イチロー好調もレギュラーで起用されないマーリンズの事情

43歳で飛距離132mの特大ホームラン

イチローが好調です。

昨日(2017年8月23日)に行われた行われたフィラデルフィアフィリーズとマイアミマーリンズとの対戦では、7回の3対3で同点無死一二塁の場面に代打で登場し今季3本目のホームランを放ち、5月の時点では1割4分台だった打率を.248まで上げていました。

元々スロースターターとはいえ、5月開始時点では打率が.148と例年以上の不振を極めてお、いませいたが、このブログでもそろそろイチローと言えどもちょっと危ないんでは?という記事を書きましたね。

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実は6月に入っても中々数字は上がってこなかったのですが、この1か月で代打での起用を中心に、打率が.250近くまで一気に上昇しています。

数字だけとらえると、まだ2割5分?という見方はできますが、実はこの成績ほとんど代打ということを考えるとかなりの数字であるということは、野球を少しでも知っている方ならお分かりでしょう。

事実この日の代打でのホームランによりイチローの今期の代打安打数が21本(ここまで全部で37本なので半分以上)となっていますが、メジャーリーグの代打安打記録は28本であり、この記録の更新は微妙なものの、なんとイチロー伝説はこの分野でも作られようとしているのです。

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明らかに絶好調、でもなぜ先発起用されない?

8月のイチローは明らかに好調をキープしているわけですが、実はこの日のホームランを打った試合には続きがあります。

それはこの日のフィリーズとの試合はダブルヘッダーだったわけなんですが、イチローは一試合目に代打ホームランを放っているものの、第二試合には登場しませんでした。

日本のイチローファンであれば、こんなに調子いいのに何で使ってもらえないの?という意見が出てきそうなものなんですが、それにはこのイチローの所属するマイアミマーリンズというチームのチーム事情があります。

メジャーでも屈指の外野陣 若手三羽烏が躍動!

マーリンズと言えばメジャーのチームの中での歴史の浅いチームでどちらかと言えば弱小チームなわけですが、現在のチーム事情は野手にいい選手がそろっておりほとんどの先発野手が1980年代後半生まれた20代の選手ばかりです。

内野には韋駄天で打率も残せるディー・ゴードンをはじめ、一発のあるボアや、打てる捕手リアルミュートの他、活きのいい若手が育っており、ここ二、三年の成績も中々のものです。

イチローはこういった若手野手陣のお手本となるべく獲得されたことは有名なところなんですが、実はこのマーリンズ、外野にはさらに期待の三人が揃っているのです。

ジャンカルロ・スタントン

主にライトを守る大型選手ですが注目はその契約内容です。

なんと13年間で3億2500万ドルという契約を球団と結んでいます。

特徴は196㎝の長身から繰り出されるパワーで、デビュー時からすでに20本以上のホームランを確実に打ってきており、今年は後半戦爆発して50本越えが確実と見られています。

オールスターのホームラン競争でも優勝しておりそのパワーはアメリカ全土に知られていますが、打率も2割7分から8分程度ホームランも30本以上は残すことができ、肩もかなりの強肩ということで、イチローほどの守備範囲の広さはありませんが下手ではありません。

若干パワーよりの選手ですがバランスのいい選手であり、マーリンズに所属する選手の中でも一番スーパースターの位置に近い選手であることには間違いありません。

マルセロ・オズーナ

ドミニカ共和国出身の外野手で主にセンターの守備につきます。

この選手もスタントンと同様強肩強打の外野手ですが、特徴はヒットの延長がホームランというタイプですが、かなりのポテンシャルを感じさせる選手です。

打撃でのパワーはスタントンには劣りますが、その肩はスタントンより上とも言われています。

もう少し場面に応じた打撃ができれば、評価も高まりそうな選手ですが、いつ3割を超えてもおかしくないような気がします。

大体2割8分で25本ぐらいの選手です。

クリスチャン・イエリッチ

WBCアメリカ代表でもクリーンナップを打つ(確か3番を打ってた)など、チーム外からも評価が高い選手です。

前の2名とは異なりパワーや肩は落ちますが、打率は3割近くを期待でき、場面に応じたバッティングができます。

肩はそれほどではありませんが、打撃のパワーに関しては20本近く打つことができ盗塁も20したことがあるので、三人の中では一番のバランス型であることが分かります。

お祖父さんは日本人であり、日系三世にあたる選手ですが、テレビで見るのとは裏腹に身長は193㎝あるそうで思ったよりデカいです。

以上のようにマーリンズの外野陣に関してはまだ30歳にもなっていない若手がまだまだ成長中(それでも他球団に比べれば羨むぐらいの実績を残しています)の段階であり、さらに数字を上げてくる可能性があります。

そんな三人のバックアッププレーヤーとしてイチローは控えているわけですが、三人ともイチローにかなりのリスペクトをしているようですし、イチローも彼らにかなりの期待をしているようです。

三人とも28歳前後なわけですが、イチローが鮮烈なデビューした当時10歳前後であった彼らからすると憧れのスーパースターと一緒にプレーしているわけで、彼らにとっても下手なプレーや成績を残せないといういいプレッシャーが働いているのでしょう。

いずれもこれからの大リーグを背負ってゆくオールスター級の選手なわけですが、そんな彼らと互角に渡り合う43歳イチローはいまだに頼もしくありますね。

監督としては外野に関しては全く不安のない陣容です。

マーリンズあとは投手陣だけなんですが、まだまだシーズンが終わっていないので、若手の快進撃に注目してみましょう。