すでにリタイア済!NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」(感想)

おんな城主直虎
(画像引用:NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」より)

前回の記事で「嘘の戦争」の感想を書いたのでついでと言ってはなんですが、現在まだ放送中のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」についても書いていきたいと思います。(ちなみにタイトルにもありますように、僕はすでにリタイア済みです(笑))

去年までは三谷幸喜さん脚本で戦国時代の人気武将真田幸村を主人公として「真田丸」が中々の人気を博しましたね。僕も最近の大河ドラマの凋落ぶりに激オコで最初の数回だけ見て、いずれ見なくなるというパターンも多かったのですが、真田丸に関しては久しぶりにすべて視聴しました。(と言いつつ、前々回の「花燃ゆ」もほとんど見たんですけどね・・・)

さて、今回の「おんな城主直虎」珍しく二作続けての戦国時代ものです。

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主人公の井伊直虎がマイナー過ぎる

以前の豊臣秀吉の記事でも書きましたが、KOEIの大ヒット戦国シミュレーションゲーム「信長の野望」ど真ん中世代の僕ですが、このゲームだけでなく他の戦国時代関係のものもある程度やりこんでますので、そこそこ戦国武将については自信があるつもりです。

しかしながら他の同じような流れで歴史好きになった方も、この井伊直虎については何となく名前は知っているがよくは知らないというのが、ほとんどでしょう。

理由としては織田信長なんかが活躍していたのとは少し時代としてズレます(信長パパの信秀世代)し、井伊家というのが弱小というのが最大の理由でしょう。

織田信長や武田信玄・上杉謙信・伊達政宗・真田幸村なんかを世間の人が誰でも知っている戦国時代の有名武将第一グループとすると、その次に知られてそうなのが、ちょっと歴史好きな人が知ってそうな本願寺顕如とか島津義弘・黒田官兵衛・真田昌幸なんかですよね、この辺りが第二グループとでもしましょうか。それでここからディープになってきますが「信長の野望」やってれば知ってそうなのが、山内一豊とか蜂須賀小六・雑賀孫一・真田幸隆・関東北条家の始祖北条早雲とか、このあたりが第三グループですよね。

で、井伊直虎って個人的にはその次ぐらいだと思うんですよね。やっぱり素材として弱すぎる・・・。

そもそも井伊直虎とは

ま、多少は井伊直虎には知っているつもりですが、いつものようにWikipediaで多少カンニングしてから紹介しますと

井伊直虎は徳川四天王の一人として活躍した”赤備え”で有名な井伊直政の養母としてして知られており、戦国時代中にも数少ない女城主であったことから歴史ファンやゲームなどの素材に取り上げられクローズアップされています。

生誕年は不明ですが、生涯未婚のまま井伊直政が成人するまでその後見という形で井伊家の当主を努め1582年に亡くなっていますね。1582年と言えば本能寺の変が有名ですが、直虎はその後に亡くなっていますね。

直政の父の直親とかつて許嫁だったことを考えても織田信長や徳川家康達とかとは一世代前だったのは間違いないですね。そう考えると信長が確か49歳で亡くなっているはずなので少なくとも70歳前後まで生きたのでしょうか。そう考えると病死で当時としては大往生だったかもしれません。

あと、直虎が女性だったということはあくまでそういう説があるという程度のものですが、当時少なからず姫武将もいたと言われていますし、徳川家の四天王井伊家のエピソードということからも、煙のないところから火は立たないといいますし、個人的にはほぼ女性だったことに間違いないと考えて間違いはないでしょう。(もしこれが間違った情報であれば、歴史の闇に葬り去ると思いますし)

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戦国時代ものの典型的な失敗パターン

戦国モノに夫婦愛やホームドラマはいらんです

まだこのドラマが始まって二か月程度しか経っていなのでいないので、失敗と言い切ってしまってはいけないのですが、すでに視聴率が10%台前半ということを考えると、視聴者には現状受けていないというのは明白だと思います。

最近の大河ドラマが昔のようにやれば高い数字を取れる時代ではないのは分かっていることではありますが、前回の「真田丸」が近年ではかなり成功の部類であったことや、幕末もの肉比べて比較的数字が取りやすい戦国武将を題材にしていることを考えるとすでに落第点だと言えるでしょう。もしかしたら戦国時代ものとしては最低の数字をたたき出すのでは・・・という予感さえします。

なぜもこんなに視聴率が悪いのか、それは確かにターゲットがあまりメジャーな武将ではないという大前提はあるでしょうが、根本的な原因はそこではないでしょう。

個人的な意見ではありますが、最近の戦国時代を題材にしている作品にただようホームドラマ・家族愛路線が鼻につく、戦国モノの肝である緊張感に水を差してしまうところが物語を間延びさせているというのが僕が最近の大河ドラマをつまらなくしているという印象を受けます。

この無駄な脚本や演出がどの大河ドラマから漂い始めたかは、僕の印象では「利家とまつ」や「功名が辻」あたりが諸悪の元凶な気がしているのですが、やはりこれにダメを押したのが「篤姫」(この作品は江戸末期ですが女性主人公という意味で)の成功でしょう。

昔の「独眼竜政宗」や緒方直人が主演していた「信長」、中井貴一が主演していた「武田信玄」などはまだ戦国武将どおしの武骨なぶつかり合いを描いていたような気がするんですが、最近はもう酷いを通りこして、”こんな偶然あるかよ”と突っ込みを入れたくなるような脚本が多いですよね。

最近では「軍師官兵衛」で官兵衛が湯治に行くときに偶然奥さんと出会うとか、「花燃ゆ」では主人公の女の子(名前忘れた:松陰の妹)が一人でいるときに偶然坂本龍馬が訪ねてくるとか、訳の分からない・この描写は一体どこへ向けているのかというような女性が登場するシーンがありますよね。

ズバリ戦国時代ものにそんな家族愛とか無理やり主人公と有名人邂逅させる必要ないですよね。脚本がクソだと言われるパターンてコレだと思うんですよね。

柴咲コウ主演+女性脚本家で誰をターゲットに?

あと今回のドラマの失敗、それは柴咲コウ主演でしょうね。

無理やり女性を主人公にしなければいけなかったにしても、男性ぽい鋭さを感じさせる柴咲コウのキャスティングは分かるんですが、タイミング悪くないですか?

僕にはフジテレビでやってたドラマの「信長協奏曲」の帰蝶にしか見えないんですが・・・明らかにこのイメージ世間的には抜けてないだろうに失敗ですよね。

あと決して表情で見せるタイプの女優さんじゃないから、井伊家当主となっていくまでのプロセスが全く想像できねぇ、というか何だか説得力がない。(すでにリタイアしているから分かんないですけど、ただのじゃじゃ馬にしか見えない)

悪い女優さんじゃないとは思うんですが、やっぱり現代ドラマ向けの女優さんだと思うんですよね。これはNHKというかキャスティングした人間が悪いと思いますね。

最後に脚本。本当にねぇ、女性の脚本家が悪いとは言いませんが、これは平日の夜遅くにやってたような平岩弓枝の時代もの(すみません適当な僕のイメージなんで平岩弓枝さんじゃないかもしれません)じゃないんですよね。

男女の友情や博愛は戦国大河にはいらんのです。騙し騙され武将どおしの化かしあいや、男どおしの深い絆や突然の分かれ、歴史上有名なシーンの再現や、世間にあまり知られていなかった武将のちょっとしたエピソードこそが僕が大河に求めるエッセンスなんです!

だから今度の戦国大河は

激闘 島津四兄弟」 もしくは 「影武者 徳川家康

これでよろしくお願いします!

「影武者 徳川家康」はすでにどっかでやったような気がしますけど、話としてはかなり面白いですし、島津四兄弟もネタには困らないと思うんですよね。

NHKさん次は頼んます。

あと「西郷隆盛」は間違いなくコケると思います(笑)。