かつて600万部というとてつもない発行部数を誇っていた週刊少年ジャンプですが、最近は「BLEACH」や「NARUTO」などの大ヒット作品や、「こち亀」、「トリコ」などといった安定していた連載マンガの終了により部数はついに200万部を切り、かつて何度かあった危機の中でも最大級の危機だと言われています。
そんな集英社の株が上がるようなニュースが正式発表されました。
「HUNTER×HUNTER」の連載再開です。
連載再開の噂はされていた
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、一週間前から週刊少年ジャンプの隠しページにその情報があると某掲示板などでは噂はされていたのですが、つい先ほど週刊少年ジャンプのTwitterで正式にその情報が発表されました。
<「HUNTER×HUNTER」連載再開&コミックス34巻発売>
6月26日(月)発売の週刊少年ジャンプにて連載再開!
最新巻34巻も同日発売です!そして只今より40話無料キャンペーンもスタート!
詳しくは特設サイトへ↓https://t.co/w2DLYZKDIF pic.twitter.com/1rzVScei7K
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) May 30, 2017
いよいよ再開というわけですが、一か月後が楽しみになってきましたね。
読者はストーリーを忘れてまっせ
ただね、週刊少年ジャンプの編集部さんに二つほど言いたい。
40話無料キャンペーンをやるのはいいが、なぜ連載開始時の話を読ませる?
ほとんど全員話を忘れていると思うのは僕だけでしょうか?
あとね
連載再開までつまらない連載作品載せるぐらいなら今のシリーズを少しさかのぼって再掲載したほうがよっぽど雑誌が面白くなるんですが・・・
いっそのこと、これからジャンプ毎週過去の回を4話づつ掲載しても誰も怒らないとはおもうんですが、とにもかくにも冨樫先生にはゲームばかりせずに今回は半年ぐらいは連載してほしいもんですね。
暗黒大陸編のあらすじ
休載期間がちょうど一年あったので僕もすっかりストーリーを忘れてしまいました。そこでちょっとだけ再開予定の「暗黒大陸編」がどういったストーリーだったかおさらいしてみたいと思います。(一応ネットなどで検索して記憶の糸をつなぎ合わせてみました)
ネテロ会長の遺言と息子ビヨンド=ネテロの登場
「キメラアント編」にて蟻たちの王メルエムと差し違いを狙って自爆したハンター協会会長のネテロですが、死ぬ前に協会にメッセージを残しており、「自分の息子と名乗る人物が出てきたら彼より先に暗黒大陸を攻略してほしい」という言葉を残します。
この息子と言われる人物がビヨンド=ネテロで数少ない暗黒大陸からの生還者ですね。
彼の登場により登場人物たちは暗黒大陸を目指しストーリーが進み始めました。
ジンとパリストンとの駆け引き
ビヨンド=ネテロの暗黒大陸調査団は彼をトップとして野心あるカキン帝国のバックアップにより組織されていますが、元々そのチームのNO2の予定だった元12支のパリストンに主人公ゴン=フリークスの父親ジン=フリークスが近づき、NO2の立場を要求し、そこに加わります。
ジンには何か考えがあるようです。
並行して進む王位継承、緋の目問題
このあたりがゴチャゴチャしてよく覚えていないのですが、他の五大陸を出し抜こうと企むカキン帝国は王位継承問題を内在しており、彼らの一団も暗黒大陸を目指しますが、その王位継承権のある一人の王子がクラピカの探す最後の”緋の目”の所有者であることが分かります。
ジンやパリストンの12支脱退により代わりにそこに加わったクラピカですが、ハンター協会はビヨンド=ネテロの目的を阻止したい、クラピカは緋の目を取り返したいという思惑が一致し、クラピカはかつての仲間たちの協力を得て王位継承者の護衛という名目で一団に加わります。
なおゴンのもう一人の友達レオリロもクラピカとともに12支入りしています。
ヒソカの動向
同時期に描かれた念願の幻影旅団の団長とのバトルを終えたヒソカですが、こっぴどく団長にやられたあと、幻影旅団のうち”コピーマン”のコルトピと”携帯オトコ”シャルナークをあっさり殺していますね。
このあたり時間軸をいじっている可能性はありますが、暗黒大陸編でヒソカがどういった立ち位置なのか現時点では不明です。
主人公ゴンとキルアはお休み回?
ゴンはキルアの妹アルカの力により見事復活しますが、念が出せなくなっているという描写があります。またキルアも今回はクラピカに知り合いでもあり師匠の師匠であるビスケットを紹介しているのみで登場していません。
こういったことから今回の「暗黒大陸編」はジンとクラピカを中心としてストーリーは並行して進んで言っている状況でした。
以上ちょっくらまとめてみましたが、やっぱり話を膨らませすぎているような印象を受けますね。はたしてどうやって話をまとめるのか気になりますが、一部はキメラアント編のように悪の王?みたいなサイドストーリーも回収することなかったことにするんでしょうか(笑)
連載再開後の感想(6月27日追記)
「HUNTER×HUNTER」読んできました!(もちろん立ち読みですが・・・)
やっぱりどこで連載中断したか覚えてなかったですね(笑)。読み進めていくうちになんとなく話は思い出しましたがが、率直な感想としては
何となく面白くなかったです
誤解のないように書いておきますと、僕は「HUNTER×HUNTER」という作品は歴代ジャンプ作品の中でもかなり名作の部類に入ると思いますし、現在のマンションを買って引っ越すまでは珍しくコミックスを集めていた作品なんですが、今回に限って言うと平凡でした。
これには色々な理由があるとは思いますが、まず休載期間が長かったこと、これによりリアルタイムで毎週読んでいる時の心情的なワクワク感がなく、どうも物語に入りにくかったですね。
次に現在のストーリーはどこか既視感がありますね。今週のお話はクラピカの未知の能力の話でしたが、かなり前のマフィアの娘の護衛になった時と展開が似ているので、パッとしない印象を受けました。
三つめは、個人的に早く暗黒大陸に入った話を進めてもらいと思います。現在はまだ暗黒大陸でどんなことが起こったり、登場するかは分かりませんが、読者の期待は大きいと思います。
すでにキメラアント編などでバトルはインフレ化していますので、キメラアント編と比べると小物どおしになるであろう登場人物どおしの争いはどこか退屈感を覚えます。
今の話も重要かもしれませんが、とっとと片づけて早く次に行ってほしいところです。
以上ぱっと思いついた感想でした。