ABBA方式 新たなPK戦の新ルールとは?

サッカーと言えば、スポーツの中でも比較的単純なルールなどで全世界中で楽しまれており、競技人口の多い団体スポーツですが、場面ごとに色々なルールが存在する野球やアメリカンフットボールに比べると、その勝敗や優劣の状況も理解しやすく、老若男女を問わずプレイすることができ、また気軽に見ても楽しむことができるスポーツだと思います。

ただ、そんなサッカーのルールの中でも初心者には理解しにくく、理不尽とも思えるルールがオフサイドやPKだと思われますが、このうちPK戦についてABBA(アバ)方式という方法が取り入られようとしているのはご存知でしょうか?

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実は細かくルールの変更が行われているサッカー

ABBA方式について説明する前に、サッカーという競技はただ手を使ってはいけない、というルールがあるわけではなく、細かいルール変更が度々行われています。

主だったところを紹介すると、例えばオフサイドについてのルール。

これは攻撃側の待ち伏せを禁止するルールですが、大昔のサッカーは現在のサッカーと違い、フィールドプレーヤーのほとんどがFWというとんでもないフォーメーションで行われていました。

そのため、相手ゴールまには選手が溢れかえってしまい、結局蹴りあいになってしまいます。

そういった点から、ボールとゴールキーパーやディフェンダー、相手の攻撃の選手などでその細かいルール変更(例えば昔のオフサイドは攻撃の選手の前に3人相手の選手がいないといけなかった:現在はいわゆる2人制オフサイド)などは度々行われてきたわけです。

他にも選手交代の採用(昔は怪我以外では交代ができなかったそうです)や、バックパス時のゴールキーパーの手を使ったプレイの禁止(僕が子供頃はOKでしたね)、ゴールデンゴール(サドンデス)方式の採用など、大昔は存在しなかったルールなども現在は取り入れられていたりします。

そこで今回はABBA方式の採用(試験導入)となったわけですが、はたしてこのスタイルが定着するのかは、これから実際の試合で運用してみての専門家やファンの意見しだいということになります。

ABBA方式とは

さてこのABBA方式ですが、あの音楽グループのABAA(アバ)とはもちろん全く関係ありませんし、PK戦になると「Dancing Queen」が流れるわけではありません。(まずこのABBA方式の字面を見てあのアバが浮かんだのはぼくだけではないでしょう(笑))

まだこのABBA方式はユース世代の世界大会や先日のイギリスのカップ戦で試験的に採用されただけなのですが、内容は簡単そのものです。

今までのPK戦の方法はコイントスにより、どちらかのチームが場所かどちらが蹴るかを選択して順番に蹴っていきますが、チームごとの蹴る順番はお互いのチームが蹴ったら、別のチームが蹴るというのは、みなさんご存知の所だと思います。

これがABBA方式だとどうなるかというと、例えばAというチームとBというチームがあった、場合、Aというチームが先に蹴ることになった場合どういった順番になるかというと、

A1(Aチームの一人目)→B1(Bチームの一人目)→B2(Bチームの二人目)→A2(Aチームの二人目)→A3(Aチームの三人目)→B3→B4・・・

こういった具合に二人づつが蹴っていく方式になります。

おそらくこの順番からABBAという方式の名前がついたのでしょうが、なぜこのような方式を取り入れようとなったかというと、PK戦の勝敗というのは実は6割がた先行が有利だというのが理由のようです。

なぜ先行が有利かということは、素人に対して単純に科学的根拠のみで説明することは難しいことだとは思いますが、この不公平感を取り除くために今回のABBA方式の試験的運用となったそうです。

本当はPK戦はないほうがいいような気がするが・・・

最後にこのPK戦というのはあくまでどうしても決着をつけなければいけない試合にしか行われないため、それほど熱く議論される場面は多くないと思います。

実際にはワールドカップや各国のカップ戦のトーナメントぐらいでしか行う必要はないわけですが、90分+延長戦30分でヘロヘロになったあとに、半ばじゃんけんのような方法で決着をつけるというのは、勝ったほうにはいいかもしれませんが、死力をつくして戦ったチームにとってはたまったもんじゃありません。

また、サッカーの醍醐味であるジャイアントキリング(弱小チームが絶対的強豪チームに勝つこと)もPK戦によって、最後の最後で地力の差などもあり、成し遂げられなかったというケースもありますので、本当はないほうがいいという意見もあるでしょう。

僕個人的にはこういった一発勝負の場合はやはりゴールデンゴール方式が妥当なような気がしますが、そうすると疲労が原因とする怪我なども起こってしまったり、ガチガチにゴール前を固めて試合が膠着してしまうというケースも考えられるので、難しいところではありますね。

こういったルールに関する話し合いは結局のところ、やっている選手がどういった方法なら納得するか、それを実現するためには現役選手たちの声を聞いたほうがいいような気がしますね。


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