アニメ「メイドインアビス」が超面白かった件

「メイドインアビス」リコ&レグ

食わず嫌い?絵柄で敬遠してたら想像以上の面白さだった

毎クール色々なアニメやドラマが製作され放送されていますが、すべての作品を見ている人はほんの一握りでしょうし、他の何かを犠牲にしなければ不可能でしょう。

そうなると、ある程度絵柄やあらすじをあらかじめチェックして取捨選択するのが現実的だと思いますが、今回取り上げる「メイドインアビス」というアニメは、昨年僕の選択に残念ながら漏れた作品でした。

最近はAmazonプライム・ビデオなどでたくさんの作品が見れるので、地上波での放送エリアから外れていてもある程度リアルタイムで視聴は可能だったんですが、この作品を見なかった理由は簡単で、完全に絵柄が受け付けなかったからです。

上の画像は作品の一場面で主人公のリコとレグなんですが、見て分かるように”いかにも”というキャラクターで、僕がとりあえず敬遠した理由も何となく理解はしてもらえるでしょうか。

ただ、この「メイドインアビス」をついに先日Amazonプライム・ビデオで見ることになったのですが、”絵柄で見なくてごめんなさい”したいほど面白かったので今回は紹介しようと思ったわけです。

(画像引用:TVアニメ「メイドインアビス」公式サイトより)

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「メイドインアビス」とは

「メイドインアビス」は竹書房のコミック配信サイト「WEBコミックガンマ」に連載されているつくしあきひと先生による同名マンガ作品が原作となります。

2018年6月現在、コミックスは6巻まで発売されており、現在も連載中です。


メイドインアビス(1) (バンブーコミックス)

この「WEBコミックガンマ」という竹書房のサイトですが、この「メイドインアビス」で初めて知ったのですが、無料で読めるようでかなりいいですね。

アプリもあるようだし、この作品の続きが読めないかインストールしてみようかと思います。

あらすじ

いつものように僕なりの解釈で書きますと

物語の舞台はとある孤島に存在する直径1キロ、深さ1万メートル以上でどこまで底が続くか分からないアビスが舞台となります。

主人公のリコが住む町の人々は、アビスから採掘される遺跡を採掘することにより生計をたてていますが、孤児院で探窟家としての技術を学ぶ彼女はまだ探窟家としては卵であり、まだ見習いを現す”赤笛”です。

この底知れぬ大穴アビスはただの穴ではなく、深ければ深いほど強力な怪物などが存在するするほか、アビスから再上昇してくると深さによっては様々な”アビスの呪い”を受けることになるため、一握りのものしか下層に降りることを許されず、戻ってこれません。

その探窟家の中でも最上位の力と権限を与えられているのが国に数人しかいない”白笛”なのですが、リコの母親はその英雄の一人であるものの、十年近く”ラストダイブ”からは戻ってきていません。

そんなすごい母親にあこがれて”白笛”の探窟家を目指すリコは遺跡を採掘していたところ怪物に襲われますが、すんでのところで記憶をなくしたロボットの少年に命を助けられます。

アニメ

アニメ「メイドインアビス」は2017年7月~9月まで地上波ならびにAmazonプライム・ビデオで放送・配信が行われ、全13話が放送されました。

作品が好評だったこともあり、2017年の11月には続編の製作が発表され、2018年の冬には第二期の放送が行われることがアナウンスされています。

放送エリアや方法も第一期と同じになることが予想されるので、僕のように地上波で見れない地域の方はAmazonプライムビデオでおそらくすぐに見ることは可能でしょう。

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感想

さて、ここからが感想となりますが、ネットの評判では”面白いらしい”と聞いていたものの、そういった”二次元好きマンガ”は世間にたくさんあふれているので、話半分で見てみましたが

超おもしれええええぇぇ!!

と思いました。はい、舐めてました(笑)。

”幼児モノ”や”オタク向け”と思っててごめんなさいと思いました。素直にあやまります。

そしてアニメ二期早く来て・・・と切に思います。

それぐらい斜め上を行っていたわけですが、最初のハードルが低かったとは言え、まさしく一気に見てしまいましたね。

今回の第一期分は13話でしたが、”えぇ・・・もう終わり?”と思ったぐらいでしたから、かなりドはまりしたと思っていただいて結構でしょう。

あの岡田斗司夫も絶賛!

後に詳細な感想を書くとして、他の方たちがこの「メイドインアビス」に対してどんな評価をしているか気になってあらかじめ調べてみたんですが、あのオタク文化やアニメ界隈で有名な岡田斗司夫(おかだとしお)さんもこの作品に対しては

「2017夏アニメの中で10年後まで残る作品は『メイドインアビス』だけだよ」 (出展:岡田斗司夫の毎日ブロマガ

との評価をされていたようです。

僕の場合は単純に”ナニコレめっちゃ面白いんですけど!”と思っただけなんですが、第一級の評価であったことは同じ意見だったようです。

比較的辛口の僕から見ても面白かったぐらいですから。

”幼児体形”の主人公、キャラクターの是非

まず岡田斗司夫さんも触れていますし、僕も最初にこの作品を見なかった理由である主人公たちの見た目の幼児性ですが、当初はやはり違和感しかありませんでした。

設定上は主人公たちが12歳前後ということを考えると明らかに、”そちらの層”にすり寄った絵柄、作者の趣味?という印象を受け、最初は”やれやれ外国人がこのアニメを見たら、日本という国はまたロリコンの国と思われるし、勘弁してほしいな”と思いまし、第一話で見るの終了かな?とも思いました。

ただ、これが話が進んでいくうちに気にならなくなっていくんですよね。

いわばこの作品は「天空の城ラピュタ」と上下の違いはあれ、男女の主人公コンビ、自分のルーツに近づいていく、という部分で似ているわけなんですが、これがシータやパズーのようにリアル縮尺だった考えると、若干魅力は半減してしまうような感じはします。

中盤から登場人物がかなり限られてくる作品であるだけに、彼らのデフォルメされたフォルムがゲームに存在するようなドタバタ感の演出にもつながっており、結果的にプラスに働いているような気はします。

あと、途中途中は絵柄とはかけ離れたグロテスクなシーンもたくさん出てくるだけに、逆にリアル路線で描いていないほうが、ファンタジーというフィルターに包まれているので、ギリギリ視聴に耐えやすくなっていたのかもしれません。

絶妙なテンポと展開

次にこの作品の良かった点として挙げられるのはテンポの良さでしょうか。

生い立ちは特別なものの、これと言って特殊能力を持たないリコと、記憶をなくした謎のロボット少年レグのコンビですが、リコはほとんどレグに助けられるものの、レグも”火葬砲”という最強手段がありながら、それを使ってしまうと2時間は眠ってしまうという「寄生獣」のミギーのような状態になってしまいます。

「寄生獣」は主人公の新一が人間離れしていた能力を持っていたためある程度何とかなりましたが、この「メイドインアビス」ではリコが弱すぎてそれは全滅を意味し、それに加えて、穴から再上昇するとアビスの呪いを受けるという制約まで存在するので、緊張感が常に存在するなど、アビス突入後はほぼ二人がメインでありながら、物語が上手く成立しています。

また、この作品に奥深さを与えているのが、層ごとにことなるアビスの呪いの厳しさでしょうか。

層を進めるごとに人間としての精神を維持することさえ難しくなったり、怪物たちもより強くなってくるなど、”さらに潜るとどうなる?”という好奇心も掻き立たせてくれるなど、設定としての仕掛けも十二分に仕掛けられている点も素晴らしいところなんじゃないでしょうか。

また探検家を笛の色でグレード分けして、その能力を明示化することにより、パワーバランスの指標になるなど、バトルものではないにしても、新しく表れた登場人物たちの強さの秘密のある程度の説得力にもなってくれています。

このあたりの細部にわたってすべての設定がしっかりしている点が、作品を見ていて違和感を感じさせない理由になっており作品としての安定感につながっているのでしょう。

いつもの僕のマンガやアニメの感想であれば、”ここはこうしたほうがいいのにな”とか”何でそうなるの?”といったのがこの作品にはほとんどないんですよね。

だから見ていてグイグイ作品に引き込まれるわけです。

とにかく早く二期やれ!(笑)

最後に、まぁ細かいことを言うと、うまく行きすぎだとか、なぜ大人が死んでしまうようなところに、地上の知り合いたちは子供を行かせるのかなどといった点は突っ込みどころとしてはありますが、そこには目をつぶってもいいでしょう。

未視聴の方むけに少しだけネタバレをすると、主人公にもある程度秘密が存在しますし、そこは彼女の出生の謎が解決してくれるのではないかと僕は一応好意的にはとらえています。

今後は”ナレハテ”などを意図的に生み出した白笛の一人との対決もあるようですが、潜れば潜るほど絵柄とは真逆に作品がダークネスに陥っているのもこの作品の面白さなのではないかと思います。

さらなく深淵では何が起こるのか?注目して第二期を待ちたいと思います。

いつもはあまり声を大にしてはいいませんが、ぜひともおススメで面白い作品です。


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