突発性難聴の危険性

突発性難聴

意外と多い突発性難聴の経験者

皆さん突発性難聴という言葉は聞いたことありますでしょうか?歌手の浜崎あゆみを始めとして、著名人では元Winkで現在タレントの相田翔子、シンガーソングライターのスガシカオをはじめ、ぱっと調べただけでもたくさんの名前がインターネットを使うと検索結果として出てきますし、この話題について世間話なんかをすると、意外と知り合いがなったという話はよく聞きますね。

浜崎あゆみに関しては不幸にも片方の耳の聴覚が喪失していると報道されていますが、そもそもこの病気がどんなものなのか、またどういった前兆があったり原因が何なのか、そしてこの病気は治るのか?実際にこの突発性難聴を体験した方以外はあまりご存知ないことでしょう。

そこで今回は人生経験約40年。唯一の入院が「突発性難聴」というプロ突発性難聴キャリア(笑)の僕がこの病気について経験則と自分なりに調べたことについてご説明したいと思います。

ちなみに僕は医療関係者じゃまったくありませんので、同様の症状が心配な方は一刻も早く専門家の受診をを受けてください。後述しますがとにかく早く病院に行ってください。


ある日誰でも突然耳が聞こえなくなる

そもそも突発性難聴とは

一般的に片方の耳だけが完全に聞こえなくなります。

お医者さんの先生によると原因が分からない難聴をまとめて突発性難聴というようです(脳梗塞とか腫瘍が原因だとそっちが病名になりますからね)が、一般的には耳周りの血管にウイルスなどが侵入して伝達系がおかしくなったりストレスが原因と言われています。だからどんな人がなりやすいとかなりにくいというタイプの病気ではなく、誰でも突然発症する可能性の病気と考えておいたほうがいいでしょう。

恐らく予防の方法はありません。いかに対処するかが重要です。

前兆&症状

ここからは実際の経験を踏まえながらお話していこうと思いますが、前兆に関しては人によって違うのかもしれませんが、僕の場合はある人突然ある瞬間からザーという耳鳴りがかなりのボリュームで始まりました。

音としては昔のテレビで深夜に何もないときは通称砂嵐が流れていたと思いますが、音としてはまさしくあんな感じです。仕事から帰ってきてテレビを見ていると、なんかザーザーなっているなぁというのがすべての始まりでした。

たまに何か耳がキーンということはあるとは思いますが、あんなのとはレベルが違います。ホントうるせえぇなというぐらいの音です。もちろんこの時点で、今までこんなことは起こったこともないことだったので、次の日に病院行くことは確定です。(ちなみに僕はギリギリまで病院行かない人なんですが、さすがにオカシイと感じました)

そして次の日の朝、前日は仕事終わりに病院に行けばいいのかなと思っていましたが、変更です。あれほどけたたましくなっていた耳鳴りはしなくなっていたのですが、左耳が全く聞こえません。僕は個人的に耳の中が気になる人で比較的耳掃除をしてしまうのですが(本当はしないほうがいいと言われていますね)、耳掃除の棒突っ込んでも何にも音しません。ガサガサも皆無です。ためしに受話器を耳にあててみたら、あら不思議無音といった状態だったわけです。

さぁ、突発性難聴のスタートですよ!

受診

耳が聞こえないという緊急事態だったので予定変更して、お昼に仕事を切り上げて近くの耳鼻科に行きました。結論から先に書きますと、僕の耳が無事復活したのはこの判断が幸いしたと思います。そして行った病院と先生の判断がよかったと言えます。

受診に関しては簡単です。まず耳の中の様子を見て異物がないか確認します。そして次にどれぐらい聞こえないかしらべます。(ただここでは口頭で聞かれただけだったと思います)そして最近風邪をひかなかったかどうかを聞かれます。まぁ完全に突発性難聴という診断だったのでしょう。

そしてここからが奇跡です。この病院に行った日をよく覚えているのですが、金曜日でした。そして突発性難聴の治療となると大病院じゃないと難しいようなのですが、先生曰く「じゃ紹介状書くけど、デカいところだとどこでもいいと思うけど日赤でいい?」となりました。

そして「じゃぁ明日に・・・」と考え込んだところで、ふと考えて「やっぱり今から行って!」となりました。そして「多分すぐ入院なんで準備していって」という風雲急を告げる展開となるのです。

この時の僕、左耳が聞こえないにもかかわらず、人生初の入院にワクワク全開。今考えればお前は小学生かと思う10年前の出来事です。

入院&治療

奥さんも一緒に行ったんですが、夕方前に準備していくと、近所の先生の予想通り即入院となりました。入院期間は最低二週間。そして「明日は頭の中のMRI取りますから、もしかしたら腫瘍が原因というケースも考えられますので・・・、そして耳が再び聞こえるケースもありますが、このまま聞こえなくなるケースも十分ありますので覚悟してください」とのことでした。

この時まではウキウキだったのですが、さすがに腫瘍の可能性を示唆されると現実に引き戻されましたね。初日は個室に入院でした。

そして次の日MRIと聴力検査をしました。結果は暫くしてから出て、白ということでしたので一般的な?突発性難聴という結論がでました。ここからの治療方法に関しては突発性難聴用のテンプレートがあります。

THE 安静

基本本人は何もしないようにということでの入院なのです。次の人は四人部屋に移されたのですが、病院内での基本的な治療法は毎日同じでした。

  1. 朝一にバズーカ級の白い液体の入った注射&採決
  2. 強烈なステロイドを食事毎に服薬。初日は確か8錠で日を追うごとに減っていき最後は確か2錠ぐらいだったはず。
  3. 血圧はかって午前中に病院内にて聴力検査

あとは安静。1週間は風呂さえ禁止。これの繰り返しでしたね。

これは理由があってですね。ステロイドの量がかなり多いそうで、副作用として体の免疫力がかなり落ちている状態になっていたそうなんです。そのため風邪なんかはかなり引きやすい状態になっていたりということでの軟禁状態だったようなんですよね。だからとにかく何もするなというのが治療方法だったのです。

回復

このように毎日この繰り返しだったのでカナーリ暇でした。当時はスマホなんてなかったし、携帯でネットするというのはまだまだなかったのでとにかく本を読んだりクロスワードパズルをやるの繰り返し、それかテレビを見るしかないということでつらかったですね。

そしてどのような回復ぶりを見せるかというと、正直最初の10日間ぐらいは何も変化なかったですね。ここでおもしろかったのは、突発性難聴というのは実際回復するか、また例え回復してもどれぐらい回復するかというのは、時間が経たないと分からないと言われてたんですが、正直この時はすでに左耳が聞こえない状態に慣れてたので、

別に不便だけど死ぬわけじゃないので、まぁ回復しなくてもいいか

と思っていたことですね。

俺メンタル強すぎ(笑)とこの時初めて実感しましたね。

そんなこんなで個人的には楽観も悲観もしていなかったんですが、ある時から変化が見られます。毎日聴力検査をしてたので分かったのですが、それまでヘッドフォンをつけて無音だったのが、ある日突然なにか隙間から音が漏れるような状態で音が聞こえます。

本当にこの時はかすかな音という感じだったですね。そして次の日にはそれが5倍ぐらいになり、そして次の日にはまた加速度的に音は大きくなりという具合でしたね。例えるなら耳に最初小さな穴が空いて、それが一気に大きくなっていくという感じでしょうか。

そして最後の退院の日さらに回復していたのでわかったのですが、その聴力検査の音

超うるさい音がなってるんですけど(笑)

そうなんです。聞こえないほうの耳なんですがかなりのボリュームで音がなっていたようなんですが、それすら聞こえてなかったということなんですよね。

この聴力検査でナースの人に言われたんですが、僕の耳は実は元々かなりいいそうなんですよね。だから右耳が異常にいいけど左耳がそこまでのレベルまでは行っていないとは言われましたが、どおりでよく年寄りから声が小さいと言われていたのはこの際だったんだなと実感しました。(なるほど声の大きい人って耳があまりよくないんだと)

以上のような流れで予定通り二週間程度で一般レベルまで回復することができました。だから入院に関しては脳に原因がない限りはそんなに心配することはありません。つらいのは最初の一週間風呂に入れないぐらいのことです。今はスマホがあるし退屈に関しては大丈夫でしょう。

突発性難聴になった時の注意点

最後まとめさせていただきますと、読んだ方はすでにお分かりかもしれませんが、この病気の治療において一番重要な点はスピードです。

病院の先生も行っていましたが、聞こえなくなった段階でいかに早く対処することが重要なことなんです。浜崎あゆみのケースも聞く限り忙しくてすぐに病院に行けなかったらしいのですが、僕のような突発性難聴の経験者がいれば、無理やり捕まえてでも病院に行かせたと思うんですよね。

だからこの病気は遅くなればなるほど回復の可能性や回復度合いも期待できなくなりますので、耳が聞こえなくなったらできるだけ一時間でも早く専門家の受診を受けるように急いでください。

これが突発性難聴のプロからの唯一のアドバイスです。