TBS火曜ドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」を見た感想

花のち晴れ〜花男 Next Season〜

今回は現在TBSで放送(毎週火曜日22時~)されているドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」(はれのちはれ はなだん ねくすとしーずん)に関する記事となりますが、みなさんこの「花のち晴れ」という作品のタイトルや設定をどこかで見たような記憶はないでしょうか。

すでにドラマを視聴されている方や、毎クール新ドラマの内容をチェックしている人であれば今回のドラマについてはよくご存知でしょうが、最近テレビを見ない人や男性陣のために改めて説明しておくと、今回の作品はかつてマンガやドラマで大ヒットした「花より男子」(はなよりだんご)の続編になります。

正確に言うとかつての主人公であったつくしや道明寺などF4(エフフォー)が卒業したあとの英徳学園を舞台とする庶民と超大金持ちの新たなる恋模様を描いた作品なのですが、現代版「花より男子」としてどう描かれているのか、このドラマを見た率直な感想を書いてみたいと思います。

(画像引用:TBS「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」公式サイトより)

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「花より男子」シリーズのドラマ化、映画化の歴史

ドラマ「花より男子」(2005年)

まず今回放送されているTBSドラマ「花のち晴れ」と直接関連性のあるのが2005年に同局で制作・放送された2005年版の「花より男子」となります。

すでに初回放送から13年が経っていますが、何と言ってもキャスティングが豪華であり、主演には子役時代からその演技力に定評のあった井上真央の他、道明寺役には嵐の松本潤、他にも小栗旬や松田翔太や阿部力などF4には錚々たる面々が配されていましたね。

調べなおして思い出したのですが、そう言えば道明寺の姉役には当時すでに人気女優の地位にあった松嶋菜々子も出ていましたし、加賀まりこさんもお母さん役でいい味を出していました。

詳しいストーリーはすでに覚えてはいませんが、よく見ていたドラマで面白かった記憶があります。

ドラマ「花より男子2(リターンズ)」(2007年)

2005年版の続編となるのが、このリターンズですが、こういったマンガ原作のドラマで新たに続編が作られるのは非常に珍しく、いかにヒットしていたかが分かりますね。

確か最後は非常に綺麗な終わり方をした記憶があるのですが、終わっちゃうのが寂しいなと僕が感じた珍しい作品でした。

映画「花より男子F(ファイナル)」(2008年)

2005年と2007年のドラマ版の人気を受けて制作された映画版となります。

確か映画版はテレビで見た記憶があるのですが、興行収入は77億円と、邦画の数字としては爆発的な動員を誇ったと言えます。

制作はドラマ版と同様TBSとなります。

映画「花より男子」(1995年)

そして知る人ぞ知る映画版なのが1995年のです。

制作はフジテレビが中心となって行ったようですが、40以上の女性の方ならこの映画を覚えている方も多いかもしれません。

主演は内田有紀、F4のメンバーのうち道明寺は谷原章介、花沢類はこの頃から顔が売れ始めた藤木直人が演じており中々の面子と言えますが、うちの奥さんなんかはこの頃からフジッキーに目をつけていたと言ってますね(笑)。

海外版

この作品の凄いところは海外でもドラマ化されている所で、少なくとも中国と韓国で公開がされています。

特に韓国版などは深夜にやっているのをたまに目にしましたが、尺も取れて演技力も高く、また日本のドラマ版に比べると先入観がない分結構よくできていた記憶がありますね。


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「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」の感想

さて今回の「花のち晴れ」の感想ですが、率直に言うと以前の「花より男子」の劣化版にしか感じませんね。

「花男(はなだん)」の続編ということでマンガ版も先ほどジャンプアプリで読んできたのですが、マンガ版の原作のほうは相変わらずという感じで前作からそれほど陳腐化されているとは感じなかったのですが、やっぱりドラマのほうはチープなんですよね。

前作と今作ともに貧乏人と超大金持ちとの恋愛という基本線は変わっていないので、同じような展開になるのはしかたないにしても、肝心のC5(マンガ版ではコレクト5)の五人がやっぱり弱いのが原因に感じますし、前作のF4のような圧倒的な存在感がないのは、演技力や役者としての力量の差なんでしょうか、バリバリの金持ちを演じているはずなのに、揃いも揃って成金のボンボンという感じしかしないんですよね。

それぞれの経歴を調べてみると主役はジャニーズ(このあたりは前作と同じ)でほかのC5のメンバーの多くはモデル系の出身者が多いようで学芸会のような気がしてなりません。

現に放送開始の時はたまたまテレビではじまったのを偶然見始めたのがスタートだったんですが、演出の感じからして最初は日本テレビのドラマかと思ったぐらいです。

なぜそう思ったのかはあくまで感覚的なものなので分からないんですが、おそらくキャスティングありきのドラマ制作の多い日本テレビに近い作り方や演出をしているのがそう感じさせたのかもしれませんが、ヒロインの許嫁役の中川大志君や主人公のコンビニのバイト仲間の女性が存在感を放つぐらいで、どうも素直に作品に入り込めないような感じがします。

本来こういうドラマ内の世界感の雰囲気づくりにはうまいTBSのドラマ制作陣のはずなんですが、一体どうしたことなんでしょうか、見ていて全然登場人物にヤキモキしないし、応援したくなるようなキャラクターがいないんですよね。

見ていても気になるのはフィアンセの継母役の高岡早紀が何を考えているかや、菊池桃子の不思議系な母親役であり、なぜかメインの学校パートが弱いように感じます。

最後に、おそらく若い視聴者の子たちはC5を演じている若い俳優さんたちの活躍ぶりが楽しみでしかたないでしょうが、僕ら中年世代にとってはあの「花より男子」の続編ということで、以前のF4達がこの新作とどう絡んでくるかということ以外は楽める点がないのが残念でなりません。

高校を舞台とした作品ということで20歳前後の俳優さんをキャスティングしたのかもしれませんが、できれば年齢に目をつぶってでももう少し知名度と演技力のある俳優さんをキャスティングするべきだったように感じます。

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