ドラマ「小さな巨人」登場人物全員共感できない(感想)

小さな巨人

ドラマのTBSの得意枠

TBSと言えば他局がドラマで苦戦する中、放映前は対して話題にならなかったのにいつの間にか世間を賑わすHIT作品を作り出すなど、どちらかと言えばテンプレート型ドラマの得意なテレビ朝日とはまた違った路線の脚本や演出のドラマの作り方で視聴者を楽しませてくれる放送局ですね。そんなTBSの人気枠である日曜夜9時から「小さな巨人」という刑事モノのドラマが始まったので取り上げてみることにしました。(画像引用:TBS「小さな巨人」公式サイトより)

奇しくもフジテレビでも火曜9時から刑事が主人公のドラマ「CRISIS 公安機動隊捜査隊特捜班」が始まりましたが、さてさてどちらが世間的にウケがいいのか興味深いところです。

ところでよく間違って「白い巨人」と検索するのですが、当然「レアルマドリード」が出てきますね。そりゃそうだわ(笑)

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「小さな巨人」とは

2017年4月16日からTBSで日曜夜9時に放送されているドラマです。「半沢直樹」や「JIN-仁-」などの他数々の名作を生み出している得意な時間帯ですね。

主役は役者としてのブレイクより先に鈴木京香の恋人として騒がれた遅咲きの苦労人長谷川博己(はせがわ ひろき)、その脇を香川照之安田顕岡田将生などが固めるなど、この枠独特の男くさいキャスティングになっていますね。

あらすじ

長谷川博己演じる主人公は警視庁の花形である捜査一課に所属するエリート警察官でしたが、ある日元上司との会食中にとあるトラブルに巻き込れ出世の道を断たれ、所轄の警察署に左遷されます。元々警視庁の人間として所轄の警察署の人間など眼中にありませんでしたが、それが逆の立場になり、さらにはその新しい所轄内で大物の誘拐事件が起こります。そこに警視庁の人間が大量に乗り込んでくるのですが・・・というお話です。

このドラマには元になる小説などがないようでどうやらドラマ用に書き下ろされたオリジナル脚本ということです。

キャラクター設定をもうちょっとハッキリしてほしい

さて第一回を見た感想ですが、内容としては「半沢直樹」や「下町ロケット」のような雰囲気のどちらかと言えば男性を中心に描いた無骨な感じのドラマでしたね。こういう雰囲気も嫌いじゃありません。演技の下手なジャニーズも出てこないし、下手な色恋もないので素直にストーリーに集中できるのはいいと思います。

主人公の長谷川博己に関しては若干キャラクターとしては薄いかなとは思いましたが、香川照之や安田顕などどちらかと言えば濃い演技をする安定した演技力のある役者さんが脇を囲んでいるのでバランスは取れているとは思いますし、キャスティングの段階で期待していたとおりの中身でした。

しかしながら率直言うと、無骨な刑事たちの警察内の権力闘争みたなのを描くという内容はよかったのですが、残念ながら登場人物全員に共感ができません。いかにもこれからどんでん返しやりますよというよな雰囲気(実は敵だと思っていた人が味方で、味方と思ってた人が実は敵)が、どうもキャラクター設定を中途半端にしており曖昧にさせているような気がします。言ってしまえば彼らの行動に説得力や自然さがありません。

恐らくこれから登場人物が主人公にとってどっちの立場の人間なのかということが描かれていくために、わざとそういう雰囲気の描き方をしているのでしょうが、まず主人公にしても最初は捜査一課で透かしてて所轄何か相手にもしなかったのに、いざ所轄にいくと急に所轄で頑張るぞ!とやる気だし男になり、そうかと思えば一瞬で昇進のほうに心が揺らぎ、そうかと思えば妻とのとってつけたような会話でまたクルリンパ。こいつは何がやりたい・・・。

香川照之は現場の叩き上げで、現場重視の熱い刑事なのかと思えば、主人公を持ち上げるフリをしてしっかりと突き落とす。アンタなんで主人公にだけ冷たいのかしら?

岡田将生は出世を狙っているから捜査課長の香川照之の腰巾着(まではいってないが犬かな?)というのは理解できるにしても、若干年の離れた主人公とは直接ライバル関係にならんのだろうから、そこまで課長にすり寄らなくていいんでは?

所轄の安田顕に関しては現場一筋の刑事というベタな設定はいいとして、他の所轄の刑事たちと比べて明らかに浮いている。てか所轄の刑事が全員バカで使えない設定って露骨すぎる。

と、いった感じで出てくる人間の動きが何かにつけて引っかかってしまうんですよね。恐らく香川照之や岡田将生もこのまま完全には敵ではないんでしょうが、何かこぅスッキリしない感じで肝心の事件の真相とか裏事情が頭に入ってこないんですよね。

第一回では事件にはさらに真相があるというような描き方してましたが、それより香川照之がなぜあんなに長谷川博己にあんなに冷たいのかソッチを説明せんかい!と思ってしまう内容でした。

雰囲気は無骨なんですが、やっていることはネチネチしててなんか女々しいドラマなんですよね。次見るかは微妙です。