台風の名前ってどうやってつけるのか?気になって調べてみたら意外な事実が

台風の影響でなびくヤシの木

台風の進路に一喜一憂も、各地にはびこる危機感のなさ

四国から近畿を通過した台風21号は、関西空港の当面の営業に支障をきたすほど甚大な被害を出したようですが、テレビなどから伝わる情報だけでも、その破壊力の凄まじさには驚かされますし、”やっぱり自然を舐めてはいけない”と身を引き締める思いにさせられます。

愛媛県に住んでいると、南に石鎚山があるせいかほとんど直接上陸することがなく体感的には十年に一回くるかどうかなんで、どうしても油断しがちで他人事になってしまいます。

台風にあまり縁のない地域の危機感のなさは自分も含めてなんとかしなければいけないとは思いますが、相変わらずテレビの台風中継でリポーターが明らかに危険な状況下でリポートしているのを見たりすると、危機感を伝えないといけないメディアが危機感を感じていないことは大きな矛盾を感じてしまいおかしな話ですね。

さて、今年は他にも通常あり得ないブーメランのような左旋回の軌道をたどった台風12号など大きなインパクトを残した台風ですが、ふと湧き起った疑問があります。

それが台風の名前についてです。

今はネット社会なので、テレビなどでよく聞く”台風○○号”の他に、それぞれの台風に名前がそれぞれついているのはご存知の方も多いでしょう。

つい最近来た台風(2018年8月1日頃に沖ノ鳥島付近で発生した台風14号)にも”ヤギ”という名前がついていたのは有名な話ですが、その名前はどうやってつけられているのか気になって調べてみることにしました。

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台風とは

そもそも台風とは何なんでしょう。

何となく強力な低気圧という印象はありますが、九州や四国、近畿地方を抜けると温帯低気圧や熱帯低気圧に変わるということぐらいしか実は知らないのが一般的な認識なのではないのでしょうか。

そこでまず台風とは一体何なのか気になったのでそこから調べてみました。

台風の定義

気象庁(国土交通省)では台風を以下のように定義しています。

 熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

 台風は上空の風に流されて動き、また地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っています。そのため、通常東風が吹いている低緯度では台風は西へ流されながら次第に北上し、上空で強い西風(偏西風)が吹いている中・高緯度に来ると台風は速い速度で北東へ進みます。

(引用:気象庁公式サイト「台風とは」より一部抜粋)

つまり風が強い低気圧が台風と言うそうなんですが、これだけでは定義してはいけないみたいです。

温帯低気圧や熱帯低気圧などとの違い

Wikipediaにも同じようなことが書いてあったのですが、気になったのは温帯低気圧との違いは風の強度だけか?という点です。

これについて”台風と温帯低気圧との違い”と調べるとすぐに分かりました。

違いはズバリ低気圧から寒冷前線(イメージとしては_▲_▲_▲_▲のようなやつ)と温暖前線(寒冷前線の▲のところが半円になっているやつ)が伸びているかどうかという点です。

つまり風速が17m/sを超えていても寒冷前線と温暖前線があれば台風とは言わず温帯低気圧というわけなんですが、台風や熱帯低気圧は温かい空気でしかできておらず、熱帯低気圧が発達して風が強くなったものが台風という認識が分かりやすいのかもしれません。

そう言えば、台風に目は存在するものの前線は伸びていませんが、気象庁もWikipediaもこの部分は冒頭の説明には書いていませんでした。(ちゃんと調べた俺エライ!(笑))

号数のつけ方

元々はアメリカ式も1953年から台風番号を使用へ

そもそもの問題として台風の名称に関しては女性の名前がついたアメリカ式(「キャサリン」や「カトリーナ」など)とアジア式、日本が使用しているの台風番号(号数表記)が存在します。

第二次世界大戦後のアメリカ占領下ではアメリカ式の名称がつけられていたそうですが、日本ではサンフランシスコ講和条約後の1953年の台風2号から現在の号数での命名と使用が一般化されています。

一月一日からスタート

この台風番号ですが、毎年年変わりにリセットされ、1月1日から発生した台風に順番に台風番号がついていきます。

ちなみに正式には”平成30年台風第21号”というような元号に台風番号をつけたものが正式名称のようですが、気象図などには西暦の末尾二桁+号数で”台風1821”とか”T1821”と表記しているようです。(ナルホドー)

日本式の年度などのシステムを考えると四月一日をスタートとしてもよさそうなもんですが、このあたりは世界的な表記基準と関係あるのかもしれませんね。

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台風の名前のつけ方には衝撃の事実が・・・

実は名前がすでに決まっている

台風にはアメリカ式とアジア式が存在すると書きましたが、なんとこの両方ともに共通するのはすでにこれから起こる台風に名前が決まっているという驚きの事実があります。

僕も”ウソーン”と思いましたが、まず日本も所属するアジア式から見てみるとアジア名は、米国とアジア各国で構成された台風委員会によって定められているそうで、全部で140存在します。

そのリストはカンボジアでゾウを意味するダムレイで始まり最後はベトナムのサオラ―(ヤギによく似たサオラという動物のようです)の140個で構成されています。

これは各国の提案により構成されているみたいなんですが、日本が命名したものとして五番目のテンビン(天秤)や十九番目のヤギ(山羊)、三十三番目のウサギ(兎)など定期的にその名称を見つけることができます。

ちなみに日本命名の名称はすべてが星座からその名前がとられているとのことことです。

また今回の台風21号はリストナンバー二十五番目のチェービー(Jebi:韓国が命名:ツバメという意味)ということなので次の22号はマンクット(Mangkhut:タイが命名)で23号はバリジャット(Barijat:アメリカが命名)ですが、それぞれ意味はマンゴスチンと波と風の浜辺(マーシャル語)だそうで、何となく笑ってしまいますね。

2003年からこの名称が使用されたようですが、リストが一周するとまた最初に戻り、特に被害が大きかった台風の名称などは変更になったりするとのことです。

台風の命名方法

リンクを貼っておきますので雑学に興味のある方は参考にしてください。

アメリカ式の名称も決定済み

アメリカも台風委員会に入っておりその名称を決めているのに自分たちで独自に名前をつけているのも変な話ですが、実はこちらも名称は決定済みのようです。

またかつては女性の名前だけと思っていたものの、現在は女性差別などの観点から男性名も使われているそうです(順番に使われている)。

このリストを見る限り少なくとも五年先まで決まっているのが分かりますが、人物名をベースとしてアルファベット順になっているとは言え、Qがなかったり最後はWだったりZだったり結構ガバガバなのが面白いですね(笑)

まとめ

以上が台風についていろいろと調べてみた結果をまとめてみたものなんですが、新しい情報などを仕入れたりできれば随時追加・修正していきたいと思います。

しかし何と言っても名前が決まっているとはまさかの事実でしたね(笑)。


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