「めちゃイケ」、「みなさんのおかげでした」打ち切りに思うこと

めちゃイケ

先日から様々なメディアで、長年フジテレビのお笑いバラエティを支えてきた「めちゃ×2イケてるッ!(以下めちゃイケ)」と「とんねるずのみなさんのおかげでした(以下みなさんのおかげでした)」の番組打ち切りがどうやら正式に決まったとの噂がながれていましたが、本日(2017年11月4日)放送の「めちゃイケ」の終盤で、番組の終了を認めるようなシーンの放送がありました。

実際の所、ディレクター?が岡村隆史(敬称略。以下岡村)に来春での番組の終了を告げ、残り半年、それに向かって新しい企画を進めましょうというような内容でしたが、正式に認めたわけではないものの、番組打ち切り報道を暗に認めるような内容でした。

まだ「みなさんのおかげでした」に関しては打ち切り報道後に放送が行われていませんので、詳細はまだ分かりませんが、今回はこの話題について触れてみたいと思います。(画像引用:フジテレビ「めちゃ×2イケてるッ!」公式サイトより)

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視聴者に対する壮大なドッキリの可能性も残される

さて、両番組の打ち切りが近年囁かれていた通り、いよいよそれが現実になったと見ることはできますが、今日の放送を見ると、逆に”もしかして壮大な釣り?”と僕は少し感じてしまいましたが、みなさんはどういった印象だったでしょうか。

「めちゃイケ」の面白い企画にはいくつかテンプレートのようなものが存在しますが、今回の”打ち切り”をネタ、もしくは前フリにしていたシーンは、「めちゃイケ」内でたまにやる”確信的なヤラセ演出”(ヤラセというのを敢えて視聴者に分かるように演出し、それに沿ってわざとらしく出演者が演じる)のパターンでの雰囲気での撮り方、煽り方がされていたように感じました。

いかにも「めちゃイケ」全盛時の時のやり方ぽい内容でしたが、今日のいかにもという場面作りはこの可能性を残すもののように感じるのですが、もしそうだとしたらおそらくナインティナインなど主要メンバーを残しながらタイトルだけ変えるというパターンもアリという感じもします。

「みなさんのおかげでした」に関しえてはまだ放送などで公式なアナウンスがされていませんので、こちらについては本当に終了する可能性もあるとは思いますが、まずこれが今日見て思ったことですね。

本当に終わるのであればフジテレビは終了するような気がする

次に両番組ともに本当に終了するのであれば、フジテレビはいよいよ終わりかなという気がしますね。

かつてはこの時間帯だけでなく、一週間の平均視聴率でも上位に食い込んだ人気番組でしたが、最近は両方とも1ケタ台に低迷していると言われています。

当然これだけ見れば打ち切りもやむなしという意見も理解できますが、番組をつまらなくしたのはフジテレビ自身だと思うんですよね。「めちゃイケ」と言えば、”数取団”であったり壮大な”浜口ドッキリ”、「みなさんのおかげでした」と言えば”ノリダー”や”冝保愛子”ネタをはじめとしたかなり攻めた内容が盛りだくさんで、僕たち世代はリアルタイムでかなり楽しまさせてもらいました。

これらの内容は当然どこかしらの団体や上層部からお怒りの声があったのは間違いないような企画ばかりですが、それをやってしまうのフジテレビであり、子供ながらにさすがフジテレビ面白い!と思っていた方も多いでしょう。フジテレビの全盛期はイケイケ感満載でしたよね。

そこからどうも番組が傾き始めたのが、「めちゃイケ」で言えば”ガリタ食堂”や”街をじいさんに扮してぶらりとする企画(タイトル忘れました)”、「みなさんのおかげでした」で言えば”食わず嫌い王”ばかりが放送され始めたあたりでしょうか。

両番組とも毎回抜群に面白い回だけが続くわけではありませんが、たまにある”微妙な回”の企画が続けて放送されたあたりから番組の凋落が始まったような気がします。

おそらく作り手にはそんな意識は毛頭なかったのかもしれませんが、予算の削減があったのでしょうか、ターニングポイントはこのあたりで間違いないでしょうし、併せてBPOという訳の分からない団体が存在感を出し始めたのもこのあたりでしたね。

本当にこのクソ団体には僕も怒り心頭ですが、完全に二つの番組は放送しているけど、面白い回のほうが少ない、いわば脳死状態になってしまいましたね。プロデューサーの能力不足やそういった時代だということで片づけてしまうことはできますが、採算が取れない番組を切ることは理解できるものの、じゃあこういったコストカットをしてフジテレビがドラスティックな改革になるか、かつての地位への復権ができるかというと、完全に手詰まりになるだけのような気がして、自らの首をしめていくようなだけの気がします。

打ち切っても次の矢がない

最近「めちゃイケ」にしても「みなさんのおかげでした」にしても、予算は昔ほどかけられていないなと感じることは多くなっていましたが、個人的には以前のクソ企画連発のマンネリ状態から少し脱却の兆しが見え始めていたように感じていました。

おそらく前社長による大規模な配置転換がお笑いバラエティに関しては(ドラマ部門は相変わらず低調に感じますが・・・)功を奏していたように感じてはいたのですが、残念ながら局としての我慢は長く続かなかったようです。これは社長が変われば、この判断もしょうがないかなとは思います。

ただですね、この両番組を終わらせたところで、次に何が残るかというと何もないわけですよね。かつては「ワンナイ」や「はねるのトびら」という「めちゃイケ」路線を引き継げそうな番組があったとは思いますが、フジテレビには何もないですよね。

だから”この二つ切ってどうすんの?フジテレビ見るものないじゃん”と思ったのは僕だけではないと思うんですよね。

今日の「めちゃイケ」の放送と時を同じくしてスマップを脱退した、香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛がネット配信のabemaTVで72時間連続でネット番組を放送していますが、かつての自分たちの得意分野であったバラエティを切ったフジテレビとサイバーエージェントと協力して新しい放送の形を模索しているテレビ朝日(それぞれが協力してabemaTVを作っています)は今全く逆の道に進もうとしています。

このネット配信事業もまだまだ数百億円単位の赤字を出しているそうですが、視聴者としてどちらが面白そうなことをやっているかというと完全にテレビ朝日のほうに軍配が上がるような気がします。

他の放送局にしてもドラマが強かったり報道に力を入れていたり、最近は何らかの色を感じますが、果たして現在のフジテレビに何か色みたいなものは残っているのでしょうか。

ネットで新しいことに挑戦するテレビ朝日と、ネットで話題の動画を買ってきて安っぽい番組作りのフジテレビ、いやはや残念な限りです。