍した2歳チャンピオンで、3歳時にもクラシック二冠目プリークネスステークスを制した一流馬です。日本で種牡馬入り後もアドマイヤドンをはじめ芝・ダート条件を問わず活躍する産駒を輩出していますが、どちらかと言えば芝もこなせるスピードのあるダートよりの種牡馬といった感じでしょうか。

産駒はMr Prospector系らしい先行力と持続力が持ち味であり、コバノリッキー自体も先行力を武器にしていますね。トニービンはダートの得意な種牡馬ではりませんがスタミナの補完にはなっているでしょう。

実績があるだけに十分勝機はあるでしょう。

ゴールドドリーム

母の父:フレンチデピュティ 母の母の父:Cox’s Ridge

今年のフェブラリーステークスを制していますが、ここ三戦凡走しています。

母の父フレンチデピュティは芝・ダート兼用の種牡馬であり代表産駒でもあるクロフネがその特徴をよく現していますが、特徴的なのは人気薄でよく勝っているところなど激走型と言えます。

また勝ちパターンとしては逃げたり追い込んだりして勝つことが多く、極端なレースが多いような印象があります。調子次第では人気薄でも面白い一頭でしょう。

母系は遡ると名牝Specialに行きつき、一族にはSadler’s WellsやNureyevなどの他ジェイドロバリーもおり名門の血を引いています。

サンライズノヴァ

母の父:サンダーガルチ 母の母の父:リアルシャダイ

勝つときは後方からダートとは思えない鋭い脚を使う割に、負ける時はあっさり負けたりと取捨の難しい馬ですね。

母の父サンダーガルチは前述のティンバーカントリーと同期のケンタッキーダービー馬(ベルモントステークスも勝利して二冠)で、アメリカで数々の活躍馬を送り出していますが、日本では産駒も少ないせいか直仔が重賞を勝っておらず、母の父としてもそれほど活躍馬を送り出しているとは言えません。

叔父にサンライズバッカス(フェブラリーステークス)がいますが、レース内容は少し似ていますね。また母の母の父リアルシャダイはかつてスタミナキングのような種牡馬でしたが、コバノリッキーにもこの血がありますね。

メイショウスミトモ

母の父:アジュディケーティング 母の母の父:ミスターシービー

前走シリウスステークスの勝利で初の重賞勝ちとなりましたが、テンに行くスピードがないのがつらいところですね。

母の父アジュディケーティング(Danzig系)はダートの短距離を得意としていた種牡馬ですがミスターシービーといい底力に欠ける産駒が多いのが特徴ですね。

伯父ウイングアロー(フェブラリーステークス、ジャパンカップダート)がいるのは心強いところですが、この馬の成績は元々安定していただけに、ここまでのスケール感はないような気がしますね。

父ネオユニヴァース(サンデーサイレンス系)

ネオユニヴァースは種牡馬ランキングでも安定した成績をのこしていますが、ヴィクトワールピサ(母の父Machiavellian)以外はロジユニヴァース(母の父Cape Cross)、アンライバルド(母の父Sadler’s Wells)ぐらいしかGⅠを勝っておらず少し大物感に欠ける産駒がおおいですね。

また個人的な印象としてはあまり時計勝負に強くない印象があり、ダート重賞の勝ち馬も今回のグレンツェント以外にいないことなどから、あくまでこなせる程度と推測します。

活躍馬の母系に欧州系の馬が多いのは気のせいでしょうか。

グレンツェント

母の父:Kingmambo 母の母の父:Irish River

レパードステークスと東海ステークスを勝利していますが、最近壁に当たっている印象があります。ただ東海ステークスが今回と同条件なだけにこのあたりにまだ買える要素はありますね。

血統的に母の父Kingmamboはキングカメハメハの父として有名ですが、圧倒的なスピードを誇るせいもあってかダートであまり活躍馬がいませんね。ただ母系に入って色々なタイプを送り出しているので、あまり決め打ちしにくい種牡馬ではありますが、血統的にダートはこなせるタイプでしょう。

ただ全体的にヨーロッパ色が強いような気がしますね。なんか僕の中ではしっくりこない馬です。

ピオネロ

母の父:Candy Stripes 母の母の父:Ahmad

当初は芝でもそこそこ通用していましたが、ダートに方向転換してからは堅実な成績を残しています。ただ勝ちきれていませんね。

成績も微妙なところですが血統もよく分かりません(笑)。あまり見たことない種牡馬だなと思ったら、お母さんはアルゼンチン出身だそうで、そりゃわかりませんがな・・・。

全体的にはあまりダート色は強くない印象を受けますが、分からない馬が多すぎます。

アドマイヤマックス(サンデーサイレンス系)

ケイティブレイブ

母の父:サクラローレル 母の母の父:Be My Guest

この馬の戦績を見ると少し湿った馬場のほうがいい結果を残しており、どうも時計がかかるとパッとしません。このあたりがポイントでしょうか。

父アドマイヤマックスは短距離を中心に活躍した馬ですが、繁殖馬に恵まれないものの4頭の重賞勝ち馬を送り出しています。ただサンプルが少ないこととサンデーサイレンス×ノーザンテーストの牡馬がそれほど活躍してないことから少し傾向がつかみにくいですね。

母系はサクラローレルとBe My Guestの配合で底力とスタミナに優れていそうな配合ですが、近親はビーマイナカヤマ(ガーネットS)やマイネルフォーグ(京王杯2着)など、どうも短距離で活躍している馬が多いようです。

こういったスタミナタイプなのに短距離で走る馬が多い系統としてリファール系が有名ですね。

結局よく分からない(笑)配合となりますが、父系、母系ともに短距離で活躍しているもののスタミナの血はありますね。

カネヒキリ(サンデーサイレンス系)

ミツバ

母の父:コマンダーインチーフ 母の母の父:アフリート

最近力をつけてきた感のあるミツバですが、父はダート界のディープインパクトと呼ばれたカネヒキリです。日本のダートレースの歴史の中でも間違いなくトップクラスの一頭でしたが、はたしてこのミツバが血を残せるか気になりますね。

母系を見ると祖母は僕が競馬を始めたころに活躍していたゴールデンジャック(父アフリート)ということでかなり懐かしいですね。また母の父コマンダーインチーフということですが、この配合は中級馬は送り出すものの若干GⅡどまりという印象もあり底力に欠けるような印象があります。

ミツバの父カネヒキリはフジキセキ×Deputy Ministerで爆発力のある配合ですが少し揉まれ弱そうという感じがします。

全体的な印象としては母系が少しインパクト不足という感じはしますが、いずれもダートをこなせる種牡馬が揃っていますね。あとはカネヒキリの血がゴールドアリュールほど影響力があるのかということでしょうね。

ロンドンタウン

母の父:Honour and Glory 母の母の父:Storm Cat

前走韓国で行われたコリアカップ(GⅠ)を勝利し注目が集まる同馬です。

配合を見ると母系はトーヨーリファールなどを送り出したリローンチの子Honour and GloryにStorm Catの配合で北米色が強くなりますが、トーヨーリファールなんかのイメージだとダートだけでなく場合によっては芝も走りそうな配合ですね。

ただこういったタイプは弱い相手にしっかり勝つようなタイプであり、一旦頭打ちになるとスランプに陥りやすそうな配合ですね。

あくまで感覚的にはGⅠを勝つような底力がないように感じるものの、配合は全体的にはよく分からんというのが正直なところです(笑)。

(なんだかよく分からん馬ばかりで投げやりになってきた・・・)

ディープスカイ(サンデーサイレンス系)

モルトベーネ

母の父:アフリート 母の母の父:ディクタス

アンタレスステークスを勝利しましたが、ここ二走凡走しています。

父ディープスカイ(その父アグネスタキオン)はNHKマイル(GⅠ)と日本ダービー(GⅠ)を勝利した変則二冠馬ですが天才型のアグネスタキオン産駒らしく最後まで戦績は安定していましたが、個人的にはディープスカイの母の父が日本であまり実績のないDanzig系のChief’s Crownということで、あまり種牡馬として成功しないかなと思っていたら、最近地味に重賞で産駒を見かけますね。もしかしたら大物感はないものの中級馬を沢山送り出すタイプなのかもしれません。

母系を見てみると母の父アフリートはダートは得意なものの上級馬は芝でも強い馬を送り出していた馬です。ただこの馬もスケール感には欠け、GⅡやGⅢで強い勝ち方をしたと思えば、GⅠで凡走したりするイメージなどもあり、安心できないタイプのようような印象があります。

ディクタスはサッカーボーイなどを送り出したことで有名ですが、何となく血統表のこの位置で見るのも久しぶりだなという感じがして、もしかしたらあまりバランスのいい配合とは言えないのかもしれません。

ディープスカイ産駒のクリンチャーが菊花賞で2着に激走したのが若干気になりますね。

ジャングルポケット(ナスルーラ系)

アウォーディー

母の父:サンデーサイレンス 母の母の父:Sadler’s Wells

フロックでは上位に来れないドバイワールドカップで5着に入ったほどの実績馬ですが、血統を見るとほぼ芝を得意とする馬ばかりで訳の分からないアウォーディーです(困ったぞ)。

母は牝馬ながら天皇賞・秋を制したヘヴンリーロマンスですが、アウォーディーは日本で種付け後アメリカで出産した外国産馬となります。

父ジャングルポケットのその父トニービンは特に芝を得意とする馬が多かったのですが、ジャングルポケットの子もその特性を引き継いでおり上級馬はほとんどの馬が芝で活躍しており、母も芝で活躍したことを考えるとなぜ子供達(アウォーディーの弟はアメリカ三冠レースにすべて出走したラニ)がダートで活躍するのか謎なんですよね。

近親にダートの鬼もいないようですし、芝向きの配合でダートを得意としているということは実は物凄く強いのかな?と思ってみたりはしますね。

今回の登録馬で芝のレースをしたら一番強そうな気もします。

シスターミニスター(ナスルーラ系)

キングズガード

母の父:キングヘイロー 母の母の父:デインヒル

シスターミニスターと言えばインカンテーションのほうが実績がありますが、この馬の母系もMachiavellianでスプリント系の母系と相性がいいのでしょうか。

キングズガードの戦績を見てみると成績は安定しているようですが、どうも戦っている相手が弱く、それでいて先行できていないのはやはりマイナスですね。

父系はシアトルスルーを通じてボールドルーラーに行きつきますが、シアトルスルーというよりも、昔のボールドルーラーのイメージ通りダートの短いところがやっぱり合っているのかもしれませんね。

母系はスタミナを内在しているものの芝の短いところを得意とするキングヘイローとデインヒルの配合で、配合としてはパワー系の芝馬ぽいですね。

フレンチデピュティ(ノーザンダンサー系)

サウンドトゥルー

母の父:フジキセキ 母の母の父:プラウドデボネア

昨年のこのレースの勝ち馬であり、一昨年も3着に好走しています。この二つのレースはいずれも追い込んではいますが、他の差し馬ほど前に行けないわけではないようです。

血統的には前述した通りフレンチデピュティ産駒の上級馬は比較的極端なレースぶりが目立ちますが、母の父フジキセキはカネヒキリというダートの大物を出しているものの、中央競馬の重賞の勝利は芝がほとんどであり、僕としてはつかみどころのない種牡馬と言う印象があります。

母系のプラウドデボネアについてもよく分からないというのが正直なところですが、出走馬の中では底力のありそうな血統に感じます。

問題はやっぱり枠がちょっと外すぎる点でしょうか。

クロフネ(ノーザンダンサー系)

テイエムジンソク

母の父:フォーティーナイナー 母の母の父:ダンシングブレーヴ

ここ最近安定した成績を残しており、どうも人気しそうだといわれている一頭ですが、正直危険な人気馬なんじゃないかと思っている馬です。

血統面を見ると父クロフネ、母の父フォーティーナイナーということで、抑えて末脚勝負という感じは全くしない配合で、いかにもスピードを活かした先行力で勝負するタイプに見えます。

配合的には中距離までこなせそうな配合ですが、クロフネやダンシングブレーヴが比較的短い距離で活躍する馬を多く輩出しているのと、フォーティーナイナー系のエンドスウィープの子がスプリント戦を得意としている馬が多いので、距離は短いほうがいいような気がしますね。

おそらくゆっくり行って末脚勝負というよりも、速いペースのレースの中でスピードの持続力が持ち味という感じがします。

Langfuhr(ノーザンダンサー系)

アポロケンタッキー

母の父:Gone West 母の母の父:Salt Lake

去年の東京大賞典の勝ち馬であり、安定した成績とは言えないものの、大負けしているわけではないので、少し切りにくい一頭です。

血統は北米色の強い外国産馬であり、いかにもアメリカのダート血統という感じですが、向こうなら大物を出しても良さそうなものの、日本ではイマイチパッとしなさそうと感じる一頭ですね。

トワイニング(Mr Prospector系)

ノンコノユメ

母の父:アグネスタキオン 母の母の父:クリミナルタイプ

3歳時にジャパンダートダービーを制するなど活躍した馬ですが、5歳になってかつての勢いが落ちていますね。かなり鋭い決め手が持ち味だったのですが、最近はこのあたりも鳴りを潜めていますが、調子がイマイチなのでしょうか。

血統を見ると父トワイニングはMr Prospector系のフォーティーナイナーの子供ですが、フォーティーナイナーの種牡馬デビュー当初は鳴り物入りで導入されたものの、パッとせずやっぱりミスプロ系はだめなのかな?(20年前はアメリカで大活躍していたのに日本ではサッパリでした)と思ったのをよく覚えていますが、その後ダートで地味に活躍馬を送り出して、トワイニングを始めとして彼の子供が輸入されてきました。

決して多くはない活躍馬の中から四頭の重賞の勝ち馬を送り出していますが、いずれも古馬になってパッとしていないので少し早熟傾向があるのかもしれませんね。

母の父アグネスタキオンは早逝しましたがダートの活躍馬はいないもののかなりポテンシャルの高い馬を沢山送り出し、存命であれば間違いなくサンデーサイレンス系の筆頭格の種牡馬となれたはずなので、ダートが単純にダメだとも思えません。

更にさかのぼるとクリミナルタイプ(その父Alyder)やリファールなど能力はあるものの少し不器用そうなタイプの種牡馬が並び、いわゆる燃え尽きるタイプの馬もでそうかな?という感じがしますね。

そう考えるとちょっと今回は買いづらい馬ですね。

プリサイスエンド(Mr Prospector系)

カフジテイク

母の父:スキャン 母の母の父:ラシアンルーブル

今年のフェブラリーステークス(GⅠ)は1番人気に推されながら3着に敗れており、最近も好走するものの善戦どまりのレースが続いています。差し脚は鋭いものの、前に行けないのが原因でしょうか。

血統を見てみると全体的に共通しているのは底力不足という点です。父プリサイスエンド(父エンドスウィープ)はアメリカの中級馬でしたが産駒はマイル以下のダートで活躍している馬が多く、これは母の父スキャンにも同じようなことが言えます。下級条件で活躍している馬が多いのも特徴ですね。

母の母の父ラシアンルーブルもイソノルーブルを出したぐらいで、思ったほど成功しておらず、血統的にはダートは得意なものの、重賞で勝ちまくるタイプではないような印象を受けます。

ロージズインメイ(Turn to系)

ローズプリンスダム

母の父:シンボリクリスエス 母の母の父:トニービン

今年のレパードステークスを11番人気で勝利した3歳馬です。

タイキシャトルを送り出したデビルズバッグの系統ですが、この系統の産駒は比較的仕上がりの早い馬が多いものの、イマイチ大物感に欠ける馬が多いですね。

ただ母系を見るとシンボリクリスエス、トニービン、リアルシャダイといったスタミナでは負けないぞというメンツが並んでおり、面白い感じですね。

上手くハマると大物が出そうな感じはしなくはないのですが、父系がでると早熟な中級馬に終わりそうで、早いうちにどちらなのか見極めときたいですね。