絶対王者「モンスターストライク」だからこそできる攻めの経営戦略
このブログでも何回か取り上げたこともある人気ゲームアプリ「モンスターストライク(モンスト)」ですが、様々なゲームがアプリが後発で登場してきてもその牙城が揺らぐ様子はいまだ見えず、まさしく時代を代表するゲームコンテンツと言ってもいいでしょう。
サービス開始からもうすぐ丸五年経とうとしていますが、ネット上には様々な攻略サイトやブログが存在し、YouTubeなどの動画サイトでも攻略動画や実況動画もたくさんありますし、いまだに有名YouTuberや芸能人が動画サイトでプレイしているのを見ると、勢いはまだまだ衰えていない感じもしますね。
僕もなんだかんだでサービス開始からずっとやり続けている唯一のゲームです。(サービス開始直後にプレイしたんですが、最初はモンスターが少なくて二回ほどアプリを削除しています)
その「モンスターストライク」ですが、月100億円近くの売り上げを上げると言われるだけに、様々な攻めの戦略をしていることが見て取れます。
有名芸能人を使ったTVCMなどに始まり、有名アニメやマンガなどとのコラボなどもその一つですが、最近特に同じぐらい力を入れているのがアニメ制作でしょう。
(画像引用:「モンスターストライク(モンスト)」公式サイトより)
Contents
ゲームアプリが元ネタとは思えない高いアニメのクオリティ
劇場公開されるような作品まで作っているのでスゴイの一言なんですが、元となるWebアニメ版はすでに三期目に入り100話を超えるのはほぼ間違いないと見られますし、上手いことゲームともリンクさせながら製作・公開し、費用対効果も中々出ているように感じます。
このあたりはゲームのキャラクターをうまく登場させたりアニメキャラクター化しているのも原因の一つなのでしょうが、アニメの実物を見ると分かるようにやっぱりしっかりとした作品として成立させている点が根本にはあるのでしょう。
まだ見たことない方は実際にYouTubeなどで見ていただくと分かりますが、ゲームの内容を知らなくても理解できる内容になっており、マンガやゲームのアニメ化や実写化にありがちな原作におんぶにだっこという雰囲気はありません。
しっかりとした人が監督として関わり、ゲームの良さをしっかりと理解した上で作っていることはよく分かります。
Webアニメのこれまでの公開内容
第一期:全51話+劇場版、特別版(2015年10月~2017年1月)
第二期:前期全23話+後期全13話+第0話や短編も存在(2017年3月~2018年1月)
第三期:現在製作・放映中(2018年6月~)
他にも漏れている回はあると思うのですが、以上がYouTubeの「アニメ モンスターストライク公式チャンネル」でもちろん無料で視聴可能です。
第三期も高いクオリティで始まるも突然作画崩壊
さて、「モンスト」そのものやアニメ版についてあまりご存知ない方のために、前置きは長くなりましたがここからが本題です。
「アニメ モンスターストライク」の第三期は2018年の6月からスタートし、例のごとく毎週十数分を一話として随時公開が行われていました。
第三期はこれまでの一期と二期の現実世界の人間がモンスターを召喚し戦うというスタイルから一転して、そのモンスターそのものにフォーカスされた内容となります。
少しだけかいつまんで説明すると、ゲーム内でも最上位の強さを誇り人気キャラクターであった堕天使ルシファーが主人公となり、有名な大天使長から堕天する話が描かれます。
見たことない方は、この第一話を見ていただくと分かると思いますが、CGアニメとして非常にお金がかかっていることが分かりますし、かなりクオリティは高いということが分かると思います。
通常のアニメの尺と比べると若干短いのは残念であるものの、「モンスト」の本気度も伝わってくるでしょう。
実は僕はこれまでの一期や二期はよくある子供が主人公の子ども向けアニメだったので、片手間にちょろっと見るだけだったのですが、三期は比較的ストーリーがあったので一応全部見ていたわけです。
有名な話なのでネタバレしても大丈夫でしょうが、八話で見事ルシファーさん堕天します。
ここまでは、
”さすがモンスト。アニメにも金かけとるなぁ”という印象だったわけです。
そして問題の第九話です。
公式なのを疑うレベルの作画崩壊
まずは実際の動画を見ていただくとよく分かると思います。
問題の「アニメモンスターストライク」第3期第9話
八話までのお話は人気キャラクターのルシファーを主人公にして、友人設定でありこれまた人気のウリエルなどが登場し、非常に出来は良かったと思うんですよ。
YouTubeの再生数にしても現段階で一話の視聴数は約400万回近くありますし、それぞれの回も100万回の再生が行われているので、結構気になって見ていた人も多いと思います。
それがひと段落して次の展開はどうなるか?というのがこの回だったんですが
まさかの意味不明回(笑)
まぁメインは人気キャラクターの一人パンドラだったのは分かるんですが、おじいちゃん設定のゼウスとの掛け合いや演出は、言葉を失うような内容です。
八話までのCGをふんだんに使ったきれいな映像はどこ行った?と言えるレベルですし、微妙にセリフとアニメがズレており
ナニコレ・・・?
と思った人も多いでしょう。
僕も結局すぐに我慢できなくなって最後まで内容を見ていない(笑)のですが、これまでの気合の入り方はどこへ行ったと言える内容ですよね。
映像は紙芝居的だし、ギャグも笑えないなんで、思わず
”見る場所間違えたかな?”
と思ったほどです。
以前取り上げたアニメ「SHIROBAKO」の中には伝説の作画崩壊というネタがありましたが、これを作画崩壊と言わずとして何と言おうという内容ですよね。
予算がなかったのか時間がなかったのか?それとも監督の問題?
最後に、おそらく今回の事故?は伝説として語り継がれるのでしょうが、原因が少し謎ですよね。
予算に関しては儲かりまくっている「モンスト(Xフラッグ)」なんで考えにくいところですし、公開日程に関してはYouTubeメインで公開しているWebアニメなので延期したところでそんなに実害はないはずです。
実際今年の夏には、七夕を題材としたオリジナルアニメが七夕に間に合わず延期されるという事件もありましたし、それに比べると延期はしやすかったような気はしますよね。
となると作画監督などのセンスの問題とも考えられるですが、今回の専門学生が作ったような内容は一体何が原因だったのかはっきりとしてもらいたいものです。
「モンスト」は早くゴメンナサイして、この9話を作り直すか、なかたったことにすることをおススメします。