ブラック企業にしない、就職しないために気をつける5つのこと

ブラック企業

ブラック企業はなくならない

いよいよ今日から4月を迎え新年度を迎えました。進学して大学や高校に進みどんなバラ色の学生生活を迎えるか期待に胸を膨らませている学生さんたちもいれば、学生を卒業して就職し、初めての社会人生活を迎える方たちなんかは、ドキドキと不安の両方を抱えた中のでの新年度となっていることでしょう。

すでに就職して新生活を迎える方には手遅れかもしれませんが(笑)、今年就職活動を始めたリ転職を考えている人のために、バリバリのブラック企業体験者の僕が自分の体験を入れながらブラック企業独特の傾向みたいなものを語っていきたいと思います。

経営者や幹部クラスの人には、自分の会社がブラック企業にならないためにも参考にしていただければと思います。



中小企業である

かつて僕は関西で8年ほど社会人生活(接客業で店長してました)を送っていました。

当時働いていた会社(従業員最大時100人ぐらい)は元々学生アルバイトとして働いていた会社で、特に見返りもないのにバイトのくせに売上上げる気は満々で、店長にアイデアを出しては採用され、お店も会社も絶好調でした。そんな甲斐もあってか、最初はマネージャー、次は課長、そして最後は社長と三顧の礼(笑)をもって強烈な勧誘を受け、会社に引きずりこまれる形となりました。当時はやったことに対して成果が出るということが単純に楽しかっただけなんですがね。

ただ調子がよかったのは最初の一年ぐらいで、別部署の飲食事業のイケイケドンドン政策が失敗し傾いたため、僕のいた好調な事業部がその影響をモロにうけて迷走し始めました。本来の事業とは全く関係ないお米なんかを売り始めたわけなんですが、入社して最初から店長待遇だった(今考えると勇気ある会社ですね)ため数字も出てたし自由にやらせてもらってたんですが、トップが現場に場違いな指示をだしはじめてからおかしくなりました。

結局、個人的には会社にかなり評価してもらっていたのですが、若さもあって退職しました。迷走は現実となって僕が退職後1年半でこの会社は潰れます。

この会社は今考えれば休みもあまりとれずボーナスも途中から出なくなっていたのですが、今思えば比較的自由にやらせてもらっていたので、ブラック企業ではないと思います。よく休みが取れない残業が多い、給料少ないというのがブラック企業の定義のようにされますが、会社から評価はしてもらっていたり、ある程度の自由があるならこの定義は完ぺきではないような気がしますね。

ただ問題は実家(西日本です)に帰ってからです。この会社を退職した後、とりあえずお金もなかったので実家に帰って就職したわけですが、関西で働いていた会社が実家では全く知名度がなかった(関西ではグループ会社は結構有名です)&就職氷河期とぶつかるという痛恨のタイミング、あと僕がどちらかと言えば自由に自分の力を発揮しやすい中小企業志向だったため、うっかり大企業をスルーして転職活動をしてしまいます。これがそもそもブラック企業スパイラルの幕開けでしたね(笑)。

個人の力が発揮できるという小回りのききやすさが中小企業の武器なんですが、社長や上司が自由にやらせてもらえないとそのメリットは死んでしまいます。つまり会社が小さくなれば小さくなるほど直属でなくとも上役が減っていくわけです。そうなると、上司と合わなければほぼ詰みなわけですね。(ただこの逆はあります)

最初の会社はある程度総務課やマネージャー機能が比較的しっかりしていたので、自分の味方をしてくれる上司もある程度いたので自由にやれていました。あれか15年近くが経とうとしていますが、僕はもしかしたら最初の会社や上司にかなり恵まれていたのかもしれません。

ブラック企業としてのポイント

休みがないのがブラック企業ではない。事業規模が小さいと上司と合わない、アホだと解決策がないし、助けてくれるだけの人材がいないので終了確定。

社長や直属の上司が営業出身

次に、ぼくがいくつか働いてきた仕事の中でブラック企業だなと思った時にほぼ共通していたのが、社長や直属の上司が営業出身ということです。そういえば最初の会社の人たちはバリバリの接客業経験者が多く兄貴肌の面倒見のいい人ばかりでしたね。

営業出身はとにかく数字で勝負していますので、とりあえず営業力がある人は出世します。だから上司やある程度の役職についていることや独立して自分で会社を経営していることが多いんです。

ただ、この営業出身者というのは一兵卒として優秀でも人を動かすのが苦手な傾向がある気がします。僕なんかは元々接客業の店長として働き始めたので、いかにバイトや部下の社員を動かして自分の分身をつくり同じ方法を向かせてみんなでがんばるかというアプローチをとっていたのですが、営業にこの考えは通用しません。

はじめてやる仕事だろうが、仕事は見て盗め。分からないことはとりあえず聞け。俺の数字を取るな。

これが課長ぐらいでとまる営業出身者の思考なので、その上司が営業出身者だった場合チームは全体でやるというよりも個人的な仕事の集合体となるので、一旦成果は上がっているように見えますが、人間関係はギクシャク、頭で理解してから仕事をしていた業種の人は間違いなくはじかれるので、結局同じような営業タイプの人間しか残らなくなります。

ブラック企業としてのポイント

直属の上司や先輩が営業出身者だと危険。はじめてやる仕事で何も教えてこなかったり、説明がない、質問すると舌打ちされるなどのサインがでればそれはブラック企業の足音・・・。OJT(仕事は仕事の中で覚えろ)なんかのキーワードが出てきたらやばい。

会議が多い、先輩社員が発言しない

僕も元々接客業をしていましたが、バイトや若手社員(僕も若かったですが店長だったので下がいました)を集めて月1回ぐらい会議をやっていました。

しかしながらその目的は、若い子たちにどんどん発言させて、それを採用し本人に実行させることにより仕事に責任を持たせたり、新しいアイデアを発見することが目的だったわけです。(僕ってホワイトですねw)

これがブラック企業だとどうなるか。

会議が多い、誰も発言しないし発言してもイエスマン発言ばかり。とにかく上司が発言しないから自分も発言しにくいんですよね。なぜ発言しないか?それは言っても無駄というのがもうその職場に蔓延しているわけなんですよね。

それだったら発言せずにとっと会議を終わらせて自分の仕事を早くしたい、こんな思考が全員に流れているような気がします。

ブラック企業としてのポイント

会議がやたらめったら多い。社長もしくは上司しかしゃべってない会議ばかりが行われるのは、ある種のご機嫌どりタイムです。打開策として反対意見やアイデアがあれば発言してみるといいでしょう。そのアイデアに対して真剣に議論が行われればホワイトでしょう。

ただし、社長はなるほどなるほどになっていても、中間管理職や先輩社員は総じて余計なこと言いやがっての雰囲気がでてくればあなたはブラック企業に勤めている可能性があります。

新入社員の歓迎会がない

最近のゆとり世代の人たちはこの手の飲み会はあまり好きではないかもしれませんが、新入社員の歓迎会が行われない場合は危険です。

それは常に新入社員が入ってくる&そしてすぐやめるため、やるのが無駄なのでやらないという可能性があります。お酒が得意ではないのでヤッター!ではありません。

歓迎されてないのかもしれないのです。

ブラック企業としてのポイント

ここで間違ってはいけないのがお別れ会です。ブラック企業にもかならず社長や上司のお気に入りの社員というのが必ずいますので、お別れ会だけはしっかり行われます。ここは混同しないように注意しましょう。

ただこういったお別れ会をしてもらう社員は実はその上司に全然なついていなかったということが多いんですけどね(笑)

常に誰かが恫喝されている

自分には優しい上司や社長が、ある社員に対してのみ厳しいってことはありませんか。これはですね、その人たちがサイコパスなのです(笑)

僕がいた会社でもそうでしたが、いつも理不尽な理由で怒られている社員がいる。→うわー可哀そう→退職→新たな人が怒られ始めれる→退職→(繰り返す)→自分が理不尽な理由で怒られる→退職。

こんなことが行われるのがブラック企業なんですよね。こういったのはホワイト企業では考えられないでしょうから、なぜ前の会社を辞められたのですか?と聞かれても、どう説明しろと?ってなってしまいます。

ブラック企業としてのポイント

こういった人間がいるのがブラック企業の特徴です。他人事だと思ってたらいつの間にか自分の番にまわってきますので、出来る上司だとおもっていてもサイコパスな部分を感じたら注意が必要でしょう。


ブラック企業というといつも社員を募集しているとか、自分の先輩がどんどん辞めていくというのがよく言われますが、今回はそのサインみたいなものを自分の経験から抜き出してみました。

ブラック企業の定義は色々あると思いますが、みなさん我慢することばかりがいいことではありません。まずは打開するために発言してみる。その発言に対してどこからもキャッチボールが行われないのであれば、サヨウナラの時かもしれません。

ただ、何でもかんでもブラック企業だ!と叫ばないように。

僕の働いていたある会社(IT系)は残業時間が最高月200時間ぐらいでしたからね。しかもこれより上が沢山いたという訳の分からない会社でしたから(笑)。

たまにニュースで月100時間の残業とかと聞くと全然フツーじゃんと今でも感じたりします・・・。