TBSドラマ「ノーサイド・ゲーム」が面白い理由(わけ)

ドラマ「ノーサイド・ゲーム」

”TBS×池井戸潤”の最強タッグで成功は間違いなし?

今回は現在TBSお得意の”日曜劇場枠”で放送されている2019年の夏クールドラマ「ノーサイド・ゲーム」について触れてみたいと思います。

すでにご存じの方も多いとは思いますが、原作は「半沢直樹」や「ルーズヴェルト・ゲーム」などで知られるヒットメーカー池井戸潤さんの作品であり、この放送枠では六作目となる作品です。

最近では「下町ロケット」や「陸王」も好評で安定した数字(視聴率)を記録しましたが、内容や展開は少しベタな作品が多いとは感じるものの、僕も何だかんだ見てしまう数少ないドラマになります。

さらに今回は同い年の売れっ子俳優大泉洋(おおいずみよう)が出ていることもあり、注目していたのですが、期待通りというか安定の面白さだと思います。

今回も日曜劇場らしく、松たか子さんや上川隆也さんの他中々面白いキャスティングをしているなとは感じたんですが、他には、いつも通りというか、こちらが求めているような池井戸作品らしい脚本や演出がやっぱりツボに合うような気がしますね。

ただ、今回このドラマに関する記事を書こうと思って色々と調べていると、意外なところで作りこまれた部分があり、それが何なのかご紹介したいと思います。

(画像引用:TBS「ノーサイド・ゲーム」公式サイトより)

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「ノーサイド・ゲーム」とは

「下町ロケット」や「半沢直樹」シリーズで知られる小説家池井戸潤さん原作の小説作品となります。

2019年7月からTBSの日曜劇場枠(毎週日曜21時~一時間枠)で大泉洋を主演に迎え、ドラマ化されています。

あらすじ

トキワ自動車の経営戦略室次長を努める君嶋隼人(大泉洋)はバリバリのビジネスマンとして信念を持って会社のためにつくしていました。

会社の利益のためには相手が誰であろうと意見を出すのが彼の身上であり、次期社長候補の一人である常務の滝川桂一郎(上川隆也)が進める買収案に対しても、ハッキリとNOという結論を会社に対して報告していました。

しかしながら君嶋はこのことがきっかけで滝川と反発することになり、結果的に本社の次長から横浜工場の総務部長へと左遷されてしまいます。

肩を落とす君嶋でしたが、その工場の総務部長はトキワ自動車の社会人ラグビーチームである”アストロズ”のゼネラルマネージャー(GM)を兼任するのが伝統でした。

ラグビーについてはまったくの素人であり、とある理由により特にラグビーを嫌っていた君嶋でしたが、アストロズの選手たちの現状や会社の中での存在意義、また滝川とアストロズとの因縁を知った君嶋は、徐々にこのチームのGMとして選手たちとともに前に進み始めるのでした。

というようなお話です。

ドラマを見た感想

まず隠された面白さの秘密を書く前に簡単にこのドラマについての感想を書いていみたいと思います。

今回は主役が大泉洋ということで”TBS×池井戸作品”には初出演となります。

これまで池井戸作品には彼が北海道時代から所属する演劇ユニット”TEAM NACS(チームナックス)”からは彼以外が全員出演していたので、いよいよ満を持しての登場です。

メンバーの中では一番の有名人ではありますが、独特のルックスやすでにお笑い芸人顔負けのしゃべりの面白さのイメージが浸透し過ぎているので、バリバリのビジネスマン、妻と二人の子供を持つ父親という役柄がどうかとは心配しましたが、ドラマを見た限り

大泉洋は大泉洋でした(笑)

最初に断っておくと好きな芸能人の一人なので貶すつもりはないのですが、演技が下手とは思わないものの、もはや絵面から醸し出される大泉洋臭が消せません。

どうしても

”洋ちゃん、頑張ってるな”

という目線で見てしまいます。(笑)

ただ、そのあたりを上手く中和させているのが奥さん役の松たか子さんというか、とんでもない美人だったら違和感もあったんでしょうが、両者とも演技の質が似ているせいか、家庭パートに関してはよくまとまっているという印象はありますね。

他の点では、さすが池井戸作品というか、あまり難しいことをせずに、対立構図や主人公の目的をはっきりさせながら”ラグビー”を話の軸にして進めていく形は、「ルーズヴェルト・ゲーム」や「陸王」と同じパターンであり、視聴者のベタな感動モノを見たいという需要にピッタリとマッチしている作品だと思います。

日曜劇場はコレでいいんだ!というのがTBS側というか、このシリーズが製作陣が分かって作っているのがいいですね。

良くも悪く期待を裏切らずというのがこの作品のポイントでしょう。

そう言えば出演者が当たり前のようにラグビーをしている

さて、肝心のこのドラマがなぜ面白いという点についてですが、ざっくりとは感じていたものの、なぜか?という具体的な部分については中々説明しずらい部分はありました。

ところが今回この記事を書くにあたり、TBSの公式サイトを見て”なるほど!”となったのが主人公がGMを務めるチームである”アストロズ”の選手役の方達のプロフィールです。

なんとほとんどの選手役の人たちがラグビー経験者で、かなりの実績のある人ばかりなんです。

つまり、このドラマのポイントは、

ラグビー部分をしっかりと描写できている点

これにあるんだと思います。

そんなのは当たり前という意見もあるとは思いますが、このドラマにはたくさんのラグビーのシーンが出てきます。

あまり意識しないと分かりませんが、通常こういうシーンは別取りで経験者がスタントのような形で行ったり、手や足のアップで処理することがほとんどだと思います。

ところがこのドラマはそう言えばそういう撮り方をしてないんですよね。

僕もキャストを見るまで意識はしてなかったんですが、そう言えば登場人物たちが普通にラグビーの練習をしたり、試合をしたりしているんですが、違和感がないんです。

当たり前のことですが、この根底とも言える部分が当たり前のように撮られているため、すんなりとストーリー部分に集中することができ、余計な部分での陳腐さを感じさせないのが、この作品の実は真骨頂であるように感じます。

アストロズの選手たちの経歴がスゴイ!

さてここから登場人物たちの経歴を公式サイトなど見ながら少しだけ紹介してみたいと思います。(画像は公式サイトからの引用となります)

高橋光臣(岸和田徹 役)

高橋光臣

キャプテン役の高橋光臣君ですが、どこかで見た顔だと思ったら戦隊モノである「ボウケンジャー」でボウケンレッド役だった人みたいですね。(ナルホド)

僕は役者についてはあまり意識して見ないようにしているので、どこかで見たなというレベルだったんですが、プロフィールを見るとかなりのドラマや映画に出演している役者さんのようです。

物語ではキャプテン役として非常にたくさん出てきますが、プロフィールを見るとラグビー経験は啓光学園と東洋大学でラグビー部

ガチ勢ですやん・・・

啓光学園と言えば高校ラグビー界での超有名校なんですが、リザーブとは言っても予選大会には出ていたほどの選手だったようで、他の高校だったら間違いなくレギュラー級でしょう。

演技もできて、ラグビーもものすごくうまいということでハマり役だったというわけですね。

廣瀬敏郎(浜畑譲 役)

廣瀬敏郎

物語序盤では反GM(大泉洋)派として何かにつけて絡んでくるチームの実力者の浜畑(廣瀬敏郎)ですが、見ているとセリフ回しがたどたどしいのが目につきますね。

まぁ、ギリギリセーフな演義だとは思いますが、このセリフ回しのたどたどしさ、プロフィールを見ると納得します。

元ラグビー日本代表キャプテン(驚愕)

高橋光臣君を上回るガチ勢でした。(笑)

キャプテンをしていたのは2012年の時だったようですが、2015年のラグビーワールドカップ(イギリス大会)のメンバー(ただしベンチ入りはせず)だったそうですし、代表キャップ数は28ということで、社会人ラグビーの出身者の中でもかなりの実力者だったようです。

二十年前ほど熱心にラグビーを見ていないので僕も知らなかったんですが、凄まじい経歴の人が主要キャストとして演技しているのにはビックリしました。

俳優としてはデビュー作となるようですが、経歴を見てしまうと、”あの演技でも全然OK!”と納得してしまいますね。

他にもラグビー経験者が盛りだくさん

もっと紹介してもいいんですが、同じような経歴の凄い人が並ぶので(笑)割愛します。

ちなみに他にも四人の元日本代表(いずれもFW)がいる他、アンダー世代の代表経験者だともっと存在しますし、出身を見ても明治や早稲田など錚々たる強豪校出身者がいる他、社会人ラグビー経験者ばかりのようです。

どおりで吹き替えなしでラグビーシーンを撮っているなと思いましたが、これだけのメンツを良く集めたなという具合というほどの気合の入れようなのがよく分かりました。

このように、ドラマなので疎かでチープになりがちなラグビーパートがトップクラスの人達に行われていることが、やはりこのドラマの質を底上げしているのではないかと感じますね。

しかもドラマ内ではチームメンバーが比較的多く画面に登場して描かれているのですが、ただの身体のデカい俳優と思わせておいて、実のところはその逆でガチもんのラグビー経験者に俳優をさせていたというのは驚きで、僕も調べるまでは知りませんでした。

このような見えないこだわりがやっぱりこのシリーズのウケる部分なのでしょうね。

気付いた?あの人も出ています

アストロズの選手役一覧を見ているとあらビックリという人がいました。

ブリリアン コージ(ノーサイドゲーム)

ブリリアンのコージ君

です。

え、出てたっけ?と思いましたが、次回からは気をつけて探してみようと思いますが、彼は確かアメフト部出身のはずなんですが、まぁボールは同じ楕円形ですし、FW役なので何とかなるというキャスティングなんでしょうかねぇ。(笑)

大きい人に混ざって違和感もないので、とりあえずキャスティングミスではないでしょうね。

そして、もう一人。

大泉洋の下っ端としてチームを支えているマネジャーの男の子がいますが、役名は有馬真吾といい、村田琳(むらたりん)君という役者さんが演じているようです。

村田琳(ノーサイドゲーム)

この村田君は裏方としてチームを支える設定であり、アストロズの選手というわけではないのですが、プロフィールを見てビックリです。

なんとお母さんがあの議員の

蓮舫さん!

ナヌー!?という感じですね。(笑)

そう言えば面影もあるようなないような、という気もしますが、このように色々な面白い経歴の人がこのドラマには出ており、そう思って見ると、違う意味でまたドラマが面白くなりそうです。

気になる方は公式サイトでチェックしてみることをおススメします。

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