アニメ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」を見た感想

デスマーチからはじまる異世界狂想曲

噂の”デスマ”を見てみた

今回取り上げる作品は「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」というアニメなんですが、一般の方からすれば”デスマーチ”という奇抜な言葉が入っていることもあって、何となく気になっていた方も多いでしょう。

元々”デスマーチ”という言葉はゲーム業界やIT業界でよくある、”仕事の終了=完成”という死の行進を現したスラングなんですが、元々WEB業界にいたこともある僕です。

この”死の呪文”とも言える言葉を含むタイトルだけあってかなーり気になっていた作品なんですよね。

すでにそっち方面(ご想像にお任せします)では話題と鳴っていたこのアニメですが、果たしてどんなアニメなのか、自称”普通のにわかマンガ・アニメ好きのおっさん”の感想を書いてみたいと思います。

(画像引用:アニメ「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」公式サイトより)

スポンサーリンク


「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」とは

原作はオンライン小説

「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」という作品は無料小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されていた作品であり、書籍化などにあたり加筆や変更が行われています。

アニメ版

2014年に書籍化、2015年にマンガ化が行われた後、今年2018年1月からTOKYO・MXやアマゾンプライムなどで放送、配信が行われています。

僕はアマゾンプライムで視聴しました。(現在のところ基本料金月400円のみで視聴が可能です。)

あらすじ

ゲーム会社に勤める29歳のシステムエンジニア”鈴木一郎”はオンラインゲームのシステム開発やバグの修正などに終われ相変わらずの仕事漬けの毎日に追われていました。

そんなある日、この業界ではよくある”デスマーチ”に追われていたところ、仕事もひと段落し、仮眠を取って目を覚ましてみると、そこに広がっていたのは自分が携わっていたゲームの世界そのものでした。

ふと気づくと目の前にはオンラインゲームとそっくりなステータスの表示やコマンドの入力が可能で、何も考えずにふと使い捨て魔法”流星雨”を使用すると、ゲームと同じようにレベルアップが行われたわけですが、そのレベルはなんと310。

いわゆるカンストと呼ばれるレベルマックスの状態になってしまったわけですが、周囲を探索してみるとどうやら夢ではない様子。周囲の人物から比べると自分がステータス的にかなり浮いている存在ということに気づきます。

とりあえず自分の仕事にも活かせるいい経験だということで、いつものように自分のキャラクター名に”サトゥー”という名前を設定し、彼の物語がはじまります。

導入や世界感・設定は抜群によい

ここからが感想ですが、なぜゲームのような世界に入り込んだかという疑問は残されるものの、それ以外の設定・導入については意外とすんなり入り込めたので中々よかったと思います。

元々主人公がゲームに携わる仕事をしていたということで、ゲームの内容に明るいのも納得ですし、こういったお話にありがちな謎の主人公の強さも、かなり強い敵がいるエリアでの経験により、一気にレベルアップしたというハッキリとした理由があるので、特に違和感はなかったですね。

ゲームマスター的な立ち位置という納得もでき、それにより他の登場人物をあらかじめステータス表示などで調べたりすることができるので、登場キャラクターの説明も説明チックにならずによかったと思います。

すべてが設定の勝利ですね。まぁこの部分がウケた原因でしょう。

余計な話が多くストーリーが進まない

主人公は周りに比べると圧倒的なレベル差があるので、物語を俯瞰的に進めていくのですが、徐々に仲間が増えていきます。

ここで通常のゲームと同じくパーティーメンバーの育成を少しづつ行っていくのは納得の展開だと思います。

ただ、そこに至るまでのどうでもいいような話を引っ張り過ぎという感じがしますね。

もっとテンポ感を出そうするのであれば、バトル面などに尺を割けば十分話は成立するでしょうし、主人公と仲間のレベル差を考えればどれだけ話を進めても、まだまだストーリー的な余裕はありそうに感じますが、とにかく前半の展開がいつもノロノロしていて、”街の探索なんか別にしなくても・・・”と感じてしまうようなことが毎回行われます。

この部分が多いせいでせっかく導入部分で捕まえていた僕のような新規参入者も、少しながら退屈感を感じてきたことでしょう。

結局ソッチ系でしたか・・・

ここでもうお気付きの方も多いと思いますが、グダグダな話は主人公とその周りの登場人物のイチャイチャや萌え要素にほとんどが割かれます。

言葉は悪いかもしれませんが、いわゆる二次元マニアの人がいかにも好きそうな”貧乳・低身長”のロリ系キャラが出てくるせいで、僕のこの物語への興味は一気に失われていきましたね。

そりゃ最初の一、二回なら全然ありな展開というか、我慢もできたわけなんですが、これを毎回毎回やられると正直物語がダレますし、入り込めません。

別に登場人物の一人やキャラクターのタッチがソッチ系なのは全然かまわないとは思うんですが、折角の設定の面白さを優先せずに、メインがそちらにしてしまったのは残念でしたね。

当然僕のようにこういう展開に拒否反応をしめす視聴者もいるでしょうし、序盤までの完ぺきな流れを考えると非常に惜しい作品に感じました。

果たして原作がどういったエッセンスの作品かは知りませんが、やり方次第ではメガヒットも狙えた作品だったのではないのでしょうか。

もっとゲームをやっている感を大切にすべきだった

最後に色々なところで感想を見ていると皆さん同じことを指摘していますが、字がやっぱり小さいですね。

物語の進行上ゲーム画面のようなものが頻繁に出てきますが、表示も早く、字が小さいため何をやっているのか雰囲気だけしか伝わりません。

登場キャラクターなどのセリフなどからギリギリ何をやっているかは読み解けはしますが、このあたりは非常に不親切な印象でしたね。

やはりこの物語の醍醐味は異世界転生モノにありがちな、自分が主人公と同化するところに見ている面白さがあるのだと思いますが、そのあたりの感覚を雰囲気だけで伝えようとしている所に失敗を感じます。

結局のところこのアニメの主眼はそっち方面のファンにすり寄っているだけという印象でもうちょっと違った料理の仕方もあったのではないかと感じたもったいない作品でしたが、マンガ版があるようなので、ちょっとだけ読んで見てもいいかな思いましたね。

結局5話ぐらいでリタイアしました。

関連記事