人気マンガ「DEATH NOTE」三度目の読切もやはり圧倒的だった件

DEATH NOTE(ジャンプSQ)

ジャンプSQで12年ぶりの特別読切が公開

あの人気マンガ「DEATH NOTE」(以下:デスノート)が12年ぶりに特別読切として帰ってきました。

デスノートと言えば、ご存知のとおり2003年から約三年半週刊少年ジャンプ(集英社)で連載され、その人気は日本にとどまらず海外でもその名が知られた超人気マンガです。

数度の映画化が行われただけではなく、地上波の連続ドラマとしても製作・放送が行われ、いずれもが大きな反響を呼びましたが、映画版・テレビ版ともにかなり評判は良かったような気がします。

ただこのデスノート、原作となるマンガを今さらながら振り返ってみると、実はオリジナルのコミックスはなんとたった12巻(完結までに描かれたのは全108話)しか発行されていません。

思い出補正もあるかもしれませんが、”そんなに連載短かったっけ?“と思いますよね。その濃密なストーリーとインパクトを考えると完全に20巻は超えていたと勘違いしていました。

そのデスノートも、2006年の連載終了後は、映画公開にあわせて2008年に特別読切が一度週刊少年ジャンプに掲載されます。

リアルタイムの読者にはあのデスノートが一時的に帰ってきたことで話題にもなりましたし、映画やドラマでこの作品をしった若い世代にも反響を呼んだわけですが、改めてこの作品の人気の高さを示しました。

そしてあれから12年、令和に元号が変わり再びあの”伝説的”マンガや、”リューク”が帰ってきたということで、今回の読み切りの感想などを書き留めながら、デスノートを改めて振り返ってみたいと思います。

(画像引用:集英社「ジャンプSQ」公式サイトより)

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「DEATH NOTE」とは

「DEATH NOTE(デスノート)」とは作画小畑健、ストーリー(原作・原案)大場つぐみ両先生によるマンガが原作となります。

2003年12月から2006年5月(掲載号は2004年1号~2006年24号)まで週刊少年ジャンプ(集英社)で定期的に連載され、大人気作品となりのちに映画化やドラマ化、アニメ化されました。

小畑健と大場つぐみとのコンビでは後に同誌で「バクマン。」を発表し、これも大ヒットとなり、日本でも有数のヒットメーカーコンビとなります。

2020年2年現在、月間ジャンプSQ(スクエア)で「プラチナエンド」を連載中。

あらすじ

警視庁所属のエリート刑事を父にもつ夜神月(やがみらいと)は、勉強をすれば全国トップクラス、スポーツも率なくこなす周囲も認める天才高校生でしたが、ある日道端で黒いノートを拾います。

ところがそのノートは、”ノートに名前が書かれた人間は確実に死ぬ”という秘密をもった特殊なノートであり、その持ち主である死神リュークが人間界に意図的に落としたものでした。

リュークは、その特別なノートを使って人間がどういった行動するか楽しみたいという単なる気まぐれからノートを落としたわけです。

夜神月は目の前に姿を見せたリュークの存在に驚きつつも、ノートの非現実的な能力に関しては当初懐疑的な目を向けていました。

興味本位でテレビに映った死刑囚の名前を書いてみた月でしたが、リュークの言ったとおり、その人物は亡くなってしまいます。

驚きつつも凶悪犯を対象にノートを書いて色々と試してみる月でしたが、天才であり父譲りの正義感あふれる彼はノート力と可能性に気付きます。彼は罪悪感に苛まれながらも凶悪な犯罪者をノートを使って殺害し、犯罪のない世の中を目指すのでした。

自らの理想につき進み始めた夜神月でしたが、凶悪な犯罪者が立て続けに亡くなるという不思議な現実に、世間も何か不思議な力が存在していることに気付きます。

神ごとき不思議な力を行使している人間が存在していることに気付き始めた世間でしたが、同時に彼を大量殺人者と非難する者たちも現れはじめ、神とあがめる者も現れるなど世論を二分します。

いずれ彼は世間から”キラ”と呼ばれるようになります。

しかしながら警察組織は法律を無視して殺人を行っていくキラを野放しにしておくわけにはいけません。キラの正体を突き止めようとしますが、その特殊な殺人方法を特定することができませんでした。

そんな中、警察組織に手を差し伸べたのが世界的な名探偵としてその名を知られる謎の人物”L“でした。

非現実的な力を発揮し世直しを進める”キラ”と法の元に世の中は成り立つと考える”L”の互いの正義をかけた二人の戦いがはじまります。

と、確か記憶をたどるとこんな感じのお話です。(まぁ誰でも知っているでしょうが、間違ってたらスンマセンw)

映画化

「DEATH NOTE」(前編)、「DEATH NOTE the Last name」(後編)

2006年公開された邦画で、二部構成で公開されました。

藤原竜也(夜神月)と松山ケンイチ(L)のダブル主演で、前編が約28.5億円、後編が約52億円の興行収入がありました。

原作のマンガも大ヒットしていた時期でもあり、邦画では異例の大ヒットとなりました。

L change the WorLd

2008年に公開された邦画で、Lを主人公としたスピンオフ作品です。

2006年の後日談を描いた作品となり、原作にはなかった話ですがが、Lの出自や後継者ニアが登場するなど原作に存在した登場人物や設定を引き継いでおり、今考えるとのちのドラマや続編映画への顔見せ的な内容だった感じもしますね。

スピオンオフながら31億円の興行収入があったようです。

「DEATH NOTE Light up the NEW world」

2016年に公開された2006年版の続編にあたる邦画。

原作の登場人物や設定を踏襲しつつもオリジナルに近い内容となっています。

前作の藤原竜也や松山ケンイチも登場しますが、主役は東出昌大(ひがしでまさひろ)と池松壮亮(いけまつそうすけ)がつとめました。

映画の公開前には連続ドラマが放映されていた(今作とは関連性なし)こともあり、22億円を稼ぎ出しています。邦画としては成功の部類ですね。

「Death Note」

2017年にアメリカで製作され、公開された作品。

一般公開ではなくネットフリックスで配信されたネット映画で、様々な改変が行われているそうで評判はあまり良くなかったみたいです。

あまりにも評判が悪くて(笑)見てないのですが、共通するのは登場人物が全員アホだそうです。

そりゃ駄目だわ・・・。

ドラマ化

2015年7月から日本テレビ系で放送された同名の連続ドラマ。(全11回)

夜神月をを窪田正孝、Lを山崎賢人がつとめ、比較的原作の流れに沿って作られていましたが、映画版の俳優陣があまりにもハマり過ぎていたせいか、どうも小さくまとまっていた印象が強かったですね。

ドラマとしては平均点でしたが、デスノートファンとしては期待外れに近い内容でした。

このドラマの最後に確か映画版(2016年)の続編が発表されたと記憶しています。

アニメ化

2006年から2007年にかけて、日本テレビ系で全37話で製作・放送されています。

原作に忠実に作られていたようですが、個人的には原作があまりにも完成されているので興味がなく見ていません。

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これぞ人気マンガ

さて、ここからは今回の読み切りの感想を書いていきたいと思いますが、まず、この記事を書き始めてからはぜか一週間かかっており、僕の記憶もかすれ気味です(笑)。

ニュースとしての鮮度も落ちてますが、まず読み終わって感じたのは

デスノートの完成度はやっぱり半端ない

まず、この一点ですね。

今回の読み切りでも前回の読み切り同様に主人公(ノートの持ち主)がまったく新しい人物に変わっており、その狙いも変わっているのですが、読みごたえは十分で、あっという間に最後まで読み切ることができました。

元の作品や設定が十分に認知されていたという前提はあるものの、圧倒的な画力やコマ割り、登場人物の行動パターンに違和感がないため、単純なエンターテインメントとして楽しむことができます。

最近の人気作品でもありがちな

  • 絵柄がすでに独特で受け付けにくい
  • 人物が動き出すと画力が足らずに何をやっているのかパッと見分かりにくい
  • どこかで見たキャラクターと設定
  • 登場人物が総じてバカ
  • キン肉マン級の後付け展開

こういうのにウンザリさせられていただけに、やっぱり人気マンガでこういうもんだったよなと思い出させてくれました。

“次はどういう展開になる?”、”最後はどうなる?”これを最初から最後まで感じさせてくれるのが一流の作品ですね。

オチは残念

ただ・・・

作品のクオリティに関しては100点満点を与えられますが、今回の読み切りの内容に関しては個人的には若干満足ができません。

ネタバレはしたくないのでラストは明かせませんが、どうしても今回の話のオチとしては、急展開過ぎるというか、後付け的要素が強かったというか、無理やりにそういった方向性に持って行った感があり、モヤモヤ感の残る展開だったように感じます。

恐らくラストは最初の段階で決まっていたとは思われるような印象的な結末でしたが、今回の主人公は本人が知らなかった設定(一応知るすべは容易されていたような設定にはなっていましたが)によってああいったラストを迎えてしまったために少しかわいそうという感じがしました。

まぁ、これも今回の主人公を凡庸化させることによりオリジナルの主人公である夜神月を神格化させる狙いもあったのかもしれませんが、久しぶりのデスノートにグイグイ引き込まれながら、最後はポイっと捨てられたという感覚も受け、ややスッキリ感には欠けたというのが総合的な感想ですね。

しかしながら、やっぱりデスノートは別格の名作という評価は変わりません。

原作の読者の方はオチには賛否両論があるかもしれませんが、十分楽しめるとは思えますので久しぶりに手に取ってみることをおススメします。

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