”二刀流”大谷は初登板初勝利! 過去の日本人投手のデビュー戦はどうだったのか調べてみた

”投手”大谷翔平も一発回答で雑音をシャットアウト

エンジェルスの大谷

今年のメジャーリーグの日本人関連の話題はイチローのマリナーズ復帰とともに、元北海道日本ハムファイターズ所属の”二刀流”大谷翔平(23)のメジャーリーグ挑戦が注目を集めていますね。

すでに打者としてはチームの開幕戦(2018年3月30日)で初打席初安打(この日5打数1安打)を放ち現地のファンにも挨拶を済ませた形となりましたが、本日(4月2日)行われたオークランド・アスレチック戦では、いよいよもう一人の”オータニ”である投手としての初登板が行われました。

結果は6回を投げ切り3安打3失点(自責点3)の内容でしたが、ヒットを打たれたのも二回だけという好内容で、これまでオープン戦で結果を残せていたなかった投手として結果を残したことに、ただの話題先行型の選手ではないとで再び注目が集まっているようです。

そこで今回は先発投手としてメジャーリーグに渡った日本人投手が、初登板でどんな成績を残したのか調べてみました。
(画像引用:MLB「ロサンゼルスドジャース」公式サイトより)

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大谷翔平のプロフィール

名前:大谷翔平(おおたに しょうへい、Shohei Ohtani)

生年月日:1994年7月5日生まれ

出身地:岩手県奥州市

身長:193㎝ 体重:92.1㎏

ポジション:投手、外野手、DH(右投げ左打ち)

これまでの所属球団

2010年 – 2013年 花巻東高校(岩手県)
2013年 – 2017年 北海道日本ハムファイターズ
2018年 –         ロサンゼルスエンゼルス

日本ハムファイターズ時代のプロ通算成績

投手:通算85試合(うち先発82)42勝15敗1ホールド 防御率2.52

打者:通算403試合1035打数296安打(打率.286)48安打166打点13盗塁

タイトル:最多勝、最優秀防御率、最高勝率(いずれも2015年)

他の日本人先発投手のデビュー戦はどうたったのか?

これから大谷君がどういった成績を残すのか素人の僕が考えたところでしょうがないので、これまでメジャーリーグに挑戦した日本人投手が開幕戦でどういったピッチングをしたのか調べてみることにしました。(数が多いので先発を中心に活躍した選手のみです)

野茂英雄(ロサンゼルスドジャース)

1995年5月でサンフランシスコジャイアンツ戦でデビュー(先発)

5回1安打7奪三振4四球0失点(勝敗つかず)

現在の日本人選手のMLB移籍のパイオニア的存在と言える野茂さんですが、デビュー戦でもインパクトを残していますね。

4四球と制球の悪さは日本時代と同じでしたが、この年13勝6敗の成績を残し、全米に”NOMOフィーバー”を巻き起こしたのは有名な話ですね。

メジャーリーグ通算123勝109敗

※この年選手会のストライキで開幕が一か月遅れています

マック鈴木(シアトルマリナーズ)

1996年 テキサスレンジャース戦に中継ぎとしてデビュー

1回1/3を投げ2安打1奪三振2四球3失点(自責点3)

若い野球ファンには女性お笑いコンビのクワバタオハラの小原正子さんの旦那さんと言ったほうがピンとくるでしょうが、まだ日本人選手の少なかったころに野茂英雄に続いてメジャー挑戦して注目されたのがマック鈴木です。

何と言っても彼が注目されたのは高校を中退して日本プロ野球を経ずにメジャーリーガーとなったところですが、マイナーリーグから見事メジャーリーグまで登りつめました。

通算6年間メジャーリーグに在籍して16勝(37敗)しかあげられませんでしたが、先発として67試合(通算117試合)に登板しており、単なる思い出作りではなかったことが分かります。

デビュー年は1試合だけしか投げていませんね。文字通りホロ苦デビューだったようです。

伊良部秀樹(ニューヨークヤンキース)

1997年7月 デトロイトタイガース戦でデビュー(先発)

6回2/3を投げ5安打9奪三振2失点(勝ち投手)

デビュー戦はかなり鮮烈だった記憶がありますがこの年はパッとせず5勝4敗で防御率も7.24という成績でした。

何と言っても二年目に先発陣の一角として13勝をあげこの年のヤンキース世界一に貢献をしましたが、確かポストシーズンは伊良部だけなぜか登板機会がなく、一球もなげずにチャンピオンズリングを手にしていますね。

その後6シーズンで34勝35敗の成績(先発としては80試合登板)を残しましたが、最後は自らその命を絶つなど寂しい最後でしたね。

ちなみに初登板で捕手を勤めていたのは現在のヤンキースの監督であるジラルディだったようです。

吉井理人(ニューヨークメッツ)

1998年4月 ピッツバーグパイレーツ戦でデビュー(先発)

7回3安打無失点(勝ち投手)

吉井さんと言えば近鉄時代はクローザーとしてのイメージが強かったのですが、ヤクルトへ移籍後やメジャーでは先発投手として活躍し、完全なモデルチェンジをした投手としてよく覚えています。

先発転向後は圧倒的なピッチングというよりも制球力を活かした安定感が魅力で大崩れがありませんでしたね。

メジャーには5年間しか在籍しませんでしたが162試合(先発118試合)に登板して32勝47敗の成績ならメジャーリーガーとしては上位の選手になりますね。

大家友和(ニューヨークメッツ)

1999年 フロリダマーリンズ戦でデビュー(先発)

1回を投げ5失点

横浜時代にブレイクする前に渡米した大家ですが、デビュー戦は雨で試合開始が遅れたこともあり散々だったようです。

日本では全く中もされてなかったため、5失点したぐらいしか情報が残っていませんが、この後彼はメジャーリーグでしっかりと力をつけ10年間在籍するまでに成長します。

MLB通算で202試合(先発178)で51勝68敗、防御率4.28なら立派な数字ですね。助っ人メジャーリーガーなら一面級の成績です。

石井一久(ロサンゼルスドジャース)

2002年4月 コロラドロッキーズ戦でデビュー(先発)

5回2/3を投げ2安打無失点10奪三振で初先発初勝利

前半戦は勝ちまくって大活躍しましたが、シーズン中に頭部へピッチャー返しを受けてからはその年の勢いが止まってしまいましたね。

この年は14勝10敗の成績でしたが、あのピッチャー返しさえなければという感じはしますね。

兎に角天才という言葉がぴったりの選手でした。

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松坂大輔(ボストンレッドソックス)

2007年4月カンザスシティロイヤルズ戦でデビュー(先発)

7回を投げ6安打1失点10奪三振で初登板初勝利

この年は15勝12敗、翌年も18勝3敗という成績を残しインパクトを残しますが、このあたりがピークでしたね。

黒田博樹(ロサンゼルスドジャース)

2008年4月にサンディエゴパドレス戦でデビュー(先発)

7回3安打無四球1失点で勝利

この年は31試合に先発し防御率3.73の成績を残しますが、9勝10敗と負け越します。

メジャー通算212試合(七年間)のうち211試合で先発しており、その信頼度の高さがうかがい知れます。

川上憲伸(アトランタブレーブス)

2009年4月にワシントンナショナルズ戦でデビュー(先発)

6回を投げ4安打8奪三振3失点で勝利

この年は32試合中25試合に先発し7勝12敗の成績でしたが防御率は3.86で十分通用していましたね。

故障もあり残念ながら2年で日本に戻ることになりますが、黒田級に活躍する雰囲気は十分ありましたね。

ダルビッシュ有(テキサスレンジャース)

2012年4月にシアトルマリナーズ戦でデビュー(先発)

5回2/3を投げ8安打5四死球5失点という内容ながら勝利しました

デビュー戦はイチローとの対戦に集中し過ぎたのか、その後ろを打つバッターに簡単に打たれていたイメージがありますね。

ただこの年は16勝9敗防御率3.90の成績をおさめ、話題性から考えると合格点の内容でした。

ただ現在もそうですが、サイヤング賞級の圧倒的なピッチングを見せたかと思えば、制球が定まらず一人相撲をとるピッチングをするなどまさしくジキルとハイドな投手として使いづらいところがありますね。

岩隈久志(シアトルマリナーズ)

2012年4月にシカゴホワイトソックス戦でデビュー(中継ぎ)

4回を投げ1失点(勝敗つかず)

日本での制球力の良さや実績を考えると、ダルビッシュなんかよりもよっぽどメジャーリーグが合っていると僕は感じていたのですが、当初は全く評価されていませんでした。

中継ぎやロングリリーフで実績を残していき最終的には先発投手として完全に定着するこちになりましたが、そこまで投手陣が揃っていた印象もなかったはずなので、首脳陣はどんだけ節穴だったんでしょうね。

彼が20代前半の頃には今の制球力がすでに備わっていましたし、直球は低めから浮き上がるような鋭い弾を投げており物凄いピッチャーでした。

できればもうちょっと早めにメジャーで見たかった選手ですね。

ほんと若い頃はあんなもんじゃなかったぐらいの才能でした。

田中将大(ニューヨークヤンキース)

2014年4月にトロントブルージェイズ戦でデビュー

7回を投げ6安打8奪三振無四球の3失点で初登板初勝利

神の子マー君はメジャーでも連勝記録を伸ばした形になりましたね。

肘や方に爆弾を抱えているとは思いますが、首脳陣やファンに愛されるようになるには200イニングは投げるようにしたいところですね。

前田健太(ロサンゼルスドジャース)

2016年4月にサンディエゴパドレス戦でデビュー

6回を投げ5安打無四球無失点で勝利

この日は自分でホームランを打ったことも印象的でしたが、やっぱり無四球のピッチングをできるとそうそう負けませんね。

この年は16勝11敗防御率3.48の成績でしたが、数字ほど大活躍した印象がないのはきのせいでしょうか。

できればもう一段上に行ってほしいし行ける投手だと思いますね。

まとめ

以上メジャーリーグで先発投手として活躍した選手を思うがままに抜き出して調べなおしてみましたが、結構な選手が勝利していますね。

いずれの選手も日本で実績を残している選手なので当たり前と言ってしまえばそれまでですが、共通点としてはやっぱり四球の少なさがシーズンを通して成績を残すためのポイントという印象を受けます。

大谷君の場合打者としての起用もされるでしょうし、調整や疲れが心配されますが、制球力は抜群と言うタイプではないのでこのあたりを修正して、日本人だけでなくアメリカ人の度肝も抜いて欲しいですね。

活躍を期待します!

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