マンガ「ドカベン」シリーズがついに連載終了 最終回は週刊少年チャンピオン第31号

野球漫画の金字塔が46年の連載に幕

これまで約半世紀にもおよぶマンガの歴史の中で、野球はほとんどの少年漫画雑誌で常に連載が行われているジャンルであり、近年サッカーやバスケットボールを題材としたマンガ増えているとはいえ、普遍の人気を誇っている定番のジャンルと言っても過言ではないでしょう。

そんな野球マンガの礎を気づいたのが「巨人の星」(1966年から1971年まで週刊少年マガジンで連載)であり「ドカベン」(1972年より現在まで週刊少年チャンピオンでシリーズが連載)でしたが、前者は主にプロ野球、後者は主に高校野球を描いた作品であり、30代以上の方でこの二つのマンガを知らない人を探すのは非常に難しい作品でしょう。

実際のところ「巨人の星」の連載期間は意外と短く、僕のようなおっさんでもどちらかと言えばアニメのイメージのほうが強いのですが、かたや「ドカベン」と言えば、文字通り僕の生れる前から連載されている作品であり、マンガやアニメで常に傍らにあった作品ですね。

その「ドカベン」は続編である「大甲子園」や関連作品、プロ野球編などを経て現在まで連載が行われてきたわけですが、来週発売される週刊少年チャンピオン第31号(2018年6月28日発売)にてついてにこの「ドカベン」シリーズが終了することが正式に発表されました。

そこで今回は長年愛されてきた「ドカベン」シリーズを振り返ってみたいと思います。

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「ドカベン」とは

1972年から1981年まで週刊少年チャンピオン(秋田書店)で連載された水島新司先生によるマンガ作品となります。

「ドカベン」が1981年まで同誌で連載された後は、続編となる「大甲子園」(1983年~1987年)、「ドカベン プロ野球編」(1995年~2003年)、「ドカベン スーパースターズ編」(2004年~2012年)、「ドカベン ドリームトーナメント編」(2012年~現在)などが正統後継作品として存在します。

あらすじ

長期にわたり連載された作品なので、ドカベンを知らない若い世代向けにあらすじというか簡単な流れだけ書いておきます。

神奈川県の明訓高校野球部に所属する山田太郎(通称ドカベン)は優しくて真面目で力持ち、そして強肩強打の捕手ですが、例のごとく甲子園を目指すものの、その前には様々なライバルが立ちはだかっていくるのですが、強力な個性を持ったチームメイトとともに立ち向かうというお話です。

まぁ思いつくままに書いてみると、思った以上に単純な話ですね(笑)。

「プロ野球編」からはライバルやチームメイトとともにプロ入りして、シリーズ制覇を目指します。(うーんこれまた捻りがないな・・・)

「ドカベン」=明訓高校

個性的だった明訓高校のチームメイト

「ドカベン」と言えば、主人公山田太郎だけでなくやっぱり個性的なチームメイトが人気のマンガでしたね。

「プロ野球編」以降はチームメイトがライバルチームに入るなどこれまでとは違う面白さが生まれましたが、おっさんおばさんになると高校野球編までは知っているけど、プロ野球編は知らない方が多いと思いますので、プロ入り後どうなったかなど書いておきたいと思います。

里中智(さとなか さとる)

ドカベンの登場キャラクターの中で女子人気の高かったのがピッチャーの里中ですよね。

また当時でも珍しかったアンダースローの投手であり、彼の影響でほとんどの男子はアンダースローを試したのは間違いないでしょう。

高校卒業後は千葉ロッテマリーンズに入団して、当初はプロの壁にあたるものの、練習により一流投手に成長し、現シリーズでは架空のプロ球団”東京スーパースターズ”で山田とバッテリーを組んでいます。

その後山田の妹サチ子と結婚しています。

岩鬼正美(いわき まさみ)

「ドカベン」という作品を連載当初から支えたキャラクターが岩鬼でしたね。

粗暴な振る舞いは目立つものの単純明快な不思議系番長キャラクター、”悪球打ち”、”はっぱ”の岩鬼は”天才・天然系”三塁手として様々な活躍を見せますが、ドラフトで巨人とダイエー(長嶋監督と王監督)に一位指名されたあとダイエー(現在のソフトバンク)に入団。

その天才ぶりを入団当初から発揮して長距離砲として活躍します。

その後他の明訓高校OB達と同じく東京スーパースターズに移籍します。

殿馬一人(とのま かずと)

明訓高校の不動の二塁手、好守好打の殿馬も忘れられない一人ですね。

野球の他にピアニストという経歴を活かしたバッティングや守備は「ドカベン」という作品の中でも異様なキャラクターでしたが、もしかしたら正統派野球漫画の中で最初に登場したトリックスターとも言えるかもしれませんね。

プロ入り後はオリックスでイチローと不動の一、二番コンビを形成し、やはり天才打者として大活躍します。

やっぱり殿馬と言えば”秘打・白鳥の湖”ですね。

東京スーパースターズに入団していますが、なんと驚きなのは殿馬結婚しています。

微笑三太郎(ほほえみ さんたろう)

山田太郎を含めた上記四人に比べると若干影の薄い三太郎ですが、明訓のクリーンナップを任されていたこともあり、この人もプロ入りしています。

他の四人に比べて才能の開花は遅かったものの、巨人に入団し一流のバッターに成長しています。

その後東京スーパースターズに入団し、明訓五人衆が集結していますが、その後京都ウォーリアーズの選手兼監督に就任しています。

※「ドカベン」の感想などは今後追記します。

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