BPOがテレビをダメにする

「MOCO’Sキッチン」ついに「オリーブオイル使いすぎ」とBPOからダメだし?

今日は朴槿恵(パク・クネ)大統領罷免のニュースとともに見出しのような興味深いニュースが飛び込んできましたね。

朝のワイドショーの人気(もしくはネタ)コーナーとして有名な速水もこみちの「MOCO’Sキッチン」がテレビ関係者も戦々恐々としていると言われるBPO(放送倫理・番組向上機構)に取り上げられたとして、すでにニュースサイトだけでなくSNS系メディアなどの各所で報道されたり、記事がならんでますね。(僕も取り上げましたが)



実は寄せられた意見の一部を公開しただけ

今回詳細をまだ把握していない方のためにネタ晴らしをしておきますと、今回のニュースはいつものように番組内容について卑猥だとか下品だとか、事実を捻じ曲げている内容でBPOから勧告・クレームがきたというわけではなく、2月にBPOへ視聴者などから寄せられた1700件近くの苦情・意見のうち、公開されものの一つとしてこんなのがありましたというものらしいのです。

おそらくBPOがこの話題について慎重に議論していたり問題視しているわけでもないようで、例えるならスーパーなどでお客様の声みたいな投書箱ありますよね、そういうのが一部掲示板に張り出されますが、そういうのとまったく同じ状況なわけなんです。

しかしながら、どうしてここまでニュースやブログのネタとして取り上げられるのか、それはBPOという組織が現在のテレビ番組に多大な影響を与えているからに他ならないでしょう。

BPOとはどういった組織なのか

昔はそうでもなかったと思いますが、最近は特に番組がBPOで審議に入ったというだけでかなり話題となります。最近ではとんねるずの石橋貴明がMCをつとめた特番で、必要以上に下半身をネタに笑いを取っているということで問題視されたと言われましたね。

果たしてこのBPOってどういった組織なのでしょうか。かつては精神科医(現在は活動家?)として有名な香山リカさんが委員の一人だったということは僕も知っているのですが、改めてwikipediaなりで調べてみました。

目的と立場
BPO規約第3条「目的」において「本機構は、放送事業の公共性と社会的影響の重大性に鑑み、言論と表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理上の問題に対し、自主的に、独立した第三者の立場から迅速・的確に対応し、正確な放送と放送倫理の高揚に寄与することを目的とする」と掲げている[1]。

2007年6月20日衆議院決算行政監視委員会において、民放連の広瀬道貞会長(当時)は「放送事業者は、いわば、BPOの判断というのは最高裁の判断みたいなもので、ここが判断を出したら、いろいろ言いたいことはあっても、すべて守っていく、忠実に守っていく、そういう約束の合意書にNHK及び民放各社がサインをしてBPOに提出しております」と述べている[2]。審理にあたっては当事者双方の意見聴取を行い、主張の正当性についての証拠確認、証人尋問、補充調査等は行わない。

2007年12月4日衆議院総務委員会において、BPOの飽戸弘理事長(当時)は「BPOの役割は、番組を監視して罰するところではないということもやはり国民の皆さんにしっかりと、あくまでも放送事業者自身が自主的にさまざまな問題を解決していく、そのためにBPOは応援していく、視聴者と放送局の仲介をするところであるということを国民の皆さんにも周知して知っていただくということが必要だと思います」と述べている

(引用:wikipediaのBPOについての記事一部)

上の部分がBPOについてその組織の意味合いをよく表していると思いますが、NHKだけでなく各民放局もサインしているという内容が興味深いですね。つまりは血判状にサインしてしまっている以上その決定には絶対従わなければいけないということなんでしょう。

テレビは免許制なのでこの組織を脱退したり、無視することはまず無理でしょうね。

BPOが番組の質を向上させているのか?

現在のテレビ関係者は上記のような理由からかかなりBPOを恐れていると言われます。

僕も最近のBPO関連の話題をすべて覚えているわけではないのでwikipediaに取り上げられている内容を再び引用させていただきますと

バラエティー系番組に対する見解[35] – 2000年11月29日の記者会見で、フジテレビの『めちゃ×2イケてるッ!』の1コーナー「七人のしりとり侍」とテレビ朝日の『おネプ!』の1コーナー「ネプ投げ」について、「しりとりゲームで間違えた人を罰ゲームと称してメッタ打ちにしており、“暴力的でいじめを肯定している”」(前者)、「女性を投げる際に下着や肌を意図的に見せるのは、“セクシュアルハラスメントや女性蔑視に当たる”」(後者)との苦情に基づく「見解」を発表、これを受けて両テレビ局は、2000年末を以て当該コーナーを中止した。

「血液型を扱う番組」に対する要望[37] – 2004年12月8日の記者会見で、民放の複数のテレビ番組で取り扱われた血液型による性格判断について、視聴者から「非科学的である」、「学校や職場で血液型による差別意識が生じている」といった苦情が寄せられたのを受けて、テレビ各社に対し民放連が定める放送基準の「第8章 表現上の配慮」54条に基づき、放送内容についての配慮を要望した。

フジテレビ「生爆烈お父さん27時間テレビスペシャル!!」[40] – 2013年10月22日、『FNS27時間テレビ (2013年)』において男性タレントが女性アイドルグループメンバーにプロレス技を掛けると共に暴行したとされる問題について、「バラエティー番組も『人間の尊厳』『公共の善』を意識して作られるべき」との見解を示した。

(引用:以上wikipediaのBPOについての記事から見解・提言の一部)

あくまで一部でしょうが、このBPOによって数々の人気バラエティ番組のコーナーが終了したり、番組そのものが消滅したことが上記以外には最近は度々ありますよね。

とくにめちゃイケなんかは多大なる被害を受けていることは間違いなく、最近つまらなくって打ち切りも検討されているのもこのBPOの存在と見解による過激な演出の減少が間違いないでしょう。

個人的にはめちゃイケの中止になったコーナーなんかは大好きなコーナーだったんですが、最近までは子供を使って似たようなコーナーをするなどして対処してましたが、ちっとも笑えませんでしたよね。出演者や制作側もダメなラインを意識しながら番組を作っているのがよく分かりましたが、それを視聴者に悟らせれては面白さは半減ですよね。

過激な演出と言えば、めちゃイケだけでなくロンドンブーツの各番組なども最近大人しくなってしまいますが、笑いのツボはやはり何が起こるか分からない偶然のアクシデントや、誰かが蔑まされたり騙されたりすることによる素の表情が面白いのだと思います。

確かにしりとり侍なんかや爆裂お父さんのコーナーなんかは一見過激で頭のお固い連中にはムっとされるかもしれませんが、世間話なんかをしててもアレをやり過ぎだという意見何かまったく聞きませんよね。ヤフコメなんかを見てると辛辣な意見も目立ちますが、正直あそこが世間の声でフラットな場かというと?ですよね。

だからですね、ワイドショーなんかではそういった分析はしっかりとしていて上記のような問題にも寛容な意見も出しているとは思いますが、今の時代番組側でもデータ放送で視聴者の意見をリアルで集めることが可能なんだから、こういったのをうまく開示してリンクしながら番組作りを進めていけば自浄作用もはたらき、BPOに対する対抗意見として成立するとは思うんですよね。

番組を作る側でも委縮するばかりだけでなくこういった工夫は見せてもらいたいとは思いますが、現状、昨日の記事でも書きましたがこのままだとテレビは終わりだと思いますので、今後テレビはなんらか変化を見せてもらうことに期待しましょう。

最後に一言

BPOクソくらえ

これが言いたかっただけです。(笑)