ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」最終回 感想

2017年春クールもいよいよ大詰めを迎えテレビ局の各ドラマが最終回を迎えていますが、スタート当初はあまり期待されていなかったTBSの不倫ドラマ「あなたのことはそれほど」が、徐々に視聴率を上げていくなど、意外に頑張ったドラマがあれば、「貴族探偵」のように予想通りコケたドラマもありました。

さて、フジテレビで火曜日の21時から放送されていた小栗旬主演の「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」が昨日(2017年6月13日)最終回を迎えましたので、振り返ってみたいと思います。

ちなみに春クール開始前の個人的な注目度ではこのドラマが一番でした。

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久しぶりの全話完全視聴

最終回は20分拡大スペシャルでしたが、うちの奥さんは10時から始まるTBSドラマ「あなたのころはそれほど」の録画と被ってしまうのでムキー!!(笑)となっていました。

5年前のAQUOSなんで内部チューナーを二つ搭載してないうちの家は、どちらかをリアルタイムで見るしかなかったわけですが、もしかしてこういった延長は貧乏家庭のリアルタイム視聴率を上げるためのちょっとしたテクニックなんでしょうか、少し怪しいもんですね。

前置きはこれぐらいにしておき、僕にしては珍しく完走したドラマでしたね。

いつもはながら見が多いんですが、録画して全話キッチリと見ていったのは昨年の「真田丸」以来のような気がしますし、連続ドラマだと下手をすると10年という単位が出てくるような気がします。

全話見終わっての感想(ネタバレなし)

スタートは抜群も、もう少し話を広げたかった

ドラマスタート時点では今までの普通の刑事モノとは若干毛色が違い、登場人物達が曲者揃いでなおかつ特殊能力みたいなものをそれぞれ持っているので、アメリカのヒーロー物ぽさもあり中二魂をくすぐられましたね。

アクションもスピード感のあるような撮影の仕方がされていましたし、期待通りオッ!面白いと感じました。

ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」予想通り面白い!(感想)
実は今クール期待度NO1のドラマ 今回は現在フジテレビ系で火曜9時から放送されている「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」というドラマの記事です。 すでに2017年春ク...

スタート時点ではもうちょっと登場人物が多いほうがいいと思いましたが、やっぱり最後まで見ても犯人を追いかける時は基本五人で団体行動で、事務所に誰も残っていないというのは変ですよね(笑)。

彩(いろどり)を添える意味でもあと三人ぐらいは欲しかったと思いますし、スタートから最終回に向けて様々な犯人が登場しましたが、基本捜査チームのうち班長以外の4人の説明に終始していたので物語的な広がりに少し欠けたような印象を受けます。

実際の所ラストも広がるというより後ろ向きな終わり方でしたよね。

物語開始時点では、この特捜班がそれぞれの特殊能力を活かしてこれからどういった活躍をするのか?という点に、僕は少なからずワクワク感を感じたんですが、ストーリーのテーマの中に、それぞれの登場人物が過去の自分とどう決別するか?というのもあったので、少し残念な内容でした。

潜入捜査のうまいバランス型刑事西島秀俊、鼻のきく爆弾魔のおっちゃん、元凄腕ハッキングクイーンのお姉さんも特技を活かした活躍というよりも、ただ所々の小さいな場面解決するためのツールになっていましたね。

どうせだったらそれぞれの圧倒的な能力を活かしてのどんでん返しや頭脳バトルを見たかったですし、エンターテイメント作品として数字もとれたような気がします。

最終回のテーマも結局国は守ってくれないというのが根底にありましたが、これだったら特に能力を持たせなくても変わり者の集団というだけでよかったんじゃないでしょうか。

全編キャスティングがよかった

貶(けな)してばかりでもいけないので良かった点を挙げると、やっぱりキャスティングが素晴らしかったですね。

と言っても特捜班側じゃなくて犯人側です。

もちろん特捜班側もいいキャスティングだったとは思いますが、今回のドラマは犯人側にいい役者さんが配置されていたということが見てて一番気になったし感心しました。

最終回の犯人の金子ノブアキ君(ご存知の方も多いでしょうがロックバンドRIZEのドラマーで関ジャムなんかに出てたベーシストkenkenのお兄さんです)といい、決して演技派とは言えないかもしれませんが全体的に印象に残るような犯人がこのドラマには多かったような気がします。

僕は俳優さんに関しては有名どころしか知らないんですが、名前は知らないけどどこかで見たことあるような方が多かったし、あえて微妙に顔の売れていない俳優さんを使っているのかなというのを感じましたね。

このあたり「貴族探偵」とは全く逆のアプローチですね。

終わってみれば敵が小粒だった

最後にストーリーについてネタバレしない程度に触れてみると、前述したように登場人物が順番に過去との決別をしていくような描き方をしていたせいか、どうもストーリー的な大枠がなかったような気がします。

スタート当初はテロリズム対策として特捜班が組織されたような感じで、そのメインの相手は高校生達?を首謀者とする平成維新軍だったはずですよね。

物語の途中では少年院から出所した兄弟が捕まりそうなる瞬間お互いの頭を打つという衝撃の展開もあったりして、ここまで洗脳できるなんてこりゃどえらい集団を相手にしてるな!と感じ、面白くなってきたなと感じましたが、最終回に行く前に彼らいなくなるし・・・(汗)

あのスタート当初の大物感は結局どこへやら?って感じで、西島君メインの回もカルト教団はただの殴り合いするだけの団体だったし、最後の金子ノブアキ君も結局単独犯ですよね。

国に不満を持つ新しいタイプのテロリズムにどう対処するのかを描くのかと思ったら、最終的には国に翻弄される愛国者達に若干テーマ変わってて、なんか目に見えないストレスを感じさせる展開でしたね。

やっぱりワンクールの中で平成維新軍との戦いを中心に置いて最後まで進むのが正解だったのではないでしょうか。

映画化、続編は?

最終回は最近のドラマにしては珍しくバッドエンド調の終わり方でしたが、予想されたような映画化のアナウンスがなかったですね。

最近フジテレビの調子がよくないので、おそらく世間の予想を見ながらというような感じがしますが、全体的な印象としては設定が独特でおもしい(ただスタート時点ほどの面白さはない)ドラマだったので続編は映画ではなくドラマなりでシリーズしたほうがいいような気がします。

ただ、フジテレビ(製作は関西テレビです)はこのドラマの何がウケているかはおそらく分かってはいないでしょうね。