「機動戦士ガンダムSEED」を今さらながらファースト世代が見た感想

”21世紀のファーストガンダム”「機動戦士ガンダムSEED」を改めて完全視聴

ガンダムSEED
最近すっかりAmazonプライムにハマってしまい、海外ドラマやアニメを見まくっているのは過去の記事で書きましたが、この二、三日このブログの記事の更新が止まっていたのは、実は今回の「機動戦士ガンダムSEED」を見ていたせいです。

まぁ、実際のところ過去記事のリライトなんかはしていたのですが、全50話しっかりと見てきました。

僕はマンガなんかだとセットで買ってくればその日のうちに一気読み、アニメなんかは可能な限りノンストップで見るタイプなんですが、どうしてこの集中力というか執念が、仕事や勉強に発揮できないのか本当に病気なんじゃないかと思っていしまいます(笑)。

僕はどちらかというとファーストガンダム(「機動戦士ガンダム」)をリアルタイムで見ていた世代(厳密に言えば多分ちょっと遅れの再放送)なので、”21世紀のファーストガンダム”を目指して制作されたと言われるこの「機動戦士ガンダムSEED」がファーストガンダムとどう違っているのか、また共通点などがあれば、それを含めながら感想を書いていきたいと思います。

(画像引用:「機動戦士ガンダムSEED」シリーズ公式サイトより)

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アニメ「機動戦士ガンダムSEED」とは

「機動戦士ガンダムSEED」とは2002年から2003年にかけて、毎日放送(MBS)ならびにTBS系列で放送されてたガンダムシリーズの作品となります。

アニメーション制作は「機動戦士ガンダム」(以下ファーストガンダム)も制作したサンライズが担当しており、「新世紀(21世紀)のファーストガンダム」を目指して制作された渾身の一作であり、民放の連続アニメとしては異例の4クール50話におよんだ超大作アニメとなります。

アニメは当然大ヒットを記録し、このシリーズの続編となる「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」も制作され社会現象になったのは15年近く経った今でも記憶に新しいところですね。

感想

第一印象は単なるガンダム作品の一つに過ぎなかった

さてここからが感想となりますが、制作・放送からすでに16年に経っているとは驚きでしたが、やはり最近のアニメの質に慣れていると若干アニメーションとしての質は時代を感じますね。

放送当時のことは何となく覚えており、たまに見ていた記憶もあるのですが、どうしてもファースト、Zガンダム(以下ゼータ)世代なので、印象としては新しく始まったガンダムの一つという印象でイマイチ真剣には見ていませんでした。

ガンダムファンの方なら感じている方も多いでしょうが、どうしてもZZガンダム(ダブルゼータ)以降の作品はターンAガンダムやガンダムWを始めとして色々ありましたが、なんとなく初期の二作品にあった人間臭さとリアリティがだんだんと薄らいできているので、この作品もまったく期待していなかった作品だったんですよね。

そのためなんとなーく見ていたのですが、結果は大ヒット(笑)。DESTINYまで制作されるというフィーバーぶりでしたが、この時はもう時代に乗り遅れてましたね。

そのため中々見なおす機会が中々訪れなかったわけです。

群像劇としてよくできている

内容について触れていきますが、このSEEDも他のガンダムシリーズ同様全50話(DESTINYまで含めると全100話)というかなりのボリュームのアニメなんですが、実際に一気見した感じそれほど長くは感じませんでしたね。

オープニングやエンディングを除くと実際のストーリー部分が20分を恐らく切るというのもあるかもしれませんが、ストーリーやキャラクターがファーストやゼータと同様しっかり練り込まれているので助長感もなく、中だるみ見たいなものもそれほど感じませんでした。

今回のシードには主人公キラ・ヤマトの他に友人で敵役であるアスラン・ザラ。歌姫的なポジションのラクス・クラインなどとの人間関係だけでなく、彼らの親子関係なども重要な要素としてクロスさせながら描かれており、ガンダムシリーズの中でもかなり優秀な群像劇として成立していたと思います。

艦長と副艦長が作品の最終局面で対峙する形も中々見どころのある場面でよかったですね。

全体的に、他のロボットものやガンダムシリーズでもやりがちな、”とりあえず一回戦闘シーンを挟んどけばいいんでしょ?”的な無駄な戦闘シーンも少なく、思考停止で作られた作品では無かったと思います。

ただ、一回だけ総集編みたいな回があったんですが、あれは何なんでしょうか、”制作が間に合わなかったのか”と思わせるような違和感のある回がありました。

あれだけは謎です(笑)。

複数のガンダム登場は?も後半はムネアツ展開

この「ガンダムSEED」ですが、「ZZガンダム」以降にはたまに存在する複数のガンダムが登場する作品です。

主人公のキラがストライク(ガンダム)からフリーダム、アスランがイージスからジャスティスに乗るだけでなく、初期段階で他に3機。物語終盤では地球連邦軍の3機や今作のラスボス的存在のクローゼもプロビデンスガンダムに乗りこむなど計10機近くのガンダムが登場しますが、こういったガンダム祭り的な内容は個人的にはあまり歓迎したくはありませんね。

やはりガンダムはオンリーワンな存在であるからこそその特殊性が高まり、これがたくさん登場してくると、至高としての機体なので強いという説得力がどうしても薄らいでしまいます。

視聴者にも分かりやすいように色々とカラーリングで見分けがつくようにはなっていましたが、後半登場する地球連邦軍のモビルアーマー型ガンダムで飛行形態に登場するガンダム(名前は知らん!)なんかは飛行機の先端にガンダムの顔がついているなど、ギャグとしか思えないようなものがあったのは残念でした。

また第三勢力オーブの量産型モデルも見た目はガンダムなので、最後の戦争でジムなみに簡単にやられていく姿はちょっと悲しかったですね。

こういうキャラクタライズをするために、旧作品ではジムやザク、ネモという機体があったはずですが、ガンダムという機体にもうちょっとリスペクトは持たせるべきでしたね。

この部分に関しては「機動戦士ガンダムUC」(ユニコーンガンダム)のほうが好きです。

しかしながらこのガンダム祭りに序盤は嫌悪感があったものの、ザフト側の4体のガンダム対地球連邦軍側のガンダムといった図式がいつの間にか入れ替わり、序盤に登場した初期のガンダムが最終的に味方のような状態で戦うのは少しムネアツの展開でしたし壮観でした。

やはりガンダムは正義の乗り物であり、局面を打開する機体であるという部分で落ち着いたので一応納得という形で最後は迎えられました。

終盤のパワーバランスの崩れ方はマイナス

最後に、この作品全体的な人間描写やテンポなどは非常に良かったのですが、複数のガンダム登場以外で唯一残念だったのが終盤のパワーバランスの崩壊です。

序盤では圧倒的な力を発揮したストライクガンダムがパイロットが変わったといった理由があったにしろ、最終戦闘では雑魚なみのやられ方をしていたのは残念でしたし、核搭載のチート機として登場したフリーダムやジャスティスといった期待が地球連邦軍側から登場した三機のガンダムに苦戦していたのは、作品当初の流れを考えると大分違和感を感じました。

また、オーブが開発したガンダム系の機体も、当初は普通に動かすことさえ難しかい設定だったはずなのに、キラのOSアップデートで簡単に何事もなかったように動いていたのはちょっと安易すぎるかなという感じがしました。

アニメやマンガの残念パターンとして、登場人物のアホすぎる行動もこの作品にも見られはしますが、このあたりは映画にもよくあるお約束的な部分として納得はできます。

ただやっぱりここまで来たのなら最後は水戸黄門や暴れん坊将軍ばりに最後は主人公が能力と機体性能を活かして戦闘をコントロール様を見てみたかったかなという気がしますね。

やはりこのあたりはラスボスのクローゼが若干敵役としての存在感に欠けたのが原因として挙げられるような気がします。

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ファーストガンダムとの共通点と違い

アニメの感想とは別にファーストとの共通点などを考えて見たいと思いますが、物語序盤や設定は初代ガンダムを知っていると明らかなようにそのまんまという感じでしたね。

敵がコロニーに侵入してきたリ、新型艦や新型機が登場して、それに主人公が乗り込んでいきなり動かせるという展開は全く一緒でしたし、新型艦のクルーが戦死して若手だけで乗り込むという流れはパクるというよりも、ワザとファーストと同じような設定・展開にしているような印象でした。

この部分に関しては僕たちのようなファースト世代の視聴者を意識したオマージュ的なつくりをしたのでしょう。

また地球への大気圏突入や”砂漠の虎”などの登場もどこかで見た設定と展開で思わずにんまりしてしまいました。

ただ残念だったのは感想の所でも書いたように敵役クルーゼの存在感のなさですね。

かつてファーストではシャア・アズナブル、Zではパプテマス・シロッコという圧倒的存在感と憎たらしさを持つキャラクターがいましたが、SEEDではどうしても友人のアスランのほうに尺を取り過ぎて、このクルーゼというキャラクターがどうしてもセルフィッシュなだけのキャラクターに映ってしまい、どこか敵役として弱かった気がします。

色々なところで書いてはいますが、すぐれた作品にはすぐれた敵役がいてこそ成り立つとかんじているだけに、もうちょっと愛すべき部分も持たせてほしかったところですね。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    ラスボスはクローゼではなくクルーゼですよ^_^

    • neCOSTA より:

      ほんまや(笑)

      ありがとうございます。サッカー選手とごっちゃになってました