「庭園隠者」とは? 中二病をくすぐるパワーワードについて調べてみた

庭園隠者(引用:Wikipediaより)

西洋的・ファンタジックな響きのする聞きなれない言葉

みなさんは「庭園隠者」という言葉(単語)をご存知でしょうか?

僕も最近どこかの記事で目にして、初めて知った言葉なんですが、齢(よわい)四十を越えても知らない言葉にはどんどん出会うものだな、と感心しつつも、何となく気になる言葉ですね。

”隠者”という言葉自体ははタロットなどで耳にはするものの、隠者という言葉が単なる隠居した人間を表すわけではないというのはなんとなく感じますし、日本的というよりも西洋的、場合によっては少しファンタジーの要素を感じる言葉ではあります。

しかもそこに”庭園”という意外な言葉が引っ付き、ミステリアスな香りをより醸し出しています。

そこから感じる言葉のイメージはマンガ「ベルセルク」に出てくるような魔法と剣の世界という感じさえしますが、僕のようなファンタジー小説やマンガ、アニメが好きな人たちには何となく、気になってしょうがない言葉でしょう。

そこで今回は中二病を患ってる人には特に気になる「庭園隠者」というパワーワードについて調べてみると異にしました。

(画像引用:Wikipedia「庭園隠者」より)

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そもそも”隠者”とは

タロットではプラスの意味を表す

まずグーグルで”隠者”というキーワードで検索すると1位に出てくるのが、

隠者(タロット)

というキーワードに関するWikipediaのページです。
(※ただし時期により検索結果は変わります)

他の九つの上位表示されたページ(サイト)もそのほとんどがタロットに絡んだページということで、日本では隠者=タロット関連の用語というのがよく分かりますね。

Wikipediaの「隠者(タロット)」のページによると、カードの意味する内容は

正位置だと

経験則、高尚な助言、秘匿、精神、慎重、優等感、思慮深い、思いやり、単独行動、神出鬼没、変幻自在、難解

逆位置(上下さかさま)だと

閉鎖性、陰湿、消極的、無計画、誤解、悲観的、邪推、劣等感、疎通

を表すようなので、”隠者”そのものの意味としてはいい意味の言葉(カード)ということが想像できます。

高みを目指す宗教者

実際に”隠者”という言葉そのものをWikipediaで見ても

一般社会との関係を絶ち(隠遁)、生活する人のこと。特にキリスト教や仏教など多くの宗教の宗教者、または宗教的背景をもった隠者が多数知られる。

また加えて

キリスト教では、この言葉は宗教的信念、特に旧約聖書(つまり、40年間シンの荒野を放浪して心境が変化したくだり(民数記第13章))に影響された砂漠の神学から隠遁生活を送った人々に使われる

とあるので、厳格な宗教者ということが分かります。

単なる”隠者”という言葉から受ける個人的なイメージとしては、”世捨て人”的なイメージがあったのですが、本来はもうちょっと崇高な考え方を持つ人が本来の”隠者”なのでしょう。

英語でも意味は近いそうですが

  • 隠者 = hermit
  • 世捨て人 = anchorite

と、使い分けられているようなので本来は全く別物ということが分かりますね。

ニートや引きこもりは隠者(hermit)とは言わないということになりますね。

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「庭園隠者」は隠者にあらず?

さていよいよ本題の「庭園隠者」についてですが、どうも庭園隠者について調べてみると、前述の隠者の本来の姿や意味と、実際の庭園隠者では少し意味合いが違うことが見えてきます。

貴族のお洒落文化の道具の一つに過ぎなかった

Wikipediaの庭園隠者のページによると

初期の事例では、隠者の存在は具体的に現すというより、簡単に表したりほのめかす程度であった。例えば、塔や岩屋の外に、小さな机や椅子、読書用眼鏡や古典が置かれ、隠者が生活する場所であることが示された。後に、そのようなほのめかしは現実の隠者に置き換えられた。小さな建造物に住み、他の庭園装飾品と同じような役割を果たすためだけに雇われた男性たちである。隠者たちは時折、招待客のために時間を空けるよう求められ、問いに答えたり、助言を与えたりした。ある場合では、隠者たちは来訪者と意思の疎通を図らず、終始舞台劇や生のジオラマのように振る舞った。

とあります。

追加して説明すると、庭園隠者そのものが流行したのは18~19世紀で、イギリス貴族の間で流行った文化のようです。

本来は自分の敷地内に高名なる宗教者(隠者)を住まわせ、時折助言を仰ぐのが本来の姿だったようですが、それが徐々に形だけ受け継ぐ形となり、最終的に形式・舞台の一部になったのが庭園隠者のようです。

つまりは本来の厳格な宗教の求道者の隠者の姿は、広義での庭園隠者の姿とは程遠いということになり、

庭園隠者(garden hermit) = 鑑賞隠者(ornamental hermits)

という言い方でも表されるようになったようです。

まとめ

当初はなんとなくお洒落な感じのした「庭園隠者」という言葉ですが、よくよく調べてみると要は自分の庭園のパーツの一部として雇われた、キャラクターの一部ということになります。

正直なところ当初の言葉のイメージからすると完全にガッカリなんですが、結局

庭園隠者 = テーマパークのキャラクター = ミッキーマウス

こういうことなんでしょう。

飛躍し過ぎ?(笑)


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