今週はオークス2017 登録馬を種牡馬ごとにまとめて考察

2013年のオークス

例年にない荒れ模様の春のGⅠ戦線に予想をことごとく外し続け、そろそろ予想をすることが少し恥ずかしくなってくるなど僕ですが、今週(2017年5月21日)はいよいよ東京競馬場で牝馬クラシックの第二弾、第78回オークス(優駿牝馬:GⅠ)が開催されます。(画像引用:JRA公式サイト「優駿牝馬(オークス)」より)

僕がはじめて意識して見たオークスはベガが勝った第54回のオークスなんですが、すでに彼女のひ孫世代(イストワールファム:2017年忘れな草賞4着。ハーブスターの姉の仔)が競走馬として走っているのを見ると時間が経つのって早いなと感じてしまいますね。

今回は登録馬を見ていると思いのほか種牡馬が偏っていて興味深かったので、直前記事として種牡馬ごとに各馬を見ていきたいと思います。

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オークス(優駿牝馬)とは

オークスは東京競馬場2400mで行われる3歳牝馬限定によるGⅠ競走となります。いわゆるクラシック戦線(牝馬であれば桜花賞、オークス、秋華賞)と呼ばれる3歳馬限定のレースの中でも、このオークスは2400m(12ハロン)というスタミナ面で牡馬に劣る牝馬にとっては長距離戦(牝馬限定レースとしてはおそらく最長)となりますので、単なるスピード馬や早熟馬では勝てないスタミナが必要なレースであり、桜花賞の好走組を単純に評価できない難しいレースとなります。

最大出走可能頭数は18頭となっており、桜花賞(GⅠ)4着以内、フローラステークス(GⅡ)3着以内、スイートピーステークス(オープン戦)2着以内の馬に優先出走権が与えられ、残りは獲得賞金順に出走が可能です。ちなみに現在は外国馬の出走が可能です。

登録馬を種牡馬別に考察

今回は出馬表を見ていると面白いぐらいに種牡馬が固まっていたので登録頭数の多い順にまとめてみたいと思います。

ハーツクライ(6頭)

2016年の種牡馬ランキング4位ですがなんと最大の6頭の登録です。ハーツクライと言えば有馬記念であのディープインパクトに勝った唯一の日本馬ですが、産駒の特徴としては、自身の成績と同じように長距離でも対応できるスタミナを備えている他、スピード馬場にも対応できので距離や馬場に対する不安はまったくありません。ヌーヴォレコルト(オークス馬)やワンアンドオンリー(日本ダービー)がクラシックを制しているのも心強いところです。

  • アドマイヤミヤビ(母の父クロフネ:クーインズC勝利、桜花賞12着)
  • ハローユニコーン(母の父パントレセレブル:忘れな草の勝ち馬)
  • ホウオウパヒューム(母の父Kingmambo:2勝馬、フローラS8着)
  • マナノーラ(母の父Kingmambo:2勝馬)
  • リスグラシュー(母の父AmericanPost:桜花賞2着、阪神JF2着)
  • レッドコルティズ(母の父SmartStrike:1勝馬、フローラS5着)

ノーザンファームを中心としていかにも良血ぽい馬が並びますね。大物と言われルメールにも”あの馬は強い”と言われているアドマイヤミヤビや、すでにGⅠ2着二回リスグラシューは当然馬券の対象になりますが、他の馬もそうそうたる血統で怖いですね(笑)。

ハービンジャー(5頭)

ハービンジャーは2016年の種牡馬ランキング9位ですが、やっぱり今年の皐月賞2着のペルシアンナイトで名を上げてきましたよね。今回も四頭が登録と今年の産駒の活躍で集まる牝馬の頭数や質もあがっていくでしょう。自身はイギリスの権威あるレースであるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(GⅠ:通称キングジョージ)をレースレコードで大差勝ちをしていたり血統的な面から長距離タイプのようです。

まだまだサンプル数が少ないのではっきりとは言い切れませんが産駒の特徴としては完全に芝で成績を残している馬が多く、多少エンジンのかかりが遅く不器用なタイプが多いので距離は短いよりも長いほうがいいようです。

  • アドマイヤローザ(母の父クロフネ:1勝馬、フローラS7着)
  • ディアドラ(母の父:2勝馬、桜花賞6着)
  • モズカッチャン(母の父キングカメハメハ:フローラSの勝ち馬)
  • モーヴサファイア(母の父アグネスデジタル:2勝馬)
  • ヤマカツグレース(母の父グラスワンダー:フローラS2着)

フローラステークス(GⅡ)の勝ち馬と2着馬がハービンジャー産駒だったんですね。やっぱりハーツクライなんかの産駒と比べると血統的には地味な気がしますが、アドマイヤローザは祖母はアドマイヤグルーヴなのでもし出てくれば侮れませんね。

産駒成績も現段階ではサンプル数が少なくて断言するのは危ないかもしれませんが、現段階ではGⅠに勝つまでの切れ味には少し欠けるのではないかと思いますね。

ディープインパクト(2頭)

今回は種牡馬界の王様ディープインパクト産駒が二頭とは意外ですね。決め手を持った血統ですのでオークスに向かないということはまったくないでしょう。問題はどこまでの能力があるかでしょうね。

  • フローレスマジック(母の父StormCat:フローラS3着、クイーンズC3着)
  • ブラックスビーチ(母の父Kingmambo:スイートピーSの勝ち馬)

微妙な戦績と血統で取捨選択が難しいですね(笑)。切ったら切ったで勝たれそうな気がするし陣営のコメントに注目してみます。

ダイワメジャー(2頭)

2016年の種牡馬ランキング3位ですが、代表産駒(メジャーエンブレムやカレンブラックヒルなど)のほとんどは自身と同じようにマイル周辺で勝っていますね。半妹のダイワスカーレットが比較的距離に対応出来た馬だったし、産駒成績からも長距離が苦手というほどではないので、得意なのはマイルから2000mで気性によってある程度の距離には対応できる血統という見方で大丈夫でしょう。

  • ミスパンテール(母の父シンボリクリスエス:チューリップ賞2着、桜花賞16着)
  • レーヌミノル(母の父タイキシャトル:桜花賞の勝ち馬)

やっぱり問題はレーヌミノルですよね(笑)。血統的には完全に合ってないんですが、迷います。ダイワメジャー産駒の戦績を眺めてみると好走を繰り返すタイプというより勝ったり負けたりという産駒が多いようなので思い切って切るかもしれません。

その他(1頭)

アルメリアブルーム・・・1勝馬、忘れな草賞2着。父ドリームジャーニー、母の父ネオユニヴァースなので距離の心配はまったくないでしょうが、やっぱり血統的には中山とか阪神のほうが向いているような印象を受けますね。

アンネリース・・・1勝馬、スイートピーS12着。父ヴィクトワールピサ、母の父Linamixでこちらも距離は大丈夫そうなものの東京コース向きではないような気もしますね。

カリビアンゴールド・・・2勝馬、スイートピーS2着。父ステイゴールド、母の父Cape Crossと先週ヴィクトリアマイルを制したアドマイヤリードと同じステイゴールド産駒ですが、やっぱり東京コースだと時計がかかった時に浮上してくる一頭で、勝ち切るまでは行かないタイプだと思いますね。

ソウルスターリング・・・阪神JF(GⅠ)の勝ち馬で桜花賞3着。父Frankel、母の父Monsunで母自身もGⅠ6勝ということから2歳時から注目されているほどの超良血馬です。父フランケルがマイルを中心に活躍していましたがサドラーズウェルズの系統であることや母スタセリタがフランスオークス(2100m)を勝っていることから折り合いさえつけば、距離の不安はないでしょう。ちなみに母のスタセリタはフランスダービーをルメール鞍上で勝利しています。

ディーパワンサ・・・2勝馬、阪神JF4着、フローラS14着。父ディープブリランテ、母の父Rahyと若干地味な感じですがこの馬の近親(叔母)にオークス馬シンハライト(父ディープインパクト)がいますね。Rahyは若干スタミナと底力に欠ける血統だったのでやっぱり地味な血統ですね(笑)。

ブラックオニキス・・・2勝馬、阪神JF12着、スイートピーS8着。父ブラックタイド、母の父チーフベアハートでこの馬の血統も地味ですね。父ブラックタイドはディープインパクトの全兄でこの前天皇賞・春を勝ったキタサンブラックのお父さんとして最近株を上げていますが、母の父チーフベアハート、母の母の父もアスワン(懐かしい:と言っても現役時代は知りません)と少し血統的に古い印象を受けますね。戦績的にも今のところ早熟タイプのような形になっていますが、果たして上積みがあるかどうかということでしょう。

ブルークランズ・・・1勝馬(未勝利を勝ったばかり)。父ルーラーシップ、母の父ダンスインザダークで地味かなと思ったら母の母がウインドインハーヘア(ディープインパクトやブラックタイドの母)でした。良血馬なのね(笑)。こういった良血タイプは重賞で好走するもののじり脚タイプで着だけ多いというタイプが多いんですが果たしてどの程度の馬なんでしょうか。

ムーンザムーン・・・1勝馬、スイートピーS3着。父ローエングリン、母の父サンデーサイレンスです。さらに母の母の父がトウショウボーイなんですが、10年前でも通用しそうな血統ですね。近親馬を調べても目立った馬がいませんし少しつらいのではないでしょうか。

以上20年前は毎年3,000円近くする種牡馬辞典を毎年購入して血統オタクに近かった僕が、今回はゴリゴリに血統面からアプローチしてみました。本格的な予想は明日、明後日に行います。


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