次のアニメ化はこれだ!マンガ「THE NEW GATE(ザ・ニュー・ゲート)」を読んだ感想

ザ・ニュー・ゲート

”なろう系”+”異世界転生モノ”という王道パターン

十日ほど前には「地方騎士ハンスの受難」というWebマンガの記事を書かせてもらいましたが、今回も同じサイト(「アルファポリス電網浮遊都市」)で連載されている「THE NEW GATE(ザ・ニュー・ゲート)」(原作:風波しのぎ、漫画:三輪ヨシユキ)というマンガを読んだので、感想を書きたいと思います。

上の画像の

500年後のゲーム世界で無双バトル!”

というコピーを見ていただければ何となく想像つくと思いますが、この作品は”なろう系”(小説投稿サイト「小説家になろう」で連載)+”異世界転生モノ”という、最近のWebマンガの王道とも言える作品であり、最近の流行りなんですが

ズバリ、面白かった です。

どういう風に面白いかというのは人それぞれで違うと思いますが、僕の中では読みながら”続きが気になってしょうがない”、”心揺さぶられる”、”マンガ的展開であってもそれが気にならない”というのが評価の三大基準(今思いつきで考えたけど・・・)となります。

よって、今回の「ザ・ニュー・ゲート」という作品はこの三つをいずれを満たしていたということになるわけですが、実際のところ物語の3分の1を読んだ段階ですでに

これはアニメ化でしょ!

と感じてしまったほどです。

珍しく?僕が大絶賛(いい作品は多くいけどそこまで突き抜けた作品が少ないの)のなろう系マンガなのですが、どんな作品なのか紹介していきたいと思います。

(画像引用:アルファポリス電網浮遊都市「ザ・ニュー・ゲート」より)

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「THE NEW GATE(ザ・ニュー・ゲート)」とは


「THE NEW GATE(ザ・ニュー・ゲート)」とは、元々2012年から風波しのぎ(かざなみしのぎ)先生により小説投稿サイト”小説家になろう”で連載されていたライトノベル作品が原作となります(現在は”アルファポリス電網浮遊都市”(以下:アルファポリス)で連載中)。

2014年からこの原作を元に三輪ヨシユキ先生により同アルファポリスでマンガ化され、現在も連載が行われているWebマンガとなります。(序盤の数話や直近の数話は無料で読むことが可能です。)

2016年からはスマホ向けゲームアプリとして製作も行われ、現在も配信が行われているようです。

あらすじ

主人公シンは数万人が参加していたヴァーチャル・オンラインゲーム(VRMMORPG)「THE NEW GATE」をプレイしていましたが、このゲームはなんらかの原因によりプレイヤー全員がログアウトできないデスゲームとなっていました。

しかしながら、ラスボス”オリジン”を撃破することによりこの制限が解除されることが分かり、シンは見事撃破します。

シンはステータス画面で共に戦ったプレイヤー達が一人、また一人とログアウトしていくことを確認し安堵の表情を浮かべます。

ゲームをクリアした責任者としてシンは全員のログアウトを見届けた上でログアウトすることを決めますが、フレンド全員がログアウトしたことを確認し、自らログアウトをしようとしたまさしくその時、目の前に扉が現れシンは謎の光に包まれます。

やっと現実世界に戻ってきたと思われたシンですが、気づいた場所はどこか見覚えのある世界であり、ゲームのステータス画面が相変わらず開くことからまだゲーム内にいることを確認します。

ところがゲームクリア時に現れたはずのログアウトボタンがなぜか消えていることに気付きます。

他にプレイヤーは存在せず、ログアウト方法を求めしょうがなくその世界を探索するシンですが、今までと同じだと思っていた世界が、自分がクリアした時点から500年の世界が経っており、自分たちが伝説の存在になっていたことに気付きます。

というようなお話です(いつもながら僕が思い出しながらまとめてみました)。

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人気ライトノベル原作+レベルの高い作画=駄作になるはずがなく

さてここからマンガ「ザ・ニュー・ゲート」の感想を書いていきたいと思いますが、いやービックリしました。

冒頭にも書いたように、面白いですね。

前回の「地方騎士ハンスの受難」の記事の時にも書きましたが、この異世界転生モノ系のWebマンガは本当に安定していると思いますし、ハズシませんね。本当にこの組み合わせは駄作にはなりにくいと思います。安心して読めます。

今回の作品も”小説家になろう”原作+ある程度作画力のある絵のマンガ家さんが描いたファンタジー系の作品なんですが、つまらなくなりようがないですね。

当然SFやファンタジー作品が僕の好きなジャンルということもあるんですが、この系統が好きな人には、もはや失敗しないパターンであり、この組み合わせで多数の連載作品をもっているアルファポリスは狙ってやっているとしか思えません。

このサイトの作品のうち、まだ十作品程度しか読んではいないのですが、どの作品も絵が上手くて(読みやすいくて話に入りやすい)ビックリします。

これまで、メジャー系マンガ雑誌しか読んでいない僕にとっては、一般的に無名と思える作画担当さんたちばかりなんですが、本当に”この人たちどこに埋もれていたの?”という印象を受けるのですが、話も大事だけどやっぱり絵も大事ですよね。(週刊少年ジャンプさん聞いてます?)

まぁ、漫画というのは魅力的なストーリーがあってこそ画力が活きてくるというものですから、無名=ストーリー面が弱点だった人ばかりなんでしょうが、その部分をアルファポリスのもう一つの軸であるライトノベルがウマく支えあっているという印象です。

人気原作は原作者を素人作家からプロの作家さんへと進化させ、作画担当さんは連載作品を得て、さらなる画力のアップにつながっています。

そのマッチングをしているのがアルファポリスというサイトなんですが、このマッチングを生み出したアルファポリスというサイトはやはりかなりの勢いを感じさせ、Webマンガの世界では今一番注目しています。

ジャンプやマガジン、サンデーなど少年誌や各マンガ雑誌大手も、ネット時代を見越してWebサイトに力を入れているのは間違いないところですが、どちらかというと本誌では連載できそうにない二線級や一般ウケがしにくい作品、新人マンガ家のお試し、過去作品の映画化やアニメのプロモーションのために主要雑誌が使っているのに比べると、どちらが時代の先を行っているかは一目瞭然でしょう。

少年誌のWebマンガも時には光る作品があり、アルファポリスの掲載作品も今は偏ったジャンルの作品が多いという点は気になるところですが、マンガとしての平均偏差値が高いのは今のところ後者のように感じてしまいますね。

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前半には最大の見せ場あり

肝心の「ザ・ニュー・ゲート」の作品の中身ですが、まだまだ未読の方も多いでしょうし、ネタバレしないように書くと、物語そのものは完全な”異世界転生モノ”で面白味や真新しさには欠けます。

これは間違いありませんし、もうお腹一杯という方も多いと思います。うちの奥さんのようにファンタジー系が嫌いな方は合わないでしょう。

物語への入り方や設定、世界観などは同じ系統で人気の「ソードアートオンライン」や「転生したスライムだった件」、「OVER LOAD」などとなんら変わらなんですが、個人的には作品のクオリティ・面白いと感じる度ではこれらの作品に並ぶとも劣らないと感じます。

この作品のどこが面白いというのはネタバレしないと中々説明の難しいところではあるんですが、”異世界転生モノ”の失敗例(と言っても平均的なレベルではあると思います)や僕の嫌いなパターン、”女性に囲まれるハーレム状態を作品の見せ場の一つとしている”、”不必要な幼女キャラ”、”物語や主人公の目標がイマイチ見えない”これにあまり該当しないというのがギリギリ言える線ではあります。

もちろん上記のような失敗パターンがまったく出てこないわけではないのですが、僕が読みながらこの作品の面白い部分を論理的に分析してみたところ、それは恋愛要素にあるのではないかと感じました。

当然同系統の作品には主人公の男性が他の仲間、そのほとんどが女性というパターンで、その人たちにモテまくるというのはありがちなんですが、この「ザ・ニュー・ゲート」には設定の妙というか、とある出会いや再会もテーマになっています。

厳密に言うと恋愛というよりも、尊敬や畏怖という要素も入ってはくるのですが、主人公がただ無双するだけでなく、かなり長い時間経過を活かした、人と人のつながりや、世代間のギャップみたいなものをバトルや人間関係にも反映できており、このあたりに僕はやられたのではないかと思いましたね。

またステータスやレベル表示が頻繁に行われることによるパワーバランスの明示化もある意味では効いており、このジャンルのもう一つの魅力であるまるでRPGゲームをプレイしているような疑似的感覚も得られているようにも感じます。

スマホゲームに慣れている十代には前時代的なRPGの世界観ということを考えると、もしかしたらぼくら40代や30代のおっさん世代のほうがこういうマンガがハマりそうな気はしますね。

また、物語が始まってしまえば比較的淡々と流れるのがこのジャンルにはありがちですが、ストーリーの序盤から中盤にかけては”再会”という一つの見せ場が来ます。

読み始めていくとこの展開は明らかに予想はできるのですが、序盤のクライマックスとしては最高の展開であり、この場面があったからこそ

これはアニメ化じゃ~~!

となってしまいました。

とにかく読め!(まとめ)

どうぞ、オッサン諸君は読んでみてください(笑)。

中々いいので、今回は衝動に駆られて読んですぐ殴り書きしてみましたが、作品の中身を書けないのは本当にムズムズします。

じゃあ書けよ、という話なんですがそれはポリシーに反しますんでね・・・。

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