インドネシアの首都が移転!ついでにどんな国なのか調べてみた

iインドネシアの首都が変更

首都ジャカルタからの移転先をカリマタン島東部へ正式表明

東南アジアでも赤道付近に位置するインドネシア(Indonesia)ですが、ジョコ・ウィドド大統領が2019年8月26日、首都の移転先をボルネオ(カリマンタン)島東部とすることを正式表明しました。

8月16日には独立記念日(8月17日)の前日に行われた定例議会では、首都ジャカルタからの移転を正式表明していた大統領ですが、移転先も発表されたということで、いよいよ首都移転に向けて現実味を帯びてきたようです。

先週の段階ではあくまで大統領が首都移転を宣言したに過ぎず、他の議員や国民などに協力をよびかけただけなので正式な決定ではなかったのですが、すでに政府からアナウンスされていた首都移転を大統領の口から公的な舞台で発表されたということで話題になっていました。

今回はこの首都移転問題について調べるとともに、インドネシアとはどんな国なのか改めて調べてみることにしました。

(画像引用:「AFPBB News」より)

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首都移転問題とは

概要

近年世界規模で語られる地球温暖化ですが、赤道付近にその国土の多くが存在するインドネシアにとっては避けることのできない問題です。

豪雨がくれば洪水を巻き起こしますし、都市のほとんどが海抜0mもしくはそれ以下といわれているジャカルタの市街地では温暖化による海面上昇の影響をもろに受けてしまい、自然災害があればあっという間に都市機能や政府としての機能が麻痺してしまいます。

また地下水の違法なくみ上げにより、近年地盤沈下にも悩まされていると言われています。

合わせて都市機能として問題視されているのが、交通渋滞の問題です。

ジャカルタ自体で1000万人、首都圏になると3000万人の住民暮らしているということで、日本ほどインフラ整備の進んでいないインドネシアでは、乗り入れ制限など行い公的なコントロールが行われているにも関わらず、渋滞は社会的な問題となっているようです。

今回は首都ジャカルタの防災機能の低さに加えて、この渋滞が経済的な損失を生み出していることもあり、いよいよ国として対策に動き出したわけです。

国民の関心は低い?過去にも同様の話題も

ところで、この首都移転問題ですが、どうも伝え聞くところによると国内ではあまり関心が高くないようです。

というのも現在の首都インドネシアの首都ジャカルタでは鉄道などのインフラ整備が進んでいる真っ最中ということで、この計画を止める、もしくは鈍化させてまで首都移転を進めるには当然経済界・関係各所や協力している国などからの反発もあるでしょうし、もう一つが今回のような首都移転計画は初めてではないからだそうです。

例えば、初代大統領スカルノ(あのデヴィ夫人の旦那さん)の時にすでにこの計画があったようで、今回移転予定のカリマタン島中央部のパランカラヤに都市を建設するなどしています。

ただ他にも歴代大統領がこの移転を進めようとしたもの実現しておらず、国民からは”またか”という見方がされているのが原因のようですね。

また、首都移転には十年近くかかり、2兆円から3兆円と言われる費用がかかるのも現実感のなさを招いているのかもしれません。

しかしながらもしこの計画が実現するようであれば、国内外を通じて経済的な動きは活発となり、インドネシアだけでなく周辺国に大きな影響をおよぼすことは間違いないでしょう。

「インドネシア」とはどういう国?

さて、移転問題はこれぐらいにして、ここからはインドネシアという国がどんな国なのか調べていきたいと思います。

正式名称

インドネシア共和国(インドネシア語:Republik Indonesia)

国旗

インドネシア共和国の国旗

国旗については何となく僕も既視感があったので確認してみたところ、ポーランドと上下の色が逆でした。(ポーランドは上が白で下部分が赤となります)

またモナコについては配色はまったく一緒なんですが縦横比率が違い、インドネシアは縦横2:3、モナコは4:5だそうで、正方形に近いほうがモナコと覚えておくといいのかもしれません。

また隣国シンガポールの国旗はこの配色で上の赤い部分の左側に月と星5つが描かれます。

なんだかクイズ番組の恰好のネタなんですが、業界的にはおそらく定番な問題過ぎて使えなさそうな気がしますね(笑)。

公用語

インドネシア語

マレーシア語と非常によく似ており、通じるとのことです。

またフィリピンのタガログ語とも似ているということで、このあたりは非常に便利ですね。

日本だけなんでこんなにローカル言語なんでしょうか・・・。

宗教

イスラム教

現在イスラム教徒は世界で16億人いるそうですが(キリスト教は21億人)、インドネシア人のうち約87%の人がイスラム教であり、ムスリム(イスラム教徒)の単純な数では世界最大の国ということです。

ただ国としてイスラム教を国教としているわけではなく、パンチャシラ(インドネシアの建国五原則)における唯一神の信教(無宗教は×)の影響のようです。

二番目に教徒が多いのがプロテスタントであり、約7%いるようです。

人口

2015年時点で2億5500万人となっており、世界第4位の人口となります。

日本の人口が1億2644万人(2018年時点)で世界第11位なのですが、二倍以上ですね。これから増々差が開いていきそうです。

日本ではまだまだ東南アジアの国が経済的に下にあるせいか、あまり意識することはないと思いますが、人口が日本の約二倍いるということは、潜在的には単純に二倍のマンパワーが存在するということになります。

もはや”大国”の一つであることは間違いありません。

国土(陸地面積)

1,919,440平方キロメートルで世界第15位(グリーンランドを除くと14位)の国土を持つ国となります。

日本が377,972平方キロメートル(世界第61位)なので、日本の国土の5倍となります。

またインドネシアは東西約5100㎞にわたって1万3000もの島で構成されていますが、日本は東西だと東西に約3100㎞なので、陸地はそんなに多くないとは思っていたものの、思った以上に陸地が多いということになりますね。

となると日本の人口密度約334人/平方キロメートルに対して、インドネシアは128人/平方キロメートルとなりますが、島によって人口密度に偏りがあることを考えると、結構日本に近いか、場所によってはそれ以上となりますね。

民族

たくさんの島で構成されていることもあり、300もの民族が存在する多民族国家となります。

ただ大半の民族は元を辿れば紀元前10世紀と紀元前5世紀ごろにマレー半島から来た大陸出身者のようです。

最大民族はジャワ人であり、国民の45%存在するようです。名前のとおりジャワ島在住やその出身者です。

ジャワ原人

ジャワ人やジャワ島と聞くと連想されるのがジャワ原人ですが、ジャワ島で発見された化石人類として有名ですね。

学名はかつてピテカントロプス・ホモエレクトス(かつてたまというバンドが「さよなら人類」をヒットさせましたが、その歌の中でピテカントロプスという歌詞がありました)といい、あくまで猿人という分類だったようですが、現在はホモ・エレクトス・エレクトスに分類されているようで、あくまで人の一種として認識されています。

ただ、学説的には現在の人間の祖先はアフリカを祖先とする人類ということで、別の系統の人類という学説が強いようです。

初代大統領 スカルノ

インドネシア初代大統領は、あのデヴィ夫人のご主人として有名なスカルノ(1901~1970)です。

このスカルノ大統領ですが、日本ではあくまで”デヴィ夫人と結婚していた大統領”というぐらいしか知られていません(僕もこの程度の認識です)が実はすごい人です。

1945年オランダからの独立を果たしたインドネシアですが、この建国を宣言したのがスカルノで。インドネシアでは建国の父として知られ、紙幣にも描かれるほどの英雄となります。

第三夫人という立場だったデヴィ夫人ではありますが、単なるなんちゃってセレブとは違い、東南アジアでは存在感を誇る国の重要人物の奥さんだった人なので、実はテレビで”セレブキャラを演じていること”は凄いことなのかもしれませんね。


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