エイドリアン・ベルトレ3000本安打達成の裏で気になるあの記録

エイドリアン・ベルトレ
マイアミマーリンズに所属するイチローが、アメリカ出身者以外では最多の安打記録者となったことは先日お伝えした通りですが、本日(2017年7月31日)少し気になるニュースが飛び込んできました。

それがダルビッシュ有も所属するテキサスレンジャースの主砲エイドリアン・ベルトレの3000本安打達成というニュースです。

イチローMLB通算安打単独24位ということでその上を調べてみた
メジャーリーグ(MLB)のフロリダマーリンズで活躍中の不惑の43歳、イチローがつい先日(現地2017年7月7日)2安打を放ち、メジャーの通算安打記録で単独24位に飛び込んできたとい...

ベルトレと言えばイチローがシアトルマリナーズ時代に約5年間一緒にプレーしていたので覚えている方も多いとは思いますが、このベルトレ実はドミニカ共和国出身なんですよね。

ドミニカ共和国と言えば野球どころとして有名ですが、実は彼が初めて3000本安打を達成した選手だそうで、意外と言えば意外なんですが、それだけ達成が困難な記録だということがよく分かります。

しかしながら気になるのは我らがイチローとの安打数の差は現在のところ約60本しかないところなんですよね。

ほぼ代打中心のイチローに対して、まだまだクリーンナップでバリバリのベルトレですから、このままでは遅くても来年の頭にはあっさり交わされてしまいます。

“アメリカ出身者以外では最多安打を記録した選手”という枕詞をイチロー本人は全く気にしてはいないでしょうが、マスコミやファン的には記録の突き抜けぶりが、イチローのクールさを引き立たせていただけに、まさかイチローが現役のうちに通算安打記録を捲ろうとする選手がでてきたことは我々日本人には信じたくないところがありますね。(画像引用:MLB公式サイトより)

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エイドリアン・ベルトレとは

エイドリアン・ベルトレはドミニカ共和国出身の38歳(1979年4月生まれ)の内野手(主に三塁)なのですが、メジャーリーグの選手としては珍しく19歳(1998年)でロサンゼルスドジャースにてメジャーデビューを飾っています。

メジャーと言えばいくらプロスペクト(有望な若手選手)でも3,4年はマイナーリーグで経験を積ませた後、メジャーデビューをさせるなど、意外と選手の育成はしっかりと積ませるところではありますが、18歳の段階でドミニカリーグですでに二冠王に輝くなどその能力の片りんをみせていたということで、アメリカ出身ではなかったことが早めのデビューにつながったのかもしれませんね。

その後2005年に当時イチローも在籍したシアトルマリナーズに移籍していますが、5年ほど一緒にプレイしています。

マリナーズのセーフコフィールドと言えば球場が広く、中々本塁打の出にくい球場ではありますが、当時はマリナーズの主力三塁手ブレッド・ブーンの後釜として期待され長距離砲として加入します。

しかしながらマリナーズ時代は落第点とはいかないものの、思ったほどインパクトのある数字を残すことができませんでした。

当時はイチローも全盛期でしたが、イチローなど上位の選手が安打で出塁し、盗塁などで得点圏に進んでも、クリーンナップを打っていたベルトレやリッチー・セクソンが簡単にポコーンと打ち上げたリしていて、あまり賢い選手のイメージではなかったという記憶があります。

マリナーズに所属した後は、現在のテキサスレンジャースに移籍して、みなさんもよくご存じのダルビッシュ有のチームメイトとして活躍していますが、マリナーズ時代からすると打撃は多少マイルドになっており打率もあがり三振も減っています。

マリナーズに所属すると途端に成績がおかしくなる選手が多いのはやはり球場が広いというのが選手心理に影響を与えていたのかもしれません。

プレースタイル&選手としての特徴

このベルトレですが強面ですが、実は身長が180㎝ちょいしかなく、メジャーリーガーにしては小さい選手になります。大体イチローと同じぐらいですね。

ただ体はムキムキで100キロ近くあるので全然小さく見えない(僕ももっとデカイと思ってた)わけなんですが、デレク・ジーターなんかと逆でやっぱり顔に騙されてしまいますね(笑)。ちなみにジーターはああ見えて191㎝ありました。

身長はそれほど大きくありませんが、肉付きのよさから分かるようにパワーは抜群です。

片膝ホームラン

上の画像を見ていただくと分かりますが膝をついてフェンスオーバーしています。実は他にも同じようなホームランがありますが、とにかくハマるとデカイのがこの選手の特徴です。

ただ実際のところ思ったほどホームランは多くなく大体25本から30数本(一度だけ48本打った年もあります)というのがこの選手のポテンシャルにはなりますが、打撃に関しては早打ちでとにかく来た球を打つというのが彼のスタイル(あくまで僕のイメージ)ですね。

ただ彼の特徴は打撃というよりも守備力を合わせた総合力と頑丈さです。

ゴールデングラブ賞五回

2009年に一度だけ500打席を割り込んだことがありますが、それ以外はほぼ毎年600打席前後を記録していますので、いかに丈夫な選手であるかが分かるでしょう。

また、サードの守備に関しては超一流です。

ショートと違い広い守備範囲や華麗なグラブさばきを見せるわけではありませんが、弾丸のような打球が飛んでくる三塁を抜群の反射神経で止めて多くのピンチを救っています。

華麗な守備でというタイプではないのですが、少々ハンブルしても圧倒的な肩でアウトにしてしまうスタイルはこれぞメジャーの三塁手という感じでカメラ映えがします。

今年こそふくらはぎ痛で出遅れましたが、中距離バッターとして3000本安打を記録するにはこれだけの理由があったわけです。

こうして考えると打撃だけではなく守備も一流、体も大きすぎないというところがイチローとの共通点であり長くプレイする条件かもしれませんね。

ベルトレに見る超一流選手の条件

最後にベルトレは同じドミニカ共和国出身の元レッドソックスのデビッド・オルティーズや現在日本の独立リーグでプレイするマニー・ラミレスほど選手としてのインパクトはありませんが、すでにイチローほど確実視はされていませんが殿堂入りも確実と言われている選手となっています。

これも長く安定した成績を打撃だけではなく守備でも超一流の成績をおさめたというのが理由でしょうが、正直ものすごい打撃能力を誇ったオルティーズやラミレスを超える評価をちゃんとしてもらえる点ではメジャーはやはりさすがというしかありませんね。

日本では惜しくも東京大会の決勝で敗れてしまった早稲田実業の清宮君が話題となっていますが、打撃に関しては話題となっているものの、守備面では全く話題となっていませんし、正直下手というプロのスカウトの声も聞きます。

清宮君は久々に現れたプロも注目のバッターですが、超一流のプロ選手として大成してもらうためには今からどこのポジションでもいいので守備を鍛えて、息の長い選手となってもらいたいものですね。

あの松井秀喜も高校時代は三塁手でプロに入ってから中堅を守るようになってそこそこの守備力を誇ったのでまだまだ遅くはないでしょう。


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