クイーンステークス2017予想 血統面からも分析 穴馬はいるか?

かつては中山競馬場で開催されており、ヒシアマゾンなどのGⅠホースも勝ち馬に名を連ねるクイーンステークス(GⅢ)ですが、現在は少し開催時期が早くなり開催場所も札幌競馬場に変更されています。

3歳牝馬限定だったレースから古馬(4歳以上)牝馬も参戦できるようになり、20数年前とはレースの位置づけが完全に変わってしまいましたが、今年はGⅠホースとなったばかりのアエロリット(NHKマイルカップ)とアドマイヤリード(ヴィクトリアマイル)が参戦してくることになり、一気に注目のレースとなりました。

ということで、今回予想はどうしようかと悩みましたが、登録馬の直接対決のサンプルレースなどもいくつかあるということで、参加することにしました。

あと、最近エース記事(アクセスの多い別の記事)の旬が落ちてきたので、アクセス(PV)稼ぎの腹黒い思惑もありますが、予想はしっかりしますんで、よろしくお願いします(笑)。

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クイーンステークスとは

札幌競馬場で1800mの距離で行われる3歳以上の牝馬による限定戦の重賞レース(GⅢ)になります。

2000年になるまでは主に中山競馬場で開催されており、エリザベス女王杯秋華賞のトライアルレースとして3歳牝馬限定で行われていましたが、本番が関西で行われていたこともあり、他のトライアルレースであるローズステークス(GⅡ)やサファイヤステークス(GⅢ:現在は廃止)に比べて出走馬には関東馬が多く、関西馬が出走するメリットがあまりなかったため、若干他のトライアルに比べてメンバーの質が低いレースだった記憶があります。

札幌競馬場の特徴

札幌競馬場と言えば直線が約266mとJRAの全競馬場10場中一番短いことで有名であり、起伏もほぼないためかなり平坦な競馬場となります。

また特徴的なのは円形に近い形状をしているため、緩やかなカーブが長く続く形状になっており、内外でコースロスの差が発生しやすく、道中の位置取りが重要レースとなります。

函館競馬場と同じく寒冷地対策のため洋芝が敷かれており、他の競馬場よりパワーが必要であり、時計のかかりやすい競馬場となります。

参考レース

愛知杯2017(GⅢ、中京競馬場、距離2,000m)

1着 マキシマムドパリ 2分1秒4(稍重)
3着 クインズミラーグロ
11着 シャルール

稍重の馬場で若干スローな展開でしたが、直線各馬が同じような脚色の中、後方待機したマキシマムドパリがジワジワと伸びてきての差し切りがちですが、伸び方をみると長くいい脚を使うタイプだということが分かります。

先行したクインズミラーグロを含めてほぼ前に行った馬が残っているので先行馬有利な展開だったはずですが、絶好な展開だったクインズミラーグロについては少し評価はできません。

ただ稍重だったという言い訳はできます。

マーメイドステークス2017(GⅢ、阪神競馬場、2,000m)

1着 マキシマムドパリ 1分59秒5(良)
2着 クインズミラーグロ
6着 ハツガツオ
9着 トーセンビクトリー

1000mの通過が1分00秒6と平均ペースで進んだ中、6着のハツガツオ以外は3番手から5番手あたりと、同じような位置取りで進んでいます。

結果的には勝ったマキシマムドパリが3コーナーを過ぎたあたりから捲り気味に進出してそのまま押し切っており、かなり強い勝ち方をしています。

やはりこの馬の末脚は切れ味はありませんが安定感があります。

2着になったクインズミラーグロに関しては、他の馬が4コーナー手前あたりには他の馬が加速体制に入っている中一頭だけ同調せず仕掛けを遅らせていますが、マキシマムドパリには及ばず、なんとか三頭による2着争いを死守している形になっています。

こういった点から恐らく一瞬しかいい脚が使えないタイプなのでしょうが、こういったタイプは完全な善戦タイプに終わりそうな気がしますね。

6着のハツガツオは後方から伸びただけ、9着のトーセンビクトリーはマキシマムドパリと同じような競馬をして着外に沈んでいることなどから、この馬と同じレースをしては勝てないことがわかり、力の差を感じました。

出走馬の血統診断と寸評

マキシマムドパリ(5枠6番)

父:キングカメハメハ 母の父:サンデーサイレンス

ちょうど参考レースとなる2レースを勝っていますが、いずれも長くいい脚をつかって差し切っていますし、過去の成績を見ても確実な末脚を繰り出しており計算しやすい馬と言えます。

特徴的なのは大敗したレースなのですが、13着になった大坂城ステークスや9着になったエリザベス女王杯などは勝ち馬がいずれも上り3ハロン32秒台と33秒台前半で上がっているので、ヨーイドンの競馬が苦手ということがよく分かります。

前に行くこともできるし、後方待機もできるのでキングカメハメハ産駒らしくレースに行っての器用さはありそうですが、逆に時計勝負・末脚勝負が苦手な珍しいタイプなのかもしれません。

避けたいのは極端なスローペースだけですが、ジョッキー次第でなんとでもなりそうな馬で馬券的には信頼できるような気がします。

トーセンビクトリー(1枠1番)

父:キングカメハメハ 母の父:サンデーサイレンス

前々走阪神牝馬ステークス、前走マーメイドステークスともに勝ち馬とほぼ同じ位置にいながら大敗していますが、前々走の中山牝馬ステークス(GⅢ)は先行しながらも1000mの通過が1分2秒4というかなりスローペースだったので時計的には差すような内容になっています。

この時の上り3ハロンのタイムを見てみると34秒5ですが、他の後方待機馬が33秒台前半で上がっていることを考えると、芝状態は悪くなかったと推測できます。

そうなると爆発的な末脚をもったタイプではないと言えますが、この時の3着馬がクインズミラーグロですので勝ち切ったことを考えるとこの馬より少しだけですが、期待できるような気がします。

血統的にはこの馬も差したり先行したりしているようにキングカメハメハ産駒独特のレースに行っての対応力をもっているようですが、お母さんのトゥザビクトリーに似て脆さを持ち合わせたタイプの馬であるような印象を受けますし、同じように決め手に優れたタイプではありません。

お母さんは勝った時は強い競馬をしながらも負ける時は案外サラッと負けていたので買いにくい馬でしたが、こういった馬は思い切った競馬をした時にあっさり勝ってしまう可能性もあるので、完全に見限るのが難しいですね。

アエロリット(2枠2番)

父:クロフネ 母の父:ネオユニヴァース

前走NHKマイルカップは早い展開の中先行してそのまま押し切りました。

レース前は戦績などから善戦タイプと見ていて、勝ちきれないだろうと思っていましたが、馬場(稍重)をはじめ色々なことがハマったのが原因でしょう。

クロフネ産駒ということで軽視はしていましたが、同じGⅠホースのホエールキャプチャ(ヴィクトリアマイル2012)やクラリティスカイ(NHKマイルカップ2015)などの戦績を見ると分かるように好調時は2着、3着などを繰り返しながらハマったときに勝つというのは全く同じ傾向と言えます。

上級馬と言えども元々芝で勝ちまくる血統ではないだけに、あまり過信は禁物でしょう。上位には来るとは思いますが、血統的には絶対の信頼は置けません。

ヤマカツグレース(5枠7番)

父:ハービンジャー 母の父:グラスワンダー

前走オークスは先行しながら最後の直線は完全に足がとまり最下位でしたが、かえって負けすぎということでハッキリとした理由があったと推測できます(おそらくスタミナ切れでしょうが)。

前々走のフローラステークス(GⅡ)はかなり見どころのあるレースをしての2着だったので、オークスの予想でも印(×)をつけていましたが、今回はさらに人気を落としそうで面白い存在だと言えます。

あまり長くいい脚を使えるタイプではないので、勝ち切るまでは難しいかもしれませんが、上手くスローペースで先行できれば馬券に絡んでくる可能性もあるかもしれません。

ハービンジャー産駒はこの春の重賞戦線で地味に活躍していますが、上級馬の見えてきた傾向として後方待機して直線で一瞬だけいい脚をつかって上位に来ている馬が多いような気がします。

また好走しながらも大きなところでは勝ち切れていない点などからも祖父のデインヒルと同じく重賞では好走するものの、底力には若干欠け、得意な条件の時のみ勝てるような産駒が多いのかもしれませんね。

今回のレースに関してはオークスのレースを契機に不振期に入ってしまう可能性は拭えませんが、直線ですっと伸びてくるというイメージもあり、油断はできない一頭ではあります。

クロコスミア(6枠8番)

父:ステイゴールド 母の父:ボストンハーバー

去年のローズステークス(GⅡ)の二着馬ですが、前走1000万以下の条件戦を勝った馬なので馬券的には切っていいと思うものの、逃げそうな馬がこの馬しかいないということで、完全に切りにくい存在です。

父のステイゴールドはヨーイドンの競馬やスピード勝負には向いていませんが、馬場が荒れたり特殊な展開(逃げ)になった時には思わぬ激走をすることがあるので注意は必要です。

ただ、父親と同じようにいつ来るか分からないという産駒が多いのが難点ですが、この系統は切らず、信用せず気に留めておくぐらいのポジションが馬券的には一番いいのかもしれません。

母系はボストンハーバー×名馬ナシュワンでかなり両極端(少し底力に欠けるアメリカンなダート血統×ゴリゴリの欧州の底力血統)な配合でバランスの悪さみたいな印象は受けますね。

とりあえず切ってもいい馬ですが逃げ粘っての二着や三着が嫌ですね。

パールコード(7枠10番)

父:ヴィクトワールピサ 母の父:Lost Code

2勝馬ですが、昨年の秋華賞2着とエリザベス女王杯4着ということで実績ではアエロリット、アドマイヤリードに次ぐ一頭と言えます。

成績を見る限り勝ちきれないタイプに見えますが、この馬の場合父ヴィクトワールピサともども僕の中ではイマイチ判断がしにくい状態です。

母系については見事なまでに馴染みのない馬ばかりで4代、5代遡ってやって見覚えのある種牡馬が出てくるぐらいで母の父がリボー系という以外よく分かりません。

リボー系と言えばしっかりと自分の得意な条件でのみ勝つというイメージがありますが、代を経てこのあたりがどう変わっているか気になる所ではあります。

色々とつかみどころない馬ではありますが、血統的には1回ガクッとくると立て直しにくいタイプと見ますが、これも正直このレース次第ということで、判断の難しいところですね。

アドマイヤリード(8枠12番)

父:ステイゴールド 母の父:Numerous

前走ヴィクトリアマイルは鞍上ルメールが直線一瞬の間をついて突き抜けてきました。

このレースの予想については僕も連穴にしてはいたものの、ミッキークイーン強しとみていたわけですが、直線でもがくミッキークイーンとは対照的にスパーンと伸びてきたのが印象的でした。

ただ、注意が必要なのはこういった差し切り勝ちは一見派手に見える点ですね。

上位三頭の人気を見ると分かるように6番人気、11番人気、7番人気と少し異常なレースでしたが、やはり馬場がやや重だったという点は原因の一つとは言えるでしょう。

勝った馬にはプラスに働き、負けた馬にとってはマイナスだったのかもしれません。

血統的にはステイゴールド産駒ということで洋芝など時計のかかる馬場は得意としていますが、問題は安定して勝ちまくる血統ではないことでしょう。

ハマった時の派手さに比べて負ける時のあっけなさが予想泣かせのステイゴールドですが、基本的には長くいい脚を使って捲るよりも、ここぞという場面で鋭い決め手を見せる曾祖父のサッカーボーイを感じさせる産駒が多いので札幌競馬場といえども信頼を置いていいかというと少し心もとないような気がしますね。

馬券から切った馬

クインズミラーグロ(4枠4番)

父:マンハッタンカフェ 母の父:In Excess

愛知杯やマーメイドステークスを見る限り前残りの展開でもだめ、直線まで足をためてもダメということで、勝ちきれない可能性が大です。

本来であれば結果的に着順は上位に来そうな馬ですが、アエロリットやアドマイヤリードがいるため馬券的には圏外で大丈夫でしょう。

血統的な話をしますと、参考レースをみるまで実はこの馬の血統は見てなかったのですが、レース内容を見て、”おいおいマンハッタンカフェかシンボリクリスエス産駒かよ”と思ったら正解でした。

典型的なマンハッタンカフェ産駒と見て、弱い馬にしっかり勝つタイプだと思います。

ハツガツオ(4枠5番)

父:パラダイスクリーク 母の父:Nureyev

6歳牝馬で先行できない、かといって強烈な末脚があるわけではないとなると、買えるべき点が見つかりません。

父パラダイスクリークも切れ味で勝負するタイプではなかったような気がしますし、馬場適正はあるものの一変はさすがにないでしょう。

シャルール(3枠3番)

父:ゼンノロブロイ 母の父:Kaldoun

昨年のこのレースの2着馬でしかも一番人気だった馬ですが、近走不振を極めています。

ゼンノロブロイ産駒については元々僕もよく分からない(笑)のですが、突然の不振に陥ると全く立て直せない馬が多いので、昨年よりメンバーが強化されている点なども考えると難しいのではないでしょうか。

ラインハート(6枠9番)

父:ステイゴールド 母の父クロフネ

1200mから1400mのレースを走ってきた馬ですが、近走は二けた着順続きでさすがに買えません。

ステイゴールド産駒の上級馬は激走するにしても、どこかしらで見どころのあるレースをしていたタイプがほとんどです。

戦績を見る限りそういった点も見当たらないので、消していいでしょう。

ノットフォーマル(7枠11番)

父:ヴァーミリアン 母の父:マンハッタンカフェ

エテルナミノル(8枠13番)

父:エンパイアメイカー 母の父:フジキセキ

クイーンステークス2017最終予想

まずGⅠホース二頭についての扱いですが、アエロリットに関しては正直強い勝ち方だったものの、血統的(父:クロフネ)なものや戦績などからすると、もうちょっと凡走してもよかったはずで、ハマった(左まわりが実はあっていた)と判断して評価を下げました。(そう考えないと他のレースでの負け方の説明がつきにっくい)

アドマイヤリードに関しては古馬相手ということで一定の評価は出来ますが、ジョッキーの好騎乗や馬場が味方したとも言えますので▲までの評価としました。

結論として本命はパールコードにしたわけですが、近走の充実ぶりからマキシマムドパリが本命でもよかったわけですが、少しだけペースが遅そうなのと、若干ズブそうな点からちょっと展開が向かないかなと見て対抗(〇)までとしました。

結局パールコードが繰り上がる形で本命(◎)にしたわけですが、過去のレース内容をチェックした時に、決め手には欠ける結果だったものの、どのレースも4コーナーを過ぎて一旦先頭には立っているということでレースセンスの良さを買うことにしました。

またいずれのレースも最後の100mで終いが甘くなっていることなどから札幌競馬場の平坦なコースはかなりプラスに働くのではないかと推測しました。

正直なところアドマイヤリードまでの三頭が横並びと見て、一瞬の脚があるヤマカツグレース、お母さんも同じレースを勝っているという点などからトーセンビクトリーまでと判断しましす。

ヤマカツグレースのほうがアエロリットより印が重いのはフローラステークスの目立った内容と勝ち馬のモズカッチャンがオークスで結果を残したなど、能力の片りんを感じさせながら斤量が51キロとかなり軽い点から評価を上げました。

実は最初アドマイヤリードを本命にしようかと思いましたが、買うとこないステイゴールドなので三番手になったんですよね(笑)。

ま、これで勝つようならステイゴールドの牝馬の代表産駒になりそうですが、そこまでうまくいくでしょうか。

◎パールコード(10)
〇マキシマムドパリ(6)
▲アドマイヤリード(13)
△ヤマカツグレース(7)
×アエロリット(2)
注トーセンビクトリー(1)

仮想投票

馬連で10軸で1,2,6,7,13と1-6、2-6、6-7、6-13もう一つは7-13

計10点で各100円の計1000円です。

現在の収支

GⅠ戦線メインですが、現在のところ10戦4的中

投資11,000円 回収8,240円

回収率74.9%

前回の函館記念は難解で予想やめようかなと思ったらやっぱり大外しでした(笑)

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