主要マンガ雑誌を勝手に格付け(2018年春版)

今年もやりますこの企画、現在のマンガ雑誌を自分なりにレイティングしますが、去年は予想以上に反響がありましたが、またまたプチ炎上するのか気になります(笑)。

主要マンガ雑誌を勝手に格付け(2017年春版)
毎週マンガなどの雑誌は欠かさずチェックしているのは以前の記事でも書きましたが、最近は以前に比べて年のせいなのか、単純に掲載されている作品そのものの質が低いのか、マンガ雑誌が面白くな...

初めてこのブログを訪れた方のために僕のマンガ履歴を書いておくと、初めてジャンプを買い始めたのは約35年前。

20代の頃は週刊ジャンプ、サンデー、マガジンはもちろん青年誌のヤングマガジン、ビッグコミックスピリッツ、ヤングサンデー、モーニングと、月刊誌の月刊マガジン、月刊ジャンプはすべて買って(読んだらすぐ捨てる派なんで部屋にはたまりませんでしたが・・・)、尚且つ職業的な理由もあってコミックスは少女マンガも含めて一日5冊から10冊読んでいました(あまり意識したことはなかったんですがこういう生活を6年ぐらいは続けていたので計算すると数千冊は読んでいますね)。

別にマンガを書いたり出版したりする立場ではなかったんですが、20年前は出版されているマンガの半分は確実に読んでいましたね。

最近はどうも買うに至らない(基本的に読むのに10分以上かかるようなら買う)雑誌が多いのでコミックスのレンタルや立ち読み、ウェブ購入などが多くなっていますが、何か最近面白い雑誌がないか探しているライトユーザーの方のために今年も個人的なマンガ雑誌の格付けと、その掲載誌の中で面白いおすすめマンガや気になるマンガを紹介してみたいと思います。

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Contents

週刊少年ジャンプ

良化の兆しも万人受けする作品がでない ★★★☆☆

昨年の週刊少年ジャンプの評価は個人的には★1つでも良かった感じですが、今年は多少マシな感じがしますね。

ただ今年は「HUNTER×HUNTER」が連載しているのと、中堅作品連載を継続していることによりある程度ブラッシュアップされて、それぞれが多少ながら読めるようになっているという感じで、エース級の作品が出ているわけではありません。

それこそ「ワールドトリガー」が返ってくれば多少軸ができるので期待できますが、あくまでギリギリの状態に変わりはないと思いますね。

「ハイキュー」や「僕のヒーローアカデミア」、「ブラッククローバー」、「BORUTO」、「Dr.STONE」、「ROBOT×LASERBEAM」、「火の丸相撲」、「鬼滅の刃」、「食戟のソーマ」などこうして挙げて見ると意外と中堅は揃っているんですが、この中で続きが気になる作品がある?と聞かれると疑問で、どうしても小さくまとまっている作品が多いような気がしますね。一週ぐらい読み飛ばしてもなんとも思わない作品が多いです。

全体的に悪いとまでは行かないんですが、人によっては好き嫌いが分かれそうな作品が多くて自信をもって薦めにくい作品ばかりなんですよね。

一回「ONE PIECE」も「HUNTER×HUNTER」の休載している週にセブンイレブンでペラペラーってめくって”読むものねーじゃん”て独りでにうっかり呟いたら、となりのにーちゃんがうなずきながら笑ってましたね。

おススメ作品

ワールドトリガー

現在作者の病気により長期休載中です。現在連載中の大半のマンガに比べると絵はハッキリ言ってヘタなんですが、オリジナリティとキャラクター設定が優れていて個人的にはかなり面白いと思います。

気になる作品

火の丸相撲

昨年の段階では高校相撲でなんとなく子供だまし感が強かったんですが、主人公たちがプロ入りしたせいかリアル感がでてきて一番良くなったような気がします。まだまだ万人受けしたり、コミックスを買うほどではないんですが中堅作品の中ではいいですね。

週刊少年マガジン

進むサンデー化で陳腐化 ★★☆☆☆

昨年は★4つをつけて、”何だかんだで安定している”と書いた週刊少年マガジンですが、一年経ってみると一気にクソ化してきた印象があります。

マガジンの大正義でありページ数もかせいでくれた「FAIRY TAIL」の終了は痛いところですが、「ベイビーステップ」という安定した中堅マンガを切ってしまったのは、少し軽率だったような気がしますね。

ああいういわば無属性のスポーツマンガは爆発的なヒットも中々難しいと思いますが、比較的誰でも取っつきやすかったはずで、ライトユーザーが離れてしまったのではないのでしょうか。

マガジンの場合他の雑誌に比べてここ一年ではじまった新連載作品がイマイチなので、非常に心配です。部数を調べたことはありませんが、何となくヤバそうな雰囲気がします。

昔は何だかんだでストーリーのマガジンだったはずなんですが、最近はどうも二次元好きの方が好きそうな作品が多いような気がして、取っつきにくさもでてきましたね。

下が育たないせいなのか、「あひるの空」や「はじめの一歩」をいつまで続けれるのかちょっと呆れています(両方とも昔は面白くて好きだったんですが、最近はグダグダ感タップリで惰性でしか読んでいません)。

「DAYS」や「炎々ノ消防隊」なんかは悪くないと思いますが、この二つやその前のベテラン勢二つがなかったら★は1です。満足はしていませんがとりあえず感で読んでいる感じですね。

おススメ作品

ダイヤのA

僕的には現在「七つの大罪」とならんで最後の砦のように感じている作品です。

野球漫画にありがちな試合シーンでの中だるみ感も少なく、年が変われば新入生なども入ってきたりしてリフレッシュされるので中々飽きませんね。

王道作品として男性陣には十分おすすめできます。

気になる作品

なし

週刊少年サンデー

もっと分かりやすい絵と題材を取り扱うべき ★★☆☆☆

昨年は★1つだったんですが今年は★2つにしてみました。でもあまり読んでいません(笑)。

というのも、何となく面白そうな作品があるなと気づき始めはしたんですが、どうも途中参加しにくい内容というか、似たような絵柄の作品が多いせいか、ちょっと間を空けると埋没してしまいます。

結局「Major 2nd」や「銀の匙」、「BIRDMEN」あたりは安定しているというか、何をやっているかいきなり読んでも理解できやすいんですが、その次に続く作品のパンチが弱いのはサンデー作品伝統のアクのなさがどうも影響している感じがします。

もっと絵に力があるような作品を増やせば、新規の読者の獲得にもつながると思うんですが、もっとライトユーザーを意識した誌面作りは重要だと思いますね。

おススメ作品

「銀の匙」、「BIRDMEN」

気になる作品

「あおざくら防衛大学物語」、「BE BLUES!~青になれ~」、「第9波濤」

週刊少年チャンピオン

そもそもメジャー雑誌を目指してない?★★☆☆☆

昨年からというかこの三十年ぐらいスタンスは変わっていませんね(笑)。

これがチャンピオンと言ってしまえばそれまでですが、どちらかと言えばアクの強さと独特の世界感で勝負するマンガが多く、サンデーとは対極ですが、個人的にはコチラのほうが好きですね。

かつて連載されていた「シャカリキ」ようなマンガが一、二本あれば風向きも変わるかもしれませんが、どうしても「刃牙道」や「浦安鉄筋家族」に続くような作品がないのがつらいところですね。

「弱虫ペダル」は何となくブレイクはしましたが、一般的な認知度は深いとは言えず、現在はマンネリ感のほうが強いですね。

おススメ作品

「浦安鉄筋家族」シリーズ

気になる作品

「鮫島、最後の十五日」、「BEASTERS」

月刊少年マガジン

週刊少年マガジン化してきたような気が・・・★★★☆☆

月刊のほうは昨年とあまり変わらない印象ですね。

前年と変わらず★2つでもよかったんですが、週刊少年ジャンプと比べるとこちらが下というのもちょっとおかしいかなと思ってやや甘めの採点です。

このブログでもとりあげた「ましろのおと」や「鉄拳チンミLegends」、「さよなら私のグラマー」なんかは相変わらずいい感じなんですが、あとはどうしても好き嫌いの分かれるような作品が多いような気がします。

出来れば「修羅の門」を書いた川原正敏先生の「龍帥の翼 史記・留侯世家異伝」がもう少し面白ければいいんですが、設定を項羽と劉邦の時代にもっていってやっていることは相変わらず修羅の門なので真新しさがないですよね。個人的には「海皇紀」のほうがよかったような気がします。

あとは「DEAR BOYS」の八神ひろき先生は「トキワボウルの女神様」というボーリングマンガを開始しましたが、果たしてどこの層を狙っているんでしょうか。ヒットの予感がありません。

後の作品も結構特徴的で、全体的なクオリティは週刊少年マガジンに比べると低くくはないとは思うんですが、昔の週刊少年マガジンぽい無骨さが良くも悪くもという感じがしますね。

相変わらず「龍狼伝」は続いていてついには西洋人まで登場する展開になりましたが、最近はネタに走っているんでしょうか(笑)。

全盛時はヒット作揃いの凄い雑誌でしたが、他の雑誌に比べると王道系を大切にしている感じなので復活してほしいところです。

おススメ作品

「ましろのおと」

気になる作品

「さよなら私のグラマー」

ジャンプSQ

粒揃いも万人受けしそうな作品がない★★★☆☆

週刊少年ジャンプやマガジンに比べると若干厳し目の★3で★4にしようか結構悩みました。

一つ一つの作品にフォーカスしていくと低レベルな作品がなく、どの作品も結構読めるんですが、面白くて人に薦めるか?というと人を選びそうな作品が多いという印象です。

画力などのレベルやストーリー展開も悪くないんですが、いきなり読んで目に止まるような作品が「プラチナエンド」ぐらいで、もう少し大衆受けしそうな内容にシフトするともっとブレイクしてもいいような雑誌ですね。

集英社はどうしてもアニメなどとタイアップして売ろうという戦略が目につきますが、王道系の強い作品が一本あるだけで風は変わるんじゃないでしょうか。

おススメ作品

なし

気になる作品

「プラチナエンド」、「青の魔術師」

週刊ヤングマガジン

何となく読むものがない★☆☆☆☆

この記事を書くにあたり改めてどんな作品をやっていたか確認をしたりはしているんですが、作品一つ一つをとるとそこまで悪くはない感じがします。

「ザ・ファブル」は安定の面白さですし、「アルキメデスの大戦」も尻すぼみな作品の多い三田紀房先生の作品にしては中盤から話が盛り上がってきている感じです。

ただ「彼岸島」や「センゴク権兵衛」「MFゴースト」あたりの中堅作品はこれ以上のびるかんじもなく、いつ終わっても影響はなさそうだし、「ハンチョウ」なんかはあくまで変化球の作品で雑誌を引っ張る感じもなく、あくまで作品や作者のファンで持っている感じがします。

少し前までは同じ曜日に発売している「スピリッツ」のほうがやばいかな?とは感じていたんですがやっぱり「セーラーエース」や「ヤキュガミ」なんかの分かりやすい作品の打ち切りは痛かったところですね。

おススメ作品

「ザ・ファブル」

気になる作品

「アルキメデスの大戦」

週刊ヤングジャンプ

「東京喰種」のもうひと化けが欲しかった★★★★☆

これもちょっと甘めの評価ではあるんですが、「テラフォーマーズ」(作者療養による休載中)、「リアル」(不定期連載)、「ZETMAN」(扱いとしては一部完)を抱えていることを考慮しての★4つとしました。

やはり絶対王者「キングダム」を抱えていることは大きいですし、「東京喰種」や原作がしっかりとしている「銀河英雄伝説」があるなど一応クリーンナップは他よりしっかりとしている印象です。

個人的には「東京喰種」はもう少し爆発的なヒットになるようなポテンシャルはあったと感じているんですが、主人公にイマイチ感情移入できないのが痛かったですし、パワーバランスにもう少しメリハリがほしかったですね。

「群青戦記」あたりはもう少し頑張ってほしかったところですが「BUNGO-ブンゴ-」など中堅作品は中々いいですね。

「ゴールデンカムイ」は悪くはないとは思うんですが、個人的には過剰評価気味な感じがします。

おススメ作品

「キングダム」、「銀河英雄伝説」

気になる作品

「BUNGO-ブンゴ-」

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モーニング

マンネリ気味★★★☆☆

昨年と同じように全体的なレベルは高く感じるんですが、「GIANT KILLING」は抜けているものの、それに続く作品がもうちょっと欲しいですね。

「グラゼニ」や「宇宙兄弟」は面白いんですがどうしても物語的にピークを越えている感じがしますし、「コウノドリ」は日常系でどうしても手に汗握る感じではない、「会長島耕作」はもはや作品としてのエンドロールが流れている状態ですし、新しく次のモーニングを支えてくれるような作品が出てきてほしいですね。

ちょっとマンネリ感がただよいます。

おススメ作品

「GIANT KILLING」、「グラゼニ」

気になる作品

「宇宙兄弟」、「コウノドリ」

ビッグコミックスピリッツ

粒揃いも主砲ない★★★☆☆

最近コンビニでも下手するとスピリッツ置いてない週があったりしますねぇ(笑)。

どうしても週刊少年ジャンプやヤングジャンプに力がないのでスピリッツにもいいのがないのかな?と探してみたりはしているんですが、やっぱりパンチがないですよね。

モーニングと同じように一つ一つはいいとは思うんですが、「闇金ウシジマくん」、「土竜の唄」や「DRAGON JAM」なんかも、設定やキャラクターで稼いだ貯金を使い果たして、ファンもちょっと飽きてきたんじゃないでしょうか。

「しあわせアフロ田中」は毎週切れ味抜群で、かつてヤングマガジンでやっていた「稲中卓球部」を彷彿とさせますね。

おススメ作品

「しあわせアフロ田中」

気になる作品

「アオアシ」、「WILD PITCH!!」

ビッグコミック

ベテラン勢が多く読み応え十分★★★★★

看板作品がもう一つぐらいあってもいいかな?という感じもするので、★4ぐらいでもいいんですが、どれか一つぐらい最高得点つけとくならということでこの「ビッグコミック」を今回のおすすめ雑誌にあげておきます。

何と言っても今マンガ界でもおススメしている人の多い「BLUE GIANT」が突き抜けており、これに頼っている部分がありますが、他の作品が爆発的面白さとまではいかないまでも、野球で例えるとどれもが2割8分ぐらいの打率を残せる感じで安定感を感じます。

スピリッツやモーニングも中堅作品がしっかりしているんですが、ここの掲載作品は比較的初見でその回だけでも内容が理解しやすい作品が多く、このあたりはさすがベテラン勢が揃っているという感じがします。

最近の作品の特徴として自分の描きたい絵や自分にしか分からないような描写のものが多いですが、やはり”分かりやすい”という要素というのは雑誌に掲載する上での一つの大事な要素だと思います。

おススメ作品

「BLUE GIANT SUPREME」

気になる作品

「バディドッグ」、「フォーシーム」、「劉邦」

ビッグコミックオリジナル

ちょっとオヤジ向け★★★☆☆

ビッグコミック系の中では一番大人向けの印象があり、悪く言えばオッサン向け(お前もオッサンじゃねえかというツッコミはなしでw)の雑誌ですね。

全体的に突飛な設定などで読者を引き込むタイプのストーリーがなくおとなしめな作品が多いので、大ヒットしそうなタイプのマンガがないのですが、腰を据えて読むのに向いている作品が多いですね。

ただそのせいか、初見で読んでも「黄昏流星群」以外は何が何やら分かりにくい作品も多いのでこのあたりを解決しないとどうしてもライトユーザーの獲得は難しいような印象を受けます。

個人的には「昭和天皇物語」がノンフィクション作品として面白く、注目しています。

おススメ作品

なし

気になる作品

「黄昏流星群」、「昭和天皇物語」

ビッグコミックスペリオール

”助っと外国人”奥浩哉の加入でクリーンナップに厚みがでる★★★★☆

最近ビッグコミックとともにかなり気になっている「ビッグコミックスペリオール」です。

いやー最近いいですね。

このブログでも取り上げた「響~小説家になる方法~」もいいですが、元々大好きな西原理恵子先生(僕が同級生の某少女マンガ家以外では唯一会ったことある漫画家さんです)も連載していますし、作品はあげませんがあの”御大”池上遼一先生がいつも連載している雑誌なので元々安定感があります。

最近は「機動戦士ガンダム サンダーボルト」も軌道に乗ってきた感じもあったんですが、そこに「GANTZ」で有名な奥浩哉先生の「GIANT」も始まりました。

これからどういった話になるか未知数なところはありますが、読みやすさや絵のエロ差などにかけては天才的なマンガ家なので大外しはまずないでしょうし、期待が高まります。

あと一本面白い作品があれば十分トップでも良かったんですが、中々いい方向に向かっていると思います。

おススメ作品

「響~小説家になる方法~」、「ダーリンは70歳」

気になる作品

「GIANT」、「機動戦士ガンダム サンダーボルト」


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