ヤクルト鵜久森敦志 ロマン砲は今年こそ本格化?

今やメジャーリーグ(MLB)でもサイヤング賞クラスのピッチャーとして大活躍しているテキサスレンジャースのエースダルビッシュ有が、かつてプロに入ってすぐのインタビューで

“プロに入って対戦したいバッターは?”

と聞かれ答えたバッター。それが日本ハムファイターズ時代の同期入団であり同じチームのドラフト8位

鵜久森敦志(うぐもり あつし) 31歳 年俸1300万円(推定)

だったわけですが、彼を知っているのはよっぽどの野球ファンか、もしくは日本ファムファイターズのファン、甲子園オタク、愛媛県出身の人のどれかでしょう。(まぁ、僕の場合はいくつか当てはまるのでよく知ってますが・・・。)

さて、今回はスカパー!プロ野球中継が選ぶ2017年3・4月の「スカパー!サヨナラ賞」のセリーグ部門で彼が選ばれたので取り上げてみることにしました。(画像引用:ヤクルトスワローズ公式サイトより)

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鵜久森敦志(うぐもり あつし)とは

1987年愛媛県松山市生まれのプロ野球選手で、地元の済美高校で創部2年目でありながらチームの4番として活躍し甲子園で初出場初優勝を成し遂げます。甲子園は通算二回の出場でありながら5本の本塁打を放つなど輝きを放ち、全国の高校球児から構成される高校日本代表でも4番を務めるなど注目をあつめ、2004年に日本ハムファイターズから8巡目で指名を受けそのまま入団します。(ちなみにその時の1位は前述のダルビッシュ有)

日本ハムでは主に外野手として起用されますが、入団時は日本ハムが鉄壁の外野陣などを誇っていたほか、入団から3年後に彼と同じ長距離砲の外野手で全国的な認知度も高く、注目度の高かった中田翔が入団してきたことから、二軍で同じような成績を残していたものの球団は中田を優先的に起用することとなり、鵜久森は中々一軍に定着することができませんでした。

実際、中田が優先的に一軍で腰を据えて起用・育成された理由としてはl人気面などの他に、肩や守備面など打撃面以外の部分で優れた部分があったからでしょうが、結局日本ハムでは最後まで一軍に定着できずに11年目の2015年戦力外通告を受けます。(日本ハムでの一軍での通算成績は242打数53安打、打率.219、6本塁打、28打点)

2015年に合同トライアウトを経て昨年(2016年)にヤクルトスワローズに入団し、今年は開幕から1軍に定着し外野の他一塁手や代打として貴重な右の大砲として活躍しています。

そろそろロマン砲からの脱却を!

やっと、鵜久森くんを取り上げる機会となりましたが、彼をあまりご存知ない方のために簡単に説明しますと187センチの長身でダルビッシュ有と同期入団の選手ということがよく知られていますが、それ以上によく知られていることが

鵜久森敦志

イケメン(笑)

ま、彼の場合日本ハムファンに関わらずルックスの他に真面目なところや入団した球団やタイミングが悪かったと同情の声が多数あり謎の人気があったりしますが、高卒でドラフト8巡目でありながら11年も球団に置いてもらえたのは、中田翔に並ぶと言われたその長打力と可能性を評価されてのことでしょう。

比較的ドライと言われる日本ハムが11年も手元に置いておくなんてよほど期待されるものがあったんでしょうが、結果的には一流と呼べる成績を残すことができませんでした。ヤクルトでは外野手の他、最近では一塁手や代打として起用されることが多いですが、最初から日本ハムではなく別の球団で一軍経験を積ませればどれほどの選手になったかと、想像する人は僕も含めて多いことでしょう。

彼が日本ハムに入団した当時は新庄や稲葉、森本(ひちょり)などの他、のちに陽岱鋼や糸井、中田翔などリーグでも屈指の外野陣をほこっていたわけで、そりゃ出番ないですよね。ここに外国人も加わってくるのでDHや一塁でも使う場所もないし、個人的には早く他の球団に出してあげればなぁと考えてしまいますよね。

彼の場合確か入団してすぐに肩の手術(たしかガングリオンの除去)をしてしまったのも不運だったとは思うのですが、やっぱりいまいちブレイクできなかった原因はストロングポイントが打撃しかないところでしょうね。中田翔のように一軍で我慢して使われ続ければ最低でも2割5分で20本ぐらいは打てる選手にはなったでしょうが、外野出身選手でありながら外野の守備はどちらかと言えば下手で足も速くなく(鈍足ではない)、肩も強くないとなると競う相手はどうしても外国人選手になってしまいます。

ここで外国人選手と同じぐらい打っても球団としては数字が同じなら給料を沢山払っているほうを起用したくなるのはしょうがなかったでしょう。こうなると彼を活かせる球団は外国人選手にあまりお金を使えない、球場が外野の広くない本拠地の球団しかなかったわけですが、こう考えると今のヤクルトしかなかったわけですよね。ハマるべくして今の位置にハマったのでしょうが、あと5年早ければなぁ・・・と感じてしまいますね。

昔から謎の残留力(笑)などと揶揄されている彼ですが、現在の2割5分ぐらいではやはりポテンシャルを考えると物足りないと思います。よく真面目すぎるのが彼のダメなところだと言われますが、どんどん三振してもいいので20本ぐらいは最低打って貰いたいもんですね。

多分20本ぐらい打てば二割二分ぐらいでも許されるはずなので、もっと自分から目立つことを心がければ一流選手の仲間入りができると思うので、今からでもおそくないので頑張ってほしいものです。