「ベイビーステップ」打ち切り! マガジンまたしてもぶった切りの連載終了

ベイビーステップ

今週発売の週刊少年マガジン(2017年11月1日発売号)をご覧になった方は驚かれたでしょうが、NHKでもアニメ化されたこともある人気テニスマンガ「ベイビーステップ」の連載を突然終了するという衝撃のニュースが飛び込んできました。

「ベイビーステップ」と言えば連載は11年目を迎えて、少年誌の中でも数少ない正統派テニスマンガとして確固たる地位にあっただけに、僕も少し驚かされましたが、それよりも今年立て続けに起こった講談社の強引なやり方には今後賛否が分かれるのは必至でしょう。(画像引用:講談社「週刊少年マガジン」公式サイトより)

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ベイビーステップとは

ここで最終回の内容に触れる前に、この作品についておさらいさせていただくと、この「ベイビーステップ」2007年より週刊少年マガジン(講談社)にて連載が開始された勝木光(かつき ひかる)さんによる初めての連載作品となります。

コミックスは現時点(2017年11月1日)で48巻発売されており、NHKでも二期50話に渡ってアニメ化が行われるなど、多雑誌も含めて貴重な正統派テニスマンガとして人気を誇っていた作品となります。

また、週刊少年マガジンの中でも野球の「ダイヤのA」、ボクシングの「はじめの一歩」などと並んでこの雑誌を支えていたスポーツマンガの貴重な一角であり、個人的には好き嫌いが分かれるものの、ある程度数字を見込める中堅以上の作品であったような印象があります。

あらすじ

主人公は頭はいいもののスポーツに興味のなかった丸尾栄一郎が、高校入学と同時にふとしたきっかえで硬式テニスの魅力に気付きテニスの世界にのめり込むというものです。

最初は初心者でその実力ももちろん素人だった”ベイビー”な主人公ですが、彼には唯一の才能がありました。それが異常と言えるほどの几帳面さと反復力なのですが、コーチや同僚の仲間(時には小学生)などからヒントをもらいながら、それを一つ一つ乗り越えてテニスの腕を上げていくというお話です。

最初はよちよち歩きだった主人公が、少しづつ成長していく姿、それが「ベイビーステップ」というわけです。

またしてもぶった切り 少年マガジンお前もか・・・

さて、最終回の内容を簡単に説明させていただくと、主人公の丸尾がワールドツアーのデビュー戦を迎えて、その試合が行われたのですが、ストーリー展開はこのマンガのテンプレートどおりに、序盤は相手の圧倒的な技術におされてそれを持ち前の分析力を活かすために、ノートにメモをしていきそれを振り返っていくというものでした。

いつもなら、そこから徐々に主人公のターンになっていく・・・というパターンだったんですが、今回少しばかりいつもと違ったのは、第4ゲームのコートチェンジから再開する最後のシーン。

長い間ご愛読ありがとうございました。勝木光先生の次回作にご期待ください。

またやりやがった・・・。

少年マンガファンの中にはこう思った方も多いでしょうし、このブログでもまた同じような話題を取り上げることになるとはビックリしました。

以前「セーラーエース」や「ヤキュガミ」(いずれも週刊ヤングマガジンに掲載)など、人気作品の突然の打ち切りを取り上げさせていただきましたが、両作品ともに多数の反響がありその衝撃の大きさは記憶に新しいところですよね。

今回は週刊ヤングマガジンではなく週刊少年マガジンであり、雑誌そのものは違いますが、終わり方(終わらせ方)は全く一緒ですね。打ち切り作品にありがちなストーリーの回収のような予兆はほとんどなく、それこそ次週に続くような流れの中での終了のアナウンスでした。

ほんと、「セーラーエース」と同じようなぶった切り方(「ヤキュガミ」は何年後に飛んでいました)でしたが、驚いたのは「セーラーエース」や「ヤキュガミ」と違い、この作品がそこそこの人気作品であったというところです。前述の2作品はコミックスも1ケタの巻数しか出ていないので、思ったほど人気がでなかったということでの打ち切りは納得ができますが、これほど長い期間連載されていた作品にしては、とてもあっけない幕切れに感じます。

この作品は確かにすべての読者に受け入れられたタイプの作品ではないと思います。僕の中でもいきなり読みたいタイプのマンガというよりも、一応読んどくかぐらいのポジションの作品ではありましたが、それでもNHKでアニメ化されていたほどの作品です。

他に打ち切るべき作品はたくさんあるはずなんですが、あえてこの作品を終わらせなければいけなかった理由を雑誌や出版社はハッキリさせておくのは読者に対しての義務に感じます。

僕のようにライトなファンだけでなく、この作品が大好きでコミックスを集めいていたマンガファンやテニス愛好者の方も多いでしょう。打ち切るのは出版社の権利かもしれませんが、これほどの作品をあたかもお払い箱にするような終了のさせ方(実情は違うのかもしれませんが、今回の号だけではそう感じます)は、雑誌としての横柄な態度にしか感じません。

週刊少年マガジンは「FAIRY TAIL」とう屋台骨の連載を終了させた重要な時期ではあると思いますが、連載作品のマニアック化が進む週刊少年ジャンプとともに週刊少年マガジンは果たしてどこに向かっているのでしょうか。

高学歴の学生さんにとっても入社するのがかなり難しいと言われている出版社業界ですが、果たしてどれほどマンガ好きの方が今の編集部にいるのか、最近の講談社のやり方をみていると少し寂しい気持ちになりますね。

某掲示板などでは第二部が始まるなどと噂がされていますが、果たして今週の終わり方でどう次につなげるのか、もしやるにしても今回のぶった切り方にはなんらかの思惑が存在することは間違いないでしょう。

コメント

  1. やー より:

    ほんと、このこの終わり方にはあきれました。
    読者を思えば、あり得ないと思います。
    マガジン読むのやめようと思います。。。もう読む価値があるの無いし。

    • neCOSTA より:

      最近の講談社のやり方には少し疑問を感じますね。
      あと最近のマガジンはいつの間にか少しづつサンデーぽい作品が増えてきて、おかしな方向に向かっているような気がします。